第10話「竜」

 ぴちゃり、ぴちゃり、ぴちゃり――。

 背後の階段から粘度の高い湿った音が聞こえてきた。これが森の中でなければ、精々雨漏りを想定するところだが、そう都合のいい状況であるはずもない。何より雨も降っていないし、仮に降っていても雨漏りの音は近付いては来ない。

 正一は、指先に魔力を集めながら弓矢を展開、振り返ると同時に魔力の矢をつがえ、そこに居るモノを狙った。

 それは、キノコ型の身体の至る所から釣竿ぐらいの大きさの触手が大量に生えており、それぞれが独立して動き、床に粘液の滴を落としている。

 目に当たる器官は見当たらず、代わりにイソギンチャクのような形状のコブが至る所にあり、そこから女の喘ぎ声にも似た、しかし淫靡さの欠片もない不快な音が絶え間なく流れていた。

 背丈は、平均的な日本人男性と同程度だがその異様な外見による威圧感は、先程のナメクジ馬を凌駕している。


「なんだこれ……」


 直視するのも憚られる異形を前に正一は、弓を構えながら後ずさり、リエラも悲鳴を上げるどころではなく、正一の背後に隠れ、怪物から視線を逸らし続けている。

 しかし人間二人の反応とは異なり、マリモの方は化け物を前に冷静さを失うどころか、むしろ先程よりも強めてさえいた。


「まぁ割と大物だな」


 発言は、頼もしいが今のマリモは所詮毛玉。眼前の化け物と対峙するには、あまりに非力すぎる。

 正一が距離を離すため後ずさると、怪物も距離がそれ以上離れないようにか、同じ分だけ這いずって来た。

 動きは現状速くは見えないが、走って逃げれば屋敷に逃げ込んだ直後の二の舞になりかねない。

 かと言ってこのまま歩いて逃げていては、距離を離す事も叶わないし、何より怪物に追われながらでは地図の入手もままならないのだ。

 それにこの場では逃げ切れたとしても安堵出来ない要因はある。そう、この化け物がどうやって音もなく屋敷に忍び込み、正一の背後を取ったかだ。


「おいお前、どこから入って来た!?」


 念のために話しかけてみるが怪物は、異音を発し続けるばかりで会話が成立しない。

 再度言葉を掛けようとした瞬間、マリモの声が制してきた。


「人語は解せるだろうが、返事はせんだろう。これは人間の言語を下等と決めておるからな」

「なんかむかつくな、こいつ」

「さて。屋敷の探索どころじゃなくなったぞ」


 マリモが言う様にこの化け物が大物なら確かにそんな余地はない。しかし地図を見つけずに外へ出るのも自殺行為だ。

 そうなると取れる最善手は、一つだけ。


「こいつを殺せば万事解決だろ」

「よせ! 今のお前の力では」


 敵の身体は弾力性が強そうだ。

 そしてマリモが言ったようにこの森の化け物は、半端な魔力では吸収してしまう。

 ならばより速く、より強力に奴の身体をねじ切るしかない。吸収の隙すら与えずにだ。

 つがえた魔力の矢に正一はさらなる魔力を注ぎ込む。その形状は、敵を貫き、破砕するイメージ。心中に生じる螺旋の軌跡。

 正一の魔力矢は、青白光に力強く輝きながら、竜巻のように渦巻く膨大な魔力の回転を伴い、放たれた螺旋を描く矢は、音を抜き去って飛来し、怪物の胴体を捩じり貫いた。


「こういう使い方なら文句ねぇだろ。マリモ」


 直撃を受けた怪物の身体は、粉微塵に飛び散り、その背後にあった壁にも魔力の余波で大穴が開けられていた。

 かなりの力を注ぎ込んだ自覚はあったが、それでもこれほどの威力が出るとは予想外で、最も現状に驚いているのは、左肩でその様子を目撃していたマリモであった。


「とんでもないセンスだ。お前を見くびるのは、やめにするよ小僧」


 珍しいマリモからの称賛をくすぐったく感じた正一だったが、マリモの声音は、すぐさま鋭利な佇まいを取り戻した。


「だがな」


