第104話 お爺ちゃんの家に長くお泊り【外で召喚魔法にてイベント②:中編3】

 ルシファーは、翼を大きく全体に開き魔法を放つ――


 『神階王天聖燐』光の粒子が千個流れ星の様に、降り注ぐ――『ダブル桜花天魔』と言葉を放つ――


 今度は、粒子の周りに重なるように、ピンク色の宝石が『神階王天聖燐』内に吸い込まれて拡大する――


 ダイトカイトお爺ちゃんは、双剣を回転させて攻撃の軌道をずらし、そのままルシファーへ攻撃を仕掛ける。


 『鬼華乱舞皇帝紅』と叫ぶと双剣が紅の炎ように、真っ赤にきらめきルシファーに攻撃をする――


 ルシファーは、とっさに剣を出し止めるが止めきれず左右の足に傷を負う――


 『天使乃息吹』と受けたと同時に、魔法を唱える――傷口が半分くらい回復する。


 それでも、切れた場所は、火が付いたように、赤く焼けて燃えている――状態異常が両足にかかった状態になる。


 少し顔に歪みあ見れるが、翼の羽を大きく羽ばたかせて天空と呼べるくらいの高さまで一気に昇る――


 傷は、状態異常もあるが少しずつ回復していくが、次の攻撃をする為に、両手を開き魔法を唱える――


 右の手には、『古の紅魔水晶』を左手には、『勇華烈風石』を発動する。


 この輝きに満ちた光を持て――


 我の戒めに心を溶かせ――


 夢物語を砕き刃となりし異心の海峡――


 王射尽くす闇の輝きを終結する物なりて――


 我ここに誓う――


 我ここに唱える――


 我ここに解く――


 紅魔の定めを縛る荒野の闇――


 天空を櫻遺志被る天照陣魏を持って、我ここに願わん――


 『皇帝神歌櫻弩乱舞之界迦』と言葉が放たれる――


 一瞬周りが真っ暗な闇えと広がるのだった。

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