初めまして、無糖紅茶と申します。
風待月さんの仰る事も尤もだと思います。確かに、地の文無しの会話のみで小説が成立するかと言われれば、否と答えたくなるのも分かります。
しかし、です。
以前なろうの方で、「ほぼ全て会話なのに小説として成立している、高い評価を得ている小説」を見てしまった身としては、完全に否とは思えませんでした。
URLを追記します。
これを見て、風待月さんがどうお考えになるのか、参考までに教えていただけますでしょうか。
https://ncode.syosetu.com/n4142ek/1/
作者からの返信
あぁ~、この作品ですか。
これはこれで自分もスゴイと思います。
というか、自分もレビュー書いてますし。
で。この作品は、自分の創作論ではフォロー不可能な例外になってしまいます。
自分の文章は基本的に、浅く広く無難、「正解ではなくとも間違いではない」「80点以上にはならなくても赤点は逃れられる」という方針で書いてます。
例の作品は、それから思いっきりはずれた個性的なものなので、適応外とするかしないのです。例外をいちいち拾い上げていくと、際限なくなるので。
この作品のように、セリフのみでの展開は、やろうと思えば確かに可能です。
ですけど短編レベルの文章量だからで、10万文字以上の長編には適応外にせざるをえないのです。
あの作品は、一環した内容になっていますが、話が独立している短編集なので、そこが違います。
その辺りの根拠を挙げていくと1本文章を書けるので、端折って感覚的な話に留めると。
お笑い芸人コンビが行う漫才やコントは、長くても15分くらいです。
放送作家の真似ごとをして、その台本を2時間ドラマに拡大させてみてください。
もちろんセットを変えず、出演者も変化なしです。
単発のネタを複数続けざまにやるのではなく、1本のネタを8倍のセリフ量にするのです。
大半の人は2倍に書き足す時点で投げ出しますから。
完全なト書き台本のようなのは絵がないとわかりませんよな……