寝ながら睡眠学習【紅編初級二】

 お風呂に入ってポカポカした状態で眠ってしまった僕は、夢の場所に来ている。

 不思議な感覚がする。

 何故か、紅精霊様が、僕を抱っこしている。

 そんな中で、語りが始まる。今回は、火について攻撃魔法と防御魔法についての話が始まる。

 お話と言っても頭に、映像が流れていく。

 ご先祖様が、前から精霊様達が、自然のことわりを各属性事に、指示しそれを自然へと変換していく教えてくださり、それが、どんなふうに変わるのかとかの意味をどうすれば、変換が出来る条件を満たしどうするのかを細かく説明してくれる。


 それが歴史を刻む。

 丁度、二千五百年前狐族の初代が、季節の変わり目について疑いを持ち始めてから調べる事で辿り付いた場所がこの平原だった。

 自分の見た事が無いものが動いている。

 それが見えている。

 更に触れる事も話をする事も出来ない状態だった。

 そんな話の途中で、紅精霊様が、哺乳瓶に、水色の色をした透明な液体を僕に、飲ませてくれた。

 僕は、それが何かも知らず、グビグビと飲み込み始める。


 ――その時に奇跡が起こる。


 それを飲み続けた瞬間に、出来事が起きる。

 さっきまで見えなかった者達が、いきなり見え始める。

 妖精とよべる可愛い生き物たちがじつは、人の形に近い者だった。

 液体は、信頼の証だったらしく試練と言う意味でもありそれを受け入れた事で、妖精たちは、真の姿を見せるのだった。


 その後、お話が続き、精霊様から色んな事と知識を学び時間が過ぎる。

 そんな中で、過去の話が、頭の中に、イメージとして映し出される。


 私は思う、ここに新しい里である狐の民を作ろうと、でも私は、一人しかいない。

 どうすればいいのかと思いふけていると、偶然なのか一人の黄金髪をもつ狐に出会う。

 彼女は、精霊様から生命を貰い貴方に会いに来たと。

 私は、精霊様の力を持つ者。

 きっとあなたと良い関係になれば発展する要素が見つかるだろうと彼女が、静かに語りかける。


 そして、数年の年月が過ぎた頃に、その娘と出会った男が、結ばれて子供を授かり。

 村に、初めてとなる男の子が生まれた。

 名は、ダイトカイト……、私のフォルトを付ける。

 ダイトカイト・フォルトとなる。

 この時代は、子供同士の絆に近く男が生まれる。

 その後、女の子が生まれて年月が達と兄妹で結婚というのが、不思議と当たり前になる。

 世間一般的には、禁忌ともされたらしいが、儂らはそれを知らなかった。

 禁忌と言う呪いは、寿命を延ばすと言う事が後々わかる。


 そして、十代目あたりから街を広げ。

 他の狐族の娘と交わり子をなして親戚を作り新たな仲間を増やしていく。

 十二代目は、違う集落や違う土地にでかけ仲間と呼べる狐族探しへと旅立ち無事成功を収める。

 これによって、家族以外と親戚以外の赤の他人である町の狐族が出来ある。

 そして、子供を作りを繰り返し長は、そこの守られし者とあがめられ今に至る。

 普通は、黄金の髪を持つのが普通だったが、例外が生まれたそれが僕だった。

 家族の皆は、黄金の金色の髪の毛だが、僕は、白銀の髪の毛をして生まれた。


 これは、精霊様になにかしらの関係がみられる事だとされる。

 僕には、精霊様が全六属性が使えるうえで、同じ力がみられて、その力を受け継ぐ様に、生まれ変わりと思われるくらい似ていたらしい。


 そんな魔法、歴史、狐族の種族についての話を聴いて、今回の勉強が終わりに近づいた。

 そんな中で初級魔法は、今の話の中で過去にできた産物として、長年使っていた精霊魔法を映像と見せてくれる。

この映像により、さらに、僕は、また新しい魔法を学び覚えていく。

 活用方法は、また次回ねと呟きを聞いた。

 僕は、精霊様の温もりを感じるまま眠りについたのだった。

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