第5話 恋のお悩み
爺「今回の幕間にはどこからともなく、お便りが来ておりますので、ご紹介します」
『ペンネーム妖精の卵さんから。
私は今十八歳年上の人に片思いをしています。その人は私の事を子供扱いして全然相手にしてくれません。私はどうしたら相手にして貰えるのでしょうか?』
爺「う〜ん。わしは十八歳下でも三十代じゃからな、全然むしろ嬉しいがのぉ〜。妖精の卵さんは何歳なんじゃろなぁ?
あとは相手にして欲しいってのも色々あると思うんじゃよ。可愛がって欲しいとか、認めて欲しいとか、なんかまぁそういうのがあるじゃろ?
これだけだとなんとも言いがたいんじゃが、一般的な話だと、とりあえず告白してみるってのがいいんじゃないかのぉ? 告白されたら少なくとも意識はするしのぉ……という訳で、女性の意見を聞いてみたいと思います! おいでませ〜」
棗「どうも最近出番のない棗です! 」
爺「棗ちゃん前半出過ぎだったから、これぐらいでいいんじゃ」
棗「でもヒロインですよ? しかもいつの間にか棗お母さんになってます……」
爺「まぁほら、幕間は不思議空間じゃろ? 棗ちゃんも棗役の棗ちゃんで、お母さんではないかもしれない」
棗「何ですかソレ?」
爺「全ては心一つ! という事じゃ。んで棗ちゃん、妖精の卵さんにアドバイスをお願いじゃ」
棗「相手にしてもらう方法ですか? いっぱい話しかけるしかないと思います」
爺「世間には押してダメなら引いてみろというのがあったりするのじゃが?」
棗「棗は立花様しか知らないので……立花様は引いたら絶対に向こうから来ないんで……人によるのでは?」
爺「おお〜まぁな、人による。そうなるわな〜。というわけで妖精の卵さん。今の情報だと、アピールしてみるのがアドバイスじゃ〜。続報待っとるぞ〜」
棗「ガンバレ〜」
続くかもしれない
妙なる不幸の幕間劇 陸 巴夜 @KugaTomoya
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。妙なる不幸の幕間劇の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
実録怪異譚/陸 巴夜
★5 エッセイ・ノンフィクション 完結済 11話
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます