第105話 お爺ちゃんの家に長くお泊り【外で召喚魔法にてイベント②:後編1】

 『皇帝神歌櫻弩乱舞之界迦』と言葉が放たれる――


 一瞬周りが真っ暗な闇えと広がるり、何も無い無の世界へと変わり果てる――


 僕は、試しに『ライト』を使うが、魔法が発動したのにも関わらずもやもやとするのが見えるだけで、光らない――


 この放たれた物は、魔法を無効化に近い物にしてしまうのだろう……


 少しずつ霧が晴れたように、光がかいふくする――ダイトカイトお爺ちゃんの姿が見えない?


 ルシファーは、大笑いしながら直接ダメージを食らったのだから何かしらあると思ったけど跡形なくなるんて、知らなかったけどこの魔法使ってなかったし、こういう効果がある事が解ったから良い実験になったよ?


 その間にも、傷を癒す魔法をかけていくと?


 異常状態以外は、傷が塞がっている――次の一手を唱えようとすると?


 両脇腹に双剣が刺さり『『グサッ!』』と音が鳴る――


 「何が、起きたんだ我の身体に――そして、ゆっくりと振り向くとなんと!


 ダイトカイトお爺ちゃんがルシファーに背を向けた状態で、双剣を刺している。


 ルシファーの口から声が漏れる『グハッ!!』身体の臓器かなにかに傷がはいったのだろう……


 口から多量の血を吐き出し、右腕の裾で、口の周りを拭く――


 「きざまぁ~ 何をしたんだあの一瞬の間に、気配なんて感じなかったのに――」


 「それは、儂も長く生きとるからスキルをちょいと進化させた技を披露したまでじゃ――」


 「『秘剣縮鬼斬』と言った所かの~」


 僕も全体の気配と、お爺ちゃん達の場所を把握していたはずなのに、ダイトカイトお爺ちゃんがあそこから出て来るとは、まったく予想が出来なかった事に驚いている自分が居る。


 ダイトカイトお爺ちゃんは、そのまま剣を引き抜き二枚の天使の羽を切刻みまた消えたかと思えば僕の目の前に居る。


 斬られた羽二枚は、地面に投げ捨てる様に置かれる。


 僕は、気になったので、ダイトカイトお爺ちゃんに質問するのだった。

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