第2話花島とソープ②

『前回のおさらい』


プリーザに親友のグリソンを殺された花島は怒り、伝説のスーパーソイヤ人になったんだ!


あれ? 発たへん... ...。


威勢よく「おうよ! 二発目もやろうじゃねえか! てやんでえい!」


と言ったドンちゃんも自分のあそこが起たずに「面目ねえ... ...」という始末。


「くそ... ...。俺はまた、失敗するのか!?」


裸で正座させられて年下の女の子に説教された記憶が脳裏をよぎる。


もう、ダメだ... ...。


諦めかけたその刹那、待ちに待った瞬間が訪れる。


トゲトゲで真っ赤なあいつがお馴染みの「ぽぽぽぽーん!」の合図と共に降臨した。


「なぜだ!? 何故、こいつが現れたんだ!?」


そう思った瞬間、胸部になんとも言えぬ感覚がある事に気付く。


そう... ...。風俗嬢が花島の右乳首を甘噛みしていたのだ。


「そうか、俺の『ぽぽぽぽーん』は右乳首だったのか... ...」


人間というのは面白いもので他人の事は理解していても、自分の事はあまり知らない


「そうか... ...。僕には、こんな可能性があったのか!」


ふつふつと込み上げる自信に花島は恍惚の表情を浮かべ、風俗嬢に言い放つ。


「嬢ちゃん。 左の乳首もだ!!!」


それまでの受け身の花島とは違い野太い声が狭い空間に響き渡る。


一瞬、風俗嬢は蛇に睨まれたカエルのようになるが、慌てて言われた通りに左の乳首を責める。


彼女は一応プロ、客である花島に怯んだ姿は見せられなかったのだろう... ...。


しかし、彼女はまだ知らない。


彼女が起こしたのは蛇ではなく獅子だったのだから... ...。




次回

「お前んち、オッ化けやーしきー!!!」



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