家族団らんまったりと…①
朝になりふと目が覚める。
すると揺り篭をのぞきこむように、お母様の顔が見える。
夜に聴いた本の内容と夢で出てきた出来事について、言葉で伝えると凄いわねと褒められる。
大きくなったら時は、お母様にりっぱな魔法使いで、家事全般ができるような大人になるねと、笑顔で微笑みながら話す。
有難うと笑顔で返してくれたお母様だった。
お母様は、ウィン、マリアの二人の娘と、楽しく家庭料理を教えてあげたいわねと嬉しそうに語ってくれる。
「あ、マリア起きたの?」
「マリアおはよう」
お姉様から元気な挨拶が、僕のお耳に聞こえてきた。
お母様から、私の得意なお菓子とかも伝授したいわねとお姉様と僕に嬉しそうにお話をして下さる。
お母様のお話だとお父様は、村の人達と集会があるらしく、用事があると言って朝早くから出かけていない状態だった。
その為か三人の内緒話となった。
そして、お話が終わり、二時間くらいたった頃に、お父様が、家に戻って来た。
「ただいま~」と帰ってくるお父様。
愛しい娘達の頬に軽くキスをして、お母様の唇にもキスをする。
「「「お帰りなさい」」」と三人同時に、お父様に声をかける。
お父様は、ちょいと風呂を沸かす為と斧を持って、マキを割ってくると庭へと出ていく。
「お姉様からこれからお風呂なの?」
「そうだよマリア」
お姉様からマリアとお母様の三人で入ろうよと話す。
それから少し時間が経った頃に、お父様がマキを割り終わり戻ってくる。
するとお父様の口から「そろそろお風呂が沸くから」と言われる。
家族水入らずで、一緒にお風呂でも入ろうよとお父様からそんな話題が出るが、三人からは、拒否する言葉が……。
娘達と三人でガールズトークしながらゆっくりと浸かるから駄目よと断りが入る。
ところが珍しくお父様が言い返してくるが、内容が酷かった。
「お前ガールズて歳かよ」といつもは言わない言葉が出てくる。
それを聴いたお姉様からお父様に一言が呟かれる。
「お父様の発言は、流石に最低ですわね」と言われて
それを聴いた僕は、お父様の目を見つめてボソッと呟いた。
「そんな最低なお父様なんて嫌いです」ときっぱりと言った。
お母様からは、ユウト……、後でじっくりと楽しい話がありますからと微笑み。
何故かお母様の後ろの影から黒いオーラが見えた。
お父様は、半分涙目で、その場を去りながらチラチラこちらを振り返りながら見るが、誰も声をかけない。
立ち去るまえに、一言呟いてからその場を去っていった。
「次回は、三人一緒に、入ってもらうからな!」と遠くから、そんな声が聞こえてくる。
たぶんお母様の黒い影のオーラが怖かったのだろう。
何があるかは、僕には、解らないがお父様……、最後にならないように、頑張れと祈る。
お湯が沸いたので、服を脱ぎ始める。
僕は、何も出来ない為、お姉様にまかせきり上から上着・肌着・スカート・白とピンクの縞々パンツを脱ぐ。
何故か、ニーソは、脱がず僕の服を脱がしてくれるが……。
何故か靴下だけは、残るの? と疑問をした顔でいる。
僕は、靴下の裸で小さい狐の尻尾が見える。
普段は、服の下に隠れている。
お姉様は、ニーソで裸でくるっとまがりふわっとした狐の尻尾が見える。
お姉様のお歳は、今年で7歳になるらしい……。
さすが、お母様の血筋であって、7歳なのにAカップくらいありとても可愛らしい。
お母様は、着やせするタイプだったみたいで、脱いだらすごかった。
そして、何故かお母様も靴下は、脱がなかった。
狐族の儀式かなにかなのか不思議な顔をしていると?
お姉様から理由を聞かされる。
「あのねマリア、お風呂場まで行くと裸足だと寒いから行きはニーソ履いていくんだよ」と言われる。
お風呂に入れば温まるから、普通に歩いて出て来れるんだけどね、と付けくわえられる。
僕は、お母様に抱っこされながらお風呂場へ……。
その間お母様の胸が、顔にあたる……。
お姉様が息苦しそうにしているのを見て、代わりに抱っこしてくれる。
お姉様の肌は、とてもつるつるしていて少し柔らかくとても甘くて、良い香りがした。
そんな感じで、湯船近くまで来ると皆靴下とニーソをぬぎぬぎしはじめる。
お風呂場は、すごくりっぱで、洗う場所が三か所もある。
僕は、お母様に、洗う場所に、連れてかれ洗ってもらった。
お姉様は、何か不思議な元気の出る歌をうたいながら頭を洗う。
お姉様が身体を洗っていると? こっちに近づいてくる。
「お母様、背中洗って――」
全身に泡がついた状態で、尻尾は、ゆらゆらとゆらしながら、嬉しそうに近づてくる。
仕方ないわねとお母様は、お姉様の背中を洗い、そして、お湯を流す。
温泉の様に、大きな場所で、三人とも体と頭を洗い終え湯船へと浸かる。
お風呂に、入り3分程経つと?
僕のお腹が……
「くぅぅ~」と、音がなり、お母様にお腹すきましたと呟くとどこから小さな椅子を湯船に入れている。
お風呂入ってるし、マリアは、私がいればどこでも飲めるからと言って、お風呂からあがり近くの石に座る。
ここでごはんだよと胸を近づけて僕が口をつける。
そのままお母様の乳からミルクをゴクゴクと飲んでいた。
お風呂場で飲む事が、初めての経験だなと思った。
思い返してみれば親が事故にあって、祖父と祖母に育てられ大学まで行って育ち。
更に振り返ってみると母親と父親は、世界を飛び回る仕事が多かった事もあり、よく祖母の家に預けられて、粉ミルクを飲んだ時の写真を見せてもらった事が写真の中に残っている。
これが本当の幸せな家族なんだなとしみじみ思いながら吸っていく。
それを見てたお姉様が、何か美味しそうとお母様のもう片方の乳を吸い始める。
お母様は、甘えん坊ねとと呟いた後で、何故か笑っている。
そして、僕は普通に吸っている。
そんな中で、お母様は、息をはくように呟いた。
「マリアが生まれて来た時に、凄い勢いで飲んでた時以来だわ」
「こんな気持ちになるなんて……」と呟いている。
流石に熱かった為か、数分が経ち身体に赤みが出てきており少しのぼせたかもと言って、風呂から完全に上がった。
皆の体は、お湯の熱さでまっかに火照る。
タオルなどないので、そのまま脱衣所へと戻る。
そして、着替える。
今でも不思議な事と言えば何故かお姉様は、ニーソから履き、次に肌着、上着、そしてパンツと履き、次に、水色と白の縞々パンツ、ヒラヒラのスカートをはく。
僕は、可愛らしいピンク色のベビー服を着た。
お母様が着替え終わると、さっきまでの脱いだら凄いわよて状態が、普通の状態になっており、お母様も可愛らしいヒラヒラ系の服を着ている。
可愛らしい人だなとあらためて思った。
お風呂でさっぱりして、リビングに戻りゆっくりした僕は、お腹がいっぱいになった事でそのまま眠りについた。
眠りにつくまでの間は、お風呂最高と呟いているのだった。
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