 マリモの視線の先、粉々に砕け散った怪物の肉片が羽虫のように寄り集まると、攻撃を受ける前の元の異様な姿を取り戻した。


「攻撃が効力を発揮してもあれはああなる」


 並の生物ならば、即死するのが確実な状態だった。あの一撃で生きているだけでも驚きだがそれ以上にもすぐさま再生します治癒能力こそが筆舌に尽くしがたい。


「うっそだろ」


 勝ち目はなし。これと相対しても逃げる以外の選択肢はないだろう。


「面白かろう」


 だというのに、マリモは実に楽しげにそう言った。


「全然ファニーじゃねぇな」

「俺の口癖が移ったか」

「何とかしろよ。お前強いんだろ」

「お前こそ俺のボディーガードだろ。なんとかしろ」


 何とか出来るならとっくにそうしている。少なくとも正攻法で戦っては千日手の相手。そうなると事前の策を使うしかない。


「逃げる!」


 正一は、怪物に背を向けて、リエラの手を引きながら左側の廊下を走り出した。


「カナメさん! どうするんですか!?」


 リエラから悲鳴のような問いが聞こえるが、現在やるべき事は地図の入手と、館からの脱出だ。しかし階段へ行くには怪物が壁になっているし、地図はどこにあるかまるで見当もつかない。

「ちょいと考え中!」


 正一は、一番手前にあった扉を蹴り開けて、部屋の中を確かめる。だがそこはただの寝室で簡素なデスクと寝具一式以外には何もなく、地図は置かれていない。

 この部屋は外れ。そう判断して次のドアに向かった。


「手分けして探してぇけど、あんなのがいるんじゃ」


 怪物との距離がまだ三メートルは離れている事を確認しながら正一は、二つ目のドアを蹴り破った。しかしここも寝室でやはり地図は見当たらない。


「くっそ!」


 またも走り出し、三つ目のドアを開けるがこれも寝室だ。一体何個寝室を作っているのだろう。そもそもこんなに使うのだろうか。

 残った扉は最後の一つ。ここになければ怪物と対峙しながら反対側の四部屋も調べなければならない。

 ――頼む。

 願いを込めながら正一がドアを蹴り破ると、そこはやはり寝室であった。怪物がなおもじりじりと距離を詰めてきている。まるで弄んでいるかのようだ。

 こうなると怪物を吹き飛ばして反対側の部屋を捜索する以外にない。覚悟を決めた正一が指先に魔力を集中しているとリエラが声を上げた。


「カナメさん! 壁に!」


 正一がリエラの指差す寝室の壁を見やると、そこには木製の額縁があり、中には一枚の地図が収められている。


「これか」


 正一は、部屋に駆け込むと、額縁に手を掛けて外そうとするも壁にしっかり取り付けてあってビクともしない。

 ガラスを割って取り出すのも手だが、中の地図を傷つけてしまう可能性もある。

 地図を傷付けずに地図を持ち出す方法。この世界には暗記以外に存在しないだろうが、生憎と正一の暮らしていた世界にはそういう手段がある。

 正一は、上着のポケットからスマートフォンを起動すると、カメラアプリを起動して地図を撮影した。


「えっ、なに!?」

「なんだそれは!」


 当然スマホの存在を知らないマリモリエラの両名は揃えて声を上げたが、今は詳しい説明をしている時間的精神的余裕はない。


「説明はあと!」


 正一は、スマホの電池残量を確認する。電池は残り一本分。

 まさか異世界に転移させられるとは思ってもみなく、充電し忘れたのが痛い。

 地図を表示して歩くにもそう長くは持たないだろう。


「行くぞ」


 一刻も早くこの森を抜けなければ。だが部屋の出口を怪物の身体がすっぽりと塞いでいた。

 部屋を出ようとすると怪物が塞いでいる。

 正一は、指先に魔力を集め、先程同様に魔力の螺旋が渦巻く矢を作り出すと怪物に向けて放った。直撃を受けた怪物は肉塊へと姿を変えたが、正一を突如虚脱感が襲い、足元がぐらついた、


