アイビー

わかりたくない

君の言うことなんか


見たくもない

君の頭の中なんか


大切なんだ君のことが

なのにどうして

そんな憎らしい目で僕を見る?


僕らはどこで間違えたのかな

幼い頃には同じ絵本で夢を見れたのに


あの頃から違っていたなんて言わないでくれ

君のことが大好きなんだ

大好きなんだよ、本当に

だからどうか

そんな敵を見る目を僕に向けるな


汚れた手なら洗えばいいじゃないか

ボールを投げ込んだあの家に謝りに行った時みたいに

一緒に行ってあげるから


わかってやりたかったよ

君の悲しみを


気付いてやりたかったよ

君が飼っていた凶暴に


間違えたのなら正そうよ

明日のニュースで君がフラッシュをたかれていても

僕は声を大にしてきっと言うから


彼は僕の一番の友達です

本当に、本当に

強くて優しい僕の大切な友達なんです、って

だから


僕はこの手を離さない

このくらいの痛みなら耐えてみせる

正義がそのドアを開くまで

君を離してやるものか

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