第317話 お爺ちゃんとお出かけしよう【ピクニック【後編】】
さて、お昼も食べたし、行く準備しますかと、皆のお弁当箱を回収して、なぞのチャックに、入れていく、このチャックの凄い所は、自動収納機能で、入れた物を整理して入れてくれると言う機能だった。デザートは、甘いお菓子だったので、それなら妖精の山に、行って食べても問題ないだろうと言う話になり、それは、個人で、食べてと渡してある。ウィンお姉様は、冷たいうちに、食べると言って、食べてたかな? 感想は、美味しかったと喜んでいる。
「マリア、この苺大福美味しかった、中の苺、餡子が、絡み合っていて、美味しかった」
「それは、良かったです」
「おやつは、上に行ってらまた渡しますので、そろそろ登りましょう」
ウィンお姉様は、おやつは、別腹らしく、あれだけお昼食べても食べれると言うのだから凄い、リーヴスラシルは、食べた時に、暖かいお茶が欲しいと言っていたので、入れてあげると、幸せですと言っていたきがする。確かに、大福と緑茶は、あうけどね……。
「マリアちゃん、ここからは、儂らの後に、ついて来てくれ」
お爺ちゃん達の後をついていく形で、後ろに並ぶ、お姉様、僕、リーヴスラシルの順番で、並び上に登っていく――。
そして、数十分歩いて行くと、急に空気が、変わったように、甘い香りがし始める。凄いフルーツの香りが、鼻をくすぐるように、匂ってくる。
「うわぁぁ、甘い香りが、するね、マリア」
「そうですね、ウィンお姉様」
二人で、甘い匂いに、感動していると、リーヴスラシルが、そろそろ何かいますと伝えてくる。
「ウィンちゃん、マリアちゃん、そろそろ着くぞ」
上に、登りきると、大きな果物の森が、広がっている。遠くに、小さいフェアリーが、集まって、食事をしている。
「ドライアートのサクラは、おるか、ダイトカイトが、来たと伝えてくれ――」
いきなり、森が、ガサガサと動き出したと思ったら、そこから綺麗な木で、出来た人のような人が、あらわれる。そして、ゆっくりとダイトカイトお爺ちゃんの所へと来た。
「お久しぶりです」
「ダイトカイト様」
「サクラよ、久しいのう」
二人は、仲の良い知合いのようで、手を取って握手をしている。その握手をした瞬間に、妖精、フェアリー、可愛い動物達が、集まってきた――。
「そこにいる、三人の少女達は、娘達か?」
「いや、儂の可愛い孫が、二人と、孫の従者じゃよ」
「そうか、そんなにも時間が、進んでいるのじゃな」
「確かに、着たのが、何百年ぶりじゃから」
「お主は、見た目が、変わらんな」
凄く、綺麗なドライアートさんは、ダイトカイトお爺ちゃんを友人のように、話をしている。お爺ちゃんとは、どんな知合いなのかが、気になった。そして、他のお爺ちゃん達は、フェアリー、妖精達と話をしているが、知らない言葉で、話している。凄く、気になった。
「白銀の髪をした子が、凄い感じで、こっちを見ているが、もしかして、言葉が解らないのか?」
「そうじゃな、妖精、フェアリーの言葉が、分からないかもしれない」
「なら、すまないが、こっちにきてくれるように、言ってもらえないか」
どうやら、お姉様、僕と、リーヴスラシルに、用事がある事が解り、お爺ちゃんに言われた通りに、お話をし始める。
「初めまして、ウィンモカ・フォルトと申します、ドライアート様、宜しくお願いします」
「フォルト家のお孫さんじゃな、次の紹介の時は、フォルトは、つけなくて大丈夫じゃよ」
「初めまして、マリアンローズと申します、ドライアート様、宜しくお願い致します」
「初めまして、マリア様の従者をしている、リーヴスラシルと申す、ドライアート殿、宜しく」
「リーヴスラシル殿は、我と同じくらいか、それ以上としを取っていると、見えるが……」
凄い、喋っているだけで、リーヴスラシルの事を解ってるみたいだった。
「我は、敵意などは、無いゆえ、普通に、して下さい」
「それなら、一人、一人に、術を使うので、おでこを貸して下さい」
そして、一人、一人に、おでこに、術を施していくと、何かを唱えているのが、分かった……、終わってみると、不思議な事に、精霊、フェアリーの言葉が分かったのだった。
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