引き続きアイス。ツン10~9とデレ9の反応
では、先ほど少しだけ触れましたが、ツン10~9ならどんな反応をするでしょう?
(例:ツン10:デレ0のヒロイン)
※ツンの台詞に〈〉デレの台詞に()を付けていきます
「〈いらないわよ。一人で食べれば?〉」
【解説】
まず、そもそもアイスを受け取りません。
ツンデレにとっては相手の好意を受けることも(デレ)なのです。
そして、基本一緒に行動しようとしません。
嫌いな相手と一緒にアイスは食べないのも無理ないですね。
ペットボトルのお茶などをヒロインに持参させて、相手の目の前で飲む。
アイスを食べる相手と、お茶を飲むヒロインで娯楽を共有できてない仲の悪さをアピールしたりするのもいいかもしれません。
・相手の好意を受け取らない。
・相手と一緒に行動したがらない。
・仲が悪い。
(例:ツン9:デレ1のヒロイン)
※ツンの台詞に〈〉デレの台詞に()を付けていきます
「〈自分で買うわよそれくらい〉()」
【解説】
この場合、(デレ1)はどこにあるのかが重要になります。
ヒロインは、相手の好意を受け取らず自分でアイスを買うと言っています。
しかし、彼女は『アイスを一緒に食べる』ことになりますね。
このあたりがヒロインにとって、相手が「ただの敵、嫌悪の対象」から変わり出す部分です。
たぶん、お互いにアイスを食べながら会話したりすることはないでしょうが『共に行動することがある』これが未来のデレの可能性を広げてくれます。
最後に(デレ9)の状態を1つ見てみましょう。
ここまでくると、いかに〈ツン〉を混ぜるかが難しいですが―
(例:ツン1:デレ9のヒロイン)
※ツンの台詞に〈〉デレの台詞に()を付けていきます
「(ありがと!)〈って、なんで同じ味買ってきたのよ!〉(違う味だったら食べ比べできたじゃない)」
【解説】
―おわかりいただけただろうか。
一見〈ツン〉に見える文句があります。
しかし、なぜ彼女が文句を言っているのかが重要です。
彼女は「相手と違う味のアイスを食べ比べしたかった」のです。
これには「一緒に行動したい」という気持ち、
また、「甘え」や「願望」が強く出ています。
つまり、彼女にとって相手は、「一緒にいたいし、アイスを食べさせ合いたいイチャイチャしたい人」なのです。
なのに、相手のミスのせいでそれができなかった。
つまり『相手に甘えられなかった。一緒にしたいことができなかった』ことに対する文句なんです!
好きだからこそ出る文句は、信頼や甘えの証ですね。
今回はこの辺で。
ツンデレは一歩間違うと「情緒不安定な女の子」になってしまう。
それは言動と相手への態度がコロコロ変わって差が大きすぎるからです。
相手が嫌いだから、行為も受け取らない
相手は嫌いだけど、行為は受け取る
相手は好きだし、行為も受け取る
相手が好きだから、行為が嬉しい
ヒロインの感情と行動。
相手との距離感。
それらに合わせた嫌い、好きで言動を使い分けるのもうまくツンデレを書くポイントです。
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