第1話

私(加藤陽葵)は小さい頃から親が居なくて、お母さんの知り合いのおばさんの家に引き取られることになった。


私は元々人見知りで、おばさんとは2年たって仲良くなれた。

それまでおばさんはずっと私を待っていてくれた。


私が小学校に入学して、すぐに親友(山口優衣)が出来たことはキセキだった。


それから6年間、いろいろな人と出あって、馬鹿やって、遊びに行って、授業出て、歌って、走って、夢が出来て、好きな人が出来て、別れて。

いろんなことあったって今思う。

そんな私の夢はバレーボール選手。友達に教わったバレーボールが大好きでなろうと思った。皆は凄く応援してくれて。

でも、そんな楽しい日々も今日で終わり。


おあばさんが仕事の都合でここ(静岡県)を離れ、日本1の都会、東京へ行くことになり、来週引っ越す。

皆は一小一中ってことで皆同じ中学に行く。

ここは田舎だから人数も少ない方で、一クラス25人の2クラス。

49人は同じ中学。1人は東京の中学。

初めに出てくるのは「寂しい」の一言。

親友の優衣とも離れ離れになってしまう・・・

だから、おばさんに無理言って携帯を買ってもらった。

これで、少しはマシだろう。


って思ってたけど、今、私は生死の境目に立っている。


亡き父と母に会いに行くか


それとも夢に向かって突き進むか



どちらを選択すれば私の「幸せ」が来るのか

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