「大丈夫ですか?」


 リエラが正一の身体を抱き止め、倒れ込むのを阻止してくれる。

 正一を襲った異変。それはまるで濃縮した疲労を数瞬で味わっているかのような、そんな感覚であった。


「なんか……ちょっと疲れた」


 正一が吐露するとマリモは呆れたようにため息をついてから言った。


「当たり前だ。あの魔力の使い方は、本来超高難易度なんだ。出来るだけでもすごいが今のお前の使い方は、魔力のロスがデカすぎる。そのせいであの程度の威力で魔力を大量に消費している」

「あと何発くらい撃てる?」

「お前の魔力から考えるとあと三発ってとこかな」


 あと三発。しかし先程と同じ疲労感に襲われるなら数秒は身動きが取れない。出来る事ならもう使いたくはなかった。

 正一は、リエラの手を取ると、細切れの肉塊になった怪物を跨いで廊下に出る。すると廊下を埋め尽くすように、たった今吹き飛ばしたモノと同種の怪物が正一を目指して行進していた。


「三発じゃ足りないな。どうする小僧」


 やはりこの状況でも楽しそうにしているマリモを無視する事に決め正一は、リエラを抱きかかえると足に魔力を集中して廊下の突き当たりにある窓に突進した。

 窓枠とガラスが容易く砕け、正一とリエラの身体は宙を舞う。足に魔力を集中したのは着地の衝撃を和らげるため。

 二階から飛び降りた際に伝番する衝撃は凄まじいはずだったが、強化された正一の足腰はビクともせず、着地と同時に全速力で走り出した。


「おーやるもんだな」


 相も変わらず正一の左肩に乗って、お気楽に手を叩いて嬉々としているマリモに正一は、殺気を剥き出しにして怒鳴り付けた。


「お前さ! 約束忘れてない!?」


 するとマリモは、とぼけた顔をしながら何かを思い出したかのように手を叩いた。


「ああ。確かにどうしょうもない時はと言ったが、この局面お前なら切り抜けられると信じているぞ」

「もしかしてお前。吹かしてただけじゃねぇだろうな!」

「な、何の事?」

「おい! そこはせめてキョドらないでくれ! 頼むから安寧を与えてくれ!」

「大丈夫だって。この屋敷、幸運にもリュベイルにかなり近い。もうすぐだぞ」


 何を根拠に言っているのか、そう思ってマリモを見ると、マリモは何時の間に取り出したのか正一のスマートフォンを手に持ち、先程撮影した地図の写真を眺めていた。


「てか何でお前操作方法知ってんだよ!」

「お前の頭の中を見た」

「見物料取るからな、今度から」

「非常事態だ。固い事言うな。詫びに俺のもふもふマッサージをくれてやるわ。評判なんだぞ」

「もういい。地図見とけ!」


 正一は、振り返り、追手の様子を窺った。館で遭遇したキノコ触手に加え、屋敷に追い込んだ元凶、ナメクジ馬まで加わって敵勢は数えるのが馬鹿らしくなる大群である。

 捕まれば確実に殺されるだろう。

 いや一思いに殺されるならまだいい。

 しかし、あれらがそうそうまともな死にざまを提供してくれそうとは思えなかった。


「待って! 煤を手に入れないと!」


 しかし無数の怪物に追われている事実を前にしてもリエラの信念が揺らぐことはなかった。

 森や煤の影響と言うわけではない。彼女の目を見れば分かる。心底妹を救いたくて彼女は、恐怖を前にしても恐れていないのだ。


「リエラ、今は諦めろ」


 それでもこの状況で煤を探すのは、物理的に不可能だ。正一は魔力の大部分を失い、森の食べ物か水を摂取している可能性の高いリエラは、何時精神に変調をきたしてもおかしくない。


