第322話 狩りを始めよう【クエスト②】
「ウィンお姉様に、リーヴスラシルランクアップおめでとうです」
「次は、上がるの長そうなDランクですね」
「頑張って下さい」
「マリア聞いていい?」
「はい、何ですか?」
「過去に狩っていた材料渡せばランク上がるのでは?」
「確かに上がりますが、有名にならない方がまったり狩できますよ」
「あっ、なるほどねなっとく」
こんな所で、例えばドラゴンの鱗なんて出したら簡単にランクアップ出来そうだけどそれだけ注目人になったら大変だし、面倒だからこのままゆっくりとランク上げるのがいいだよねと一人で考えて納得する。
リーヴスラシルなら一人で、簡単にランクアップ出来るだろうけどやらないだろうな……。
「早く姫様と狩り出来るようになりたいですね」
「リーヴスラシル後二年まって、五歳になれば一応登録出来るらしいからそしたら狩で遊べると思うから」
「マリア後二年なんだね、ならぎりぎり私が十歳だから参加出来そうだね」
「凄く楽しみだよ、マリアと色んな所に遊びに行きたいもん」
三人で、狩り出来れば幅も広がるだろうし、ダンジョンにも行けるだろうし凄く楽しみだ。その頃までに、お姉様は、どのくらいランク上げてるのかが凄く楽しみだ。
「今日は、何して狩るの?」
「オークは、ギルドで何とかしてくれるみたいだから」
「ランクを落として、薬草集めをしながらゴブリンの村を倒しに行こう」
「どこかにありましたけ?」
「姫様に言われて調べ解きました」
「東の森に、古く人が住んでいない集落に、かなりの数を確認している」
「ウィンお姉様、そこを狩りしましょう」
「今回のクエストは、ゴブリン壊滅をしに行きましょう」
「昔マリアとした事があるね」
「あれは、小さい集落ですけどね」
懐かしい話が出た……まだ僕が、狩を始めた頃の話だなあの頃は、まだ若かったと言っても今も十分若いだけどねと一人頃を呟いていると?
「マリアが準備できたらギルドに行こうよ」
「僕は、まだデビューしないよ?」
「家の近くの森で、木の上に乗ってまってるからいってらっしゃい」
こうして、僕は、木の上で待って、お姉様達はギルドに行くのだった。そう言えばあの容姿なのに、良く声をかけられないだなと内心思っていたが、小さいしそれはないかと納得する。
「おはようございます」
「あら、おはよう」
「今日も狩に着ました」
「今回は、どんなクエストしますか?」
「こちらの紙に書いてある薬草収取とゴブリン退治の二つのクエストをやりたいのですが、二つて大丈夫ですか?」
「クエストは、今のランクでしたら三個までは、受けれますので問題ないです」
「それならこの二件をお願いします」
「はい、受領しました」
「ありがとうございます」
「そう言えば、昨日言っていたオークですが、さっそく確認したらありました」
「それで、今日に、クエスト作り結構な方々がクエストを受けにいきましたよ」
「また何か見つけましたら宜しくお願いします」
「こちらこそありがとうございました」
これで、クエストを二件出来るようになったからマリアと狩りに行けるな、良し今日も狩りを楽しむぞと思いながらリーヴスラシル君と一緒に、マリアがいる所に戻る。
「マリア戻ったよ」
「ウィンお姉様、おかえりなさい」
「暇だったから薬草集めておいたよ」
「はい、これでしょ?」
「オトギリソウ、キハダ、ダイコンソウを見かけたから九十枚ずつ収取しといたよ」
「オトギソウは、分かるけど他は?」
「大丈夫薬草だから持っていっても大丈夫だし、喜ばれるはず」
「すまないね~~」
「良いだよおまえさん」
「ハハハハハハ」と二人で笑う。
「それじゃー、姫様狩行きますか?」
今回の薬草は、オトギリソウの効能は、打ち身・切り傷であり、キハダの効能は、打撲傷に効いて、ダイコンソウの効能は、強壮・発汗・むくみ・糖尿病に効く事をお姉様とリーヴスラシルに簡単に説明してギルドに戻った時でも聞かれても大丈夫なように話し合ってある。
