第321話 狩りを始めよう【クエスト①】
ウィンお姉様とリーヴスラシルが、ギルド登録を終えて戻ってくる。どうやらクエストをやるには、ランクと呼べる物がありそれにあったクエストをやるとの事で、薬草集めのクエストを選んできたらしい。その際に、狩が発生した場合は、倒した時にでるアイテムを持っていけばそれにあったお金とランクアップなどに反映されると言う話を聞く。
「マリアは、その姿で戦うだよね」
「そうですね、三歳児で戦いますよ」
「姫様の守りは、我がしますぞ」
「ありがとう」
マリアが素直に、お礼を言っている。普段なら水色の液体を飲んで行動するからそれなりに動けるが、今の身体だと動ける範囲とかがあるのだろう。
「ウィンお姉様達は、どうやって狩ります?」
「我は、剣か弓で狩りをする予定じゃが……」
「私は、基本的に、弓か魔法かな」
「僕は、魔法を使って、身体を強化してから弓か魔法で戦います」
「せっかくお姉様に、弓をならったのでいかしたいです」
「それじゃー、西の森にいきますか?」
「「は~い」」
魔法で、足に羽を付けて、飛び歩く事をしないようにする。これで、体力が減る事は、回避されて動きやくすなった。そうして、ウィンお姉様とリーヴスラシルの後をゆっくりと付いて行くと大きな森の入り口に着いた。
「ここから西の森に入って行くけど」
「準備は、いいかな?」
「ゆっくり、安全に狩りします」
「そういえば、今回取りに行く薬草類て、効能はなに?」
「打ち身・切り傷に聞くときいてますよ」
「どんな薬草なの?」
「オトギリソウと言う薬草です」
「それを二人合わせて、六十枚取ったらクエスト終了です」
森に入った所で、薬草らしき物があったので、リーヴスラシルに聞くとこれがオトギリソウだと言われ、多めに九十枚取ってクエストを終える。これからは、西の森奥に行きモンスターを狩に行く為に、向かうのだった。
「薬草は、僕がなぞのチャックに入れておくね」と言って預かり収納する。
そして、進む間にもゴブリン、オオトカゲ、クマなどのモンスターを狩りながら進んだ。勿論アイテムを落とすので、きちんと拾って後で、ギルドに持っていく事になっている。
あれから一時間程進んだ場所に、ひらけた場所があったそこに、オークの群れが五体いる事を確認できる。
「マリア、オークがいるわよ、それも群れで……」
「纏めて、倒します?」
「今日は、狩をする為に来たわけだから」
「一撃で倒したら面白くないから普通に、狩して倒すわよマリア」
「我が誘導に回りますからその間に、矢で攻撃して下さい」と行って、オークが居る場所へとリーヴスラシルは、先行して戦いに行った――。
僕は、身体強化をして矢を二本構えて放つ――。オークの足の付け根に刺さり動きを止めた所に、お姉様が、矢を放ち、頭部に矢を突き刺す。
「これで、一体目ですね」
「そうでもないよ、リーヴスラシル君が二体倒してるから」
「本当だ……流石剣は、早いな―――」
それなら『
「マリアずるい魔法使うなんて」
「いえ、倒すつもりじゃなくて……威嚇するつもりで放ったら倒せました」
「姫様は、自分のレベルが高い事忘れてませんか?」
「あっ、そうかなるほどね……」
「レベルと年齢は、関係ないんだった」
どうも七歳児で、狩ばかりしていたから水色の液体を飲まないと力が出ないと思っていたのが間違いで、ステータスは、年齢が関係ない事に今気づいた。
それなら魔法だけで、サクサク狩れる気がしているが、それだとつまらないので、矢で倒すかと言う事になる。
「それなら僕も頭部を狙えば倒せるて事ですね」
「マリア気づかなかったの?」
「はい、気づきませんでした」
そんな中で、一匹残っていたオークは、リーヴスラシルが、念話をしながらとどめを刺して倒していた。直ぐに、血の匂いを感じたオークの群れが湧く―――、今度は、十体もいる群れだった。
「マリア、私に身体強化をかけて、一掃して倒すからお願い――」
お姉様に、身体強化の強力版をかける。すると数本持った矢を放ち――、敵を一掃していく。その数……六体を纏めて、頭部を打ち抜いて行く―――。
敵が崩れた瞬間に、瞬殺で、リーヴスラシルが剣を使って倒して行く。
「ウィンお姉様凄いです」
「姫様、我は、褒めてくれないですか」
何故かリーヴスラシルが、褒めてと言うが、レベルが違うだろうと思いながら褒めると機嫌を直す。一時休憩とばかりに、マリアが焼いてきたクッキーを食べて休憩する。勿論倒したアイテム類は、リーヴスラシルがきちんと回収をしている。
「この奥にいくと、
時間も結構経過しているのと、初心者の狩で来ている事もあり、今回の狩りはここまでと言う事にした。そして、ゆっくりと狩りながら帰りも帰って来て、そのままギルドへと向かう。僕は、途中で別れて家に戻った。お姉様達は、ギルドに到着する。
「すみませんクエスト終わりました」
「おかえりなさい」
「クエストは、薬草収取でしたよね」
「こちらで、宜しいですか?」
「おぉぉ、これは、素晴らしい上質の良い薬草ですね」
「クエストは、六十枚の所を九十枚収集したのですね、ありがとうございます」
マリアからなぞのチャックを借りてきているので、状態が良い物を渡せた。その後その他に狩った物のアイテムをギルドのテーブルに並べていく。
「これは、ゴブリンですね……結構な数ですけど大丈夫でしたか?」
「はい、大丈夫でした」
「それに、これは――、オオトカゲ、クマですけど良く狩れましたね」
「我が、剣で倒したので、問題は無かった」
「そうですか、それにしてもアイテムが状態がいいですね」
アイテムの状態は、攻撃を加える数によって、上質が変わるらしいと受付の人が教えてくれる。順々に、アイテムを乗せていくと?
「こ、これは………、オークじゃないですか?」
「どこでこれを?」
「西の森に、行った際に、出くわしたので狩りました」
「このモンスターのランクは、Dランクで狩れるレベルですけど良く狩れましたね」
「我が前衛で、ウィン殿が弓で攻撃して倒しました」
「数もそれなりに、倒してますが凄いですね」
「それよりも報告があります」
「まさかオークの大群でもいましたか?」
「はい、奥に集落があり、そこに大軍がいたのを確認しました」
「それは、ありがたい情報です」
その話をした後、討伐の為のクエストを作りますと言われて、アイテム類を渡したらなんとランクがFランクからEランクに上がっている事を知る。どうやらオーク討伐と情報で、ランクが上がったらしく無事に、お金とランクを上げる事が出来たのであった。
そして、家に戻りマリアに報告したら、おめでとうと言われて、また狩りに行こうと誘われて一日が終わりご飯を食べてゆっくりとして過ごすのであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます