第290話 母方の知合いと種族の新規出会い【おまけ⑪【語り部】】

 ユウキ君にポーションを渡してとお母様から知り合いのお姉さんに渡してもらいこっちは、ガゼフお兄様が娘さんに飲めるように、ミルクに近い状態の物を渡す。


 そして、メンバーの内の三人が店の奥にある部屋を借りて、念話にて会話を飛ばし『せ~の!』で飲み始める。


 フェアリーローズの手からユウキの口にミルクの様に吸ってもらう。かくじにまかせて、しばらく時間が過ぎると?


 始めに、大きな声が聞こえたのが、フェアリーローズさんの声が全体に聞こえる。


 「何これ、これが私の弟が大きくなった時の姿て事よね、いまでも十分可愛いいのだが、どう進化を遂げたのか凄く少女に近い男の娘になっている!」


 そんな声が聞こえてくるが次に、ガゼフ兄様の方は、凄く静かだった。


 気になって顔を見に行くと瞳は、ガゼフお兄様の様な綺麗な瞳をしており、髪の色と全体は、母親になった僕のお母様の妹さんであるエルフィークォーン様の幼い頃に、凄く似ている。更にびっくりな事だが、声が凄くハスキーで、吟遊詩人が出る様な声が聞こえてくる。


 先ほどまで時が停止したかのガゼフお兄様は、化石と化している。そんな事を知らないまな娘は、『パパ大好き!』と父親の方を向きこれが、初めての言葉なのだから驚きだった。


 ルナレーギーナなる娘は、不思議そうに、父親の頬を摘まんでは、面白い顔を作っていると? ガゼフお兄様は、どうやら、『ルナレーギーナなのか?』


 「そうだよ、パパの娘であり、ママの子だよ?」ルナレーギーナと言う名前の由来は、月姫と書いてそれを、この世界にない言葉であるラテン語を使い考えて可愛い女の子に育って欲しいと皆で話し合った結果最終的にに選んだのが由来となっているだよね?


 「ルナレーギーナ・ルシファーて、パパがつけてくれた名前だよ?」


 ガゼフお兄様が、あんなに真剣に悩む姿が凄かった事も娘であるルナレーギーナに伝える。ガゼフ君は、もうこの話は、終わりだと食堂に向かってしまう。


 そんな背中に飛び乗りぶら下がるように、べたべたな娘も向かっていく―― ウィンお姉様とお揃いのゴシックロリータ系の服に着替えて僕とお姉様も向かうのだった。


 そんな後ろから、姉様いい加減離れて、皆食堂にむかってるからと言う声が後ろから響いて聞こえる。お母様が仕方ないとフェアリーの耳を摘まみながら食堂に連れて行く。


 記念すべき皆の集まりと言う事で、各々の国の食事を注文したり、娘達と息子であるユウキ君も料理作りに参加したりする場面も見られる。


 そんな中ウィンの視線は、妹にベタベタするユウキと言う子が凄く気になった、勿論恋愛ではなく、私の可愛い妹に近すぎと言う意味だったりする。


 「マリアンローズちゃんて、転生者だよね? そうだけど、あなたに何か関係あるの? 転生者同士仲良くしようよと近づいてくる。 僕は、満面な笑顔で、初めの印象が問題だった事も含めて、興味がない事も告げると彼は、年月は長いから頑張ると訳の分からない事を言い出すしまつだった。」 


 フェアリーは、スノーに話しかける。 「私の弟だけど、初めの問題以外では、問題けど? 将来の相手にどう?」 と昔馴染のスノーに、話しかけるとただ一言だけ 『却下(きゃっか)』とだけ言われる。 


 「なぜにぃぃぃぃ~!?」とびっくりしている。


 「仲間で親族作るのは、ガゼフ君でいいかなと言う理由と、家の娘に将来の相手なんて言葉は、フェアリー家の一族とガゼフ君の一族敵にでもなるき?」と言われる。


 「将来私よりも優秀な子になる事も解ってるし、他に何か不満な事あったら教えてよ?」


 「一つは、今のマリアには、戦っても勝てない事と二つ目は、私とかと同じ身体に封印をして力を封じている事もあるけど、あの状態で戦ったとしてもユウキ君て子は、絶対に負けるだろうからお勧めはしないかな?」


 「? そんなに、強いのマリアちゃんて……」


 「強いのもそうだけど、最後の一つが絶対にクリア出来ない条件かな?」


 「最後の一つは、結婚する為の条件として、私達の一族を倒せたら? 告白だろうが、結婚だろうが出来ると思うけど……」


 「無理でしょ?」


 「あ、そう言う意味ね……」


 「確かに、無理かもね……」


 「それって、この前の私に言った参加の話だもんね、ユウキには、悪いけどダイトカイト様を敵には、まわせないわね」


 そんな暖かい目で、二人が調理する場所を見ている二人だった。

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