「でも妹が!」


 彼女の想いを汲んでやりたい。その想いはもちろんある。しかしここで無駄死にする事は、リエラの願いを叶える事にはならない。

 この森で彼女の願いを成就するにはもっと入念な準備と対策が必要だ。そのどちらもが欠けている現状は、その時期ではない。


「だめだ! 一旦体勢を立て直すんだ! 俺は探偵なんだ。君の妹を助ける方法を必ず見つける! だから今は逃げるんだ」

「でも」


 こういう困った時、どうすればいいのか教えてくれるのは、最愛のあの人の言葉だ。


「おばさんが言ってた。危ない状況で逃げないのは臆病だって。逃げる勇気が必要な時もあるって」


 正一が小学生の頃、中学生相手に喧嘩をした事がある。当時から武芸を学んでいた正一だったがさすがに相手が悪く一方的にやられただけだった。

 傷だらけになって帰った正一を待っていたのは叔母からの慰めではなく、げんこつと説教。そしてその後、作ってくれたハンバーグだった。


『死んじゃったらハンバーグ、もう食べられないんだよ?』


 元の世界に帰ってまた叔母の作るハンバーグが食べたい。

 だから正一も今はリエラに良い恰好を見せようと虚勢を張る時ではないのだ。

 どんなに惨めでも生き残っている限り、目的を遂げるチャンスを作る事は出来る。


「リエラ、ここに来る勇気がある君なら逃げる事も出来るはずなんだ」

「逃げる勇気……」

「もうすぐ出口だ!」


 マリモの声に正一は、頷きながらリエラの手を強く握り締めた。そしてそれに答える様にリエラも頷き、まっすぐに前を見つめると、手を握り返してくる。

 あと少し。そんな希望が手の届くとこまで来た時、眼前の大地が突如隆起し、巨大な影が正一たちを見下ろした。その暴力的なまでの威圧感に、正一の足は動きを止める。

 新たに姿を現した怪物は、森のどの木々よりも背が高く、姿はまるで人型のナメクジと言った様相で白くぬめりのある体表に、人間のような体躯をしている。

 頭部は形容しがたい形状だが、既存の生物ならウミウシが近いだろう。それが人間の頭が載る部分にまるまる一匹を乗せたかのような姿をしていた。


「くそ……でけぇ」


 端的に言うならウミウシ巨人と言った所か。その姿は正一の戦意を削ぎ、撃退の意志すらくじく圧倒的な絶望を体現している。

 しかしこの状況に置かれてもマリモは冷静さを失っていなかった。


「小娘……お目当てだぞ。煤へと通じるカギだ」

「これが……鍵?」


 マリモに告げられたリエラは、巨人の顔を一瞥するとすぐさま視線を逸らしてしまった。確かに凝視し続けるには、中々に精神を削ってくる外見だ。


「鍵じゃなくて化け物にしか見えねぇけど」

「これは煤の眷属。これが近くに居るという事は、煤も居るという事だ」


 つまりこれを倒した所で結局煤と言う化け物の親玉が姿を現すという事だ。つまり目の前のこれは中ボス。ラスボスは他に居る。

 これを倒すだけでも厄介だろうに、さらにまずいのは後ろから迫っているキノコ触手やナメクジ馬だ。

数百は居るこれらと、巨大なウミウシを同時に相手にした後でさらに正体も戦力も不明な煤が出てくる。


「くっそ……」


 戦況は、確実な敗北を意味している。

 もしもリエラを見捨ててマリモと二人で来ていれば結果は変わったのだろうか。

 正一があの時、走らなければ森は正一を見逃してくれたのだろうか。

 女の怪物に襲われた時も――。

 上げていけばキリがない。様々な要因が重なって、なるべくしてこの状況になっている。

