第62話 ぼくの考えたグノーシス神話

 存在しないものを創造した至高神がそのつがい教会とともに至高神の世界にあった。

 流出した哲学者が至高神を知ろうとしたため、哲学者は半身を失って非在に落ちた。その時、宇宙が創造された。

 その宇宙で人類が知恵をもった時、人類には生まれながらに魂の半身がなかった。哲学者は不死として生きていた。

 至高神から流出した知恵から遣わされた聖霊が、すべての人類の魂の双子となり導き、すべての人類は失われた魂の半身を見出した。それは天使だった。

「ナザレのイエスの特別扱いはうんざりだ。あいつくらいに善良だったやつなら歴史上いくらでもいただろ」

 天使と結合した人類は至高神の世界に帰った。哲学者はゆるしと結合し、至高神の世界に帰った。聖霊のつがいは知恵であり、結合して至高神の世界に帰った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る