「東の森に、ゴブリン以外て、いるの?」
「そうですね、途中でたまにオークが居る時がありますが、昨日倒しておいたので、もしかしたらいないかもです」
「さすが、リーヴスラシル君だね」
「やる事が、早くていいね」
確かに、森に入ってからモンスターで、強いのにはあたらず簡単に集落についた。そして、準備を始める。リーヴスラシルは、集落の奥にいそうな大型系を見にいきながら倒していくと言っていた。
「マリア始めるよ」
「はい、準備します」
二人とも身体強化をかけて、遠くから弓を構えて、ゴブリンを順々に倒して行く、狩で倒していたのでそんなに難しくなくさくさく狩りが出来る。アイテムは、帰りにリーヴスラシルが拾ってきてくれると言っていたので、問題はなく狩りだけに集中できる。
「リーヴスラシル君が言った所、なにか騒がしいけど何か居たのかな?」
「そうですね、念話で聴くかぎりオークロードがいたらしいですけど、終わったと言ってます」
「良かったね、ロードで王だったら面倒だもんね」
「リーヴスラシルなら楽勝だと思うけどね」
これで、ゴブリンは、壊滅して倒される。今回ロードが居た事も説明しとかないと駄目だねとお姉様達と話した結果ギルドに報告する事に決まった。
「そろそろ時間だし戻ろうか」
「リーヴスラシル君帰るよ?」
帰りは、ゆっくりと帰り……僕は、途中で別れて家に戻る。お姉様達は、そのままギルドへと向かう。
「すみません、戻りました」
「あっ、おかえりなさい」
ギルドの受付嬢が、声をかけてきてくれる。この人が、私達の担当になったウィルク・ラフィールさん、担当になった時に、ラフィールと読んで下さいと紹介を受けている。
「ラフィールさん、今回報告があります」
「何か居ました?」
「東の森に、ゴブリンロードが湧きました」
「えっ、ロードいたのですか?」
「直ぐに、編成を組まないと大変ですね」
「あっ、それは大丈夫です」
「へ、大丈夫とは何かあったですか?」
オークといいロードといいなんでこんなに騒ぐ事なんだろう、マリアと前に狩りした時のモンスターに比べたら倒せるレベルのはずだけど基準がなにか違うのかな?
「リーヴスラシル君が、倒したので大丈夫です」
「倒せたんですか?」
「我がとどめをさして倒しておるぞ」
「これが、ロードを倒した後に拾ったアイテムじゃぞ」
「確かに、これは……ロードのアイテムです」
受付嬢のラフィールさんは、会話をする度に、驚きが多くそんなに珍しい事なのかと思ってしまう程だった。それとも二日目でこれだけ倒しているから驚いているのかと少し思うのだった。
それとゴブリンが、大量にいたのでと、なぞのチャックから大量のアイテムを机の上に置いて並べる。
「凄い量ですね、数を数えますので、少しお待ちください」と言われて待つことに……。
「ゴブリン討伐数が、二百五十八体とロード一体に、薬草がオトギリソウ、キハダ、ダイコンソウの三種類が九十枚ずつですね」
「凄く状態がいいのと、キハダ、ダイコンソウは、希少な物なのでとてもありがたいです」
「お金は、金貨二枚、銀貨八十枚、銅貨五十枚になります」
「受取下さい」
「それで、ランク何ですが、まさか二日間連続でアップしたのは、珍しくびっくりしています」
「Dランクアップおめでとうございます」
「そんなに、簡単にランクアップしても大丈夫なんですか?」
「簡単じゃないですよ、上がったきっかけが……ロードが大きいですね」
「これは、期待の新人がでましたね」
「私も嬉しい限りです」
思っていたよりも簡単に、ランクが上がってしまった。これは、マリアと考えアイテムを出さないと簡単にランクが上がって行くきがしてならない事に、今気づくのであった。
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