第7話

持って来ている?と彼女に聞かれたが、モテはしなくても俺は常にバックに入れていた。

「うん、5・6個はバックに入ってる」

「そうなんだ。少しビールでも飲みましょう・・・喉渇いた」


彼女は冷蔵庫から缶ビールを2つ出すと、グラスを俺に渡し注いでくれる。

俺も彼女に注いで一気に飲み、何て美味い、そう感じた。

「私、ビールだけは好き」

「体を動かしたあとは美味しいね」

「そうそう、特にセックスのあと」



「今、彼女いないんだって?」

「うん」

「優しいし、そんないい道具持ってるからモテルと思うけどなー」

「全然ダメ・・・それに早漏」

「早かったけど、連荘出来るじゃない」

「クンニが上手かったわよ・・・すぐ往かされた」

「そうかなー?」

「自信持ちなさい・・・そろそろ始める?」


そう言いながら、少し柔らかくなった俺のを扱き出す。

「これいいよ。またしたくなるもの」


カウチに座る俺のそこに屈むと、彼女はフェラチオを始めた。

すぐに堅さを増すのが分かる。

「ほら、すぐにこんなになる。ゴム着けるね」


ベッドの上に手を伸ばしコンドームを取ると、また口に含む。

俺の先に口を付け被せて行くのを見ながら、上手いもんだと感心する。

座る俺の膝に乗ると、そのまま入れて来た。


「このままここで愛して」

前後に揺する彼女に俺も合わせ続けた。

俺の首に巻付ける彼女が耳元で囁いた。

「後ろからして」



前の小さなテーブルを俺は脚で押すと、一度外して後ろ向きに座らせた。

上下に動かす彼女の胸を掴みながら、その型で続ける。

「気持ち良くて往きそう」

そう伝える彼女の脚を床に降ろすと、テーブルに手を付けさせ、腰を掴んでピッチを上げた。


彼女の声が段々と大きくなる

「いぃー、あぁーいーの」

「出して、今いまっ!!」

ドクドクと出る感覚に、何ていいんだと考えた。



「どこが早漏?私往っちゃったわよ」

「4回目だから・・・」

「いいんじゃない?最後に一緒に往ければ」

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