 あの時にどうこうと言っても始まらないし、この状況が変わるわけでもない。


「しょうがない。助けてやるよ」

「……マリモ?」


 左肩のマリモを見ると彼は、やれやれとでも言いたげに面倒くさそうな顔をしている。


「一回は一回だろう? 借りは返そう」


 そう告げてマリモは、正一の肩から降りると、飛び跳ねながらウミウシ巨人の足元まで行って、顔を見上げながら言った。


「おい。煤の眷属。そして当人も聞いていよう。大人しくここは通してもらう」


 マリモに言葉を聞いたウミウシ巨人は、籠ったような鳴き声を上げる。それは正一が聞いても言語の様な法則性を持っており、どうやら彼ら怪物なりの言語の様だ。

 ウミウシ巨人の話が終わるとマリモは、その内容を理解しているらしく、侮蔑の念を隠そうともせず、嘲笑を浮かべた。


「馬鹿だな。俺がここを通せと言っているんだ。この俺に楯を突くのだけは、やめた方がいい。これは親切心だ」


 マリモの無謀とも取れる強気の態度を受けた巨人は、またも法則性のある鳴き声で答え、それを聞き終えたマリモは唖然とした表情で溜息をついた。


「やれやれ。お前みたいに自分を賢いと思い込んでいる奴ほど扱いにくいモノもない。お前側の理論など知った事か。通せと言っているんだ」


 突然巨人がマリモに右手の指先を向けると、指先が夥しい触手の群れへと姿を変えて、マリモの身体を締め上げた。


「マリモ!!」


 あの巨人の力ならマリモを潰すのは造作もないはず。

 正一が魔力で矢を作り、巨人の頭を狙った途端、


「力づくか。一番希望のない手段に縋りおって」


 マリモの声色にいつもとは比較にならない力強さが生じていた。

 いつもと雰囲気がまるで違う――。


「馬鹿者が」


 マリモが呟いた途端、その身を光の粉塵が包み込み、それが晴れると共に姿を現した存在に正一とリエラは息を飲んだ。

 大木の様に太い四肢と象牙よりも滑らかな爪で大地を踏みしめ、刺々しく隆起した黒い皮膚は如何なる威力も通さないだろう。

 背筋を走る、純白の絹糸のように艶やかな毛。

力強く、城壁をも砕いてしまえそうな太く長い尾。

 その顔立ちは、一般的にドラゴンと呼ばれるものと狼を足して割ったようであり、怖気すら走る気高さと嗚咽を禁じ得ない程の神々しい美を併せ持っていた。

 その存在は、巨人を一睨みすると右の前足を振るい上げ、知覚すら困難な速攻でもって巨人の身体を粉砕する。

 彼は、白い爪に付いた紫の返り血を鬱陶しそうに払うと、口角を上げて笑顔のような表情を浮かべた。


「煤よ。自慢の眷属もこの様だ。大人しく通せ。お前をこうしてやっても構わんのだが」


 マリモの声だった。

 自分が同じ生物と言う枠組みであるという事実をおこがましく思わせる程の存在は、先程まで正一の肩に乗っていたあのマリモなのだ。

 そしてその声と共に、正一の背後で蠢いていた怪物たちは、森の奥へと姿を消し、後に残ったのは巨人の亡骸だけであった。


「さすが賢明だな。行くぞ小僧」


 マリモは正一に視線を合わせると、再び光の粉塵に包まれ、それが晴れる頃には元の毛玉の姿に戻って、正一の左肩に飛び乗った。


「あ、ああ」


 驚愕を禁じ得ない正一と、もはや声にもならない様子のリエラ。

 正一は、今目撃した事が夢ではないかと疑いつつ、リュベイルの街を目指して歩き出した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る