第2幕予告

予告編2 presented by 爺


 第2幕 行進曲マーチ 

    第1章 立花の受難 第1編

 

〜〜♪〜〜(ドラムロールで始まる勇ましい音楽)

 睨み合う両軍

 膠着する戦況


 崩れ落ちる立花

「もう嫌だ……」


 〜〜♪〜〜(流れるワルツ)

 人々の笑い声

「おめでとうございます」

「おめでとう〜新しい王の誕生よ!」


「お前如きが、烏滸おこがましいっ」


「最低だと思います」


 泣きじゃくる棗

「立花様は……大バカです!!」


 ——そして二人の、逃避行が始まる——




「あ〜う〜微妙〜。まぁいいか、いいの。所詮悪ノリ。例えアレ過ぎて血反吐く思いでギャグとコメディを入れようが、人の目に触れなければ問題ない」

女王様

「落ち着きなさい。やはり意味がわからないわ。そして不幸の要素は何処?」

「いや、散りばめてあるじゃろ? 受難じゃぞ?」

女王様

「最後が悪い。二人の逃避行とかダメよ。ダメ、嫌な予感しかしない」

「いやいやいや、手を取り合って二人〜的な終わりもあるじゃろ?」

女王様

(懐疑的な眼差し)

「前回比一・五倍の不幸はあるはずじゃ。何せわしらの出番少ないからの」

女王様

「どうせまた後半あの子ばっかり何でしょう?」

「まあまあ、あの子が出れば安心じゃろ?」

女王様

「私が不満」

「ならばよし!」


Will be posted next month.

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