第2話

皆が私を呼んでいる。

「陽葵!起きてよぉ!」


この声は優衣・・・

悲しんでるの?

良い親友持ったな。私。

「ゆ…い…」


何とか声を出すことができた。

でも、しっかり出すことはできない。

「陽葵・・・?起きた?やった!」

って喜んでくれる。

それだけ、心配かけたんだ…

「ごめん…ね…優衣」

「陽葵ぁ~良かった。起きてくれて…!」


そこから、私は担当の先生から話を聞いた。


倒れた時に頭を打ってしばらく包帯を外せないこと。


私はある病気にかかっていたこと。


病気の副作用で、足や手の麻痺があること。


そして、




余命6ヶ月ということ。

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私と私 @katodesu

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