アニメ観賞『機動戦士ガンダム 水星の魔女 PROLOGUE』感想(ネタバレ)
視聴前
『視聴方法もよく分からんし、視なくてもいいかなー(期待値50パー)』
視聴後
『すげー。おもしれー。すげー(期待値500パー)』
大人たちの主義主張の違いによる『戦争』
そして、それに巻き込まれる『少年少女たち』
いやはや、この『PROLOGU』を視た限りでは紛れも無い『ガンダム』ですね。
さらにこの段階ですでに作品のレベルの高さが分かる内容でした。
例えば『演説』の内容と『子供が兵器を操るシーン』をリンクさせているのは見事な構成ですね。そこで疑問を投げ掛けつつ、最終的には父親が『自分の意思』で行動を選択するシーンを見せる。
この三つのシーンを連結させることによって、この作品のテーマがしっかりと表現できてます。一話でこれだけ作品のテーマを表現できるのは製作者が上手い証拠でしょう。
『プロローグ』って言うと本当に作品の導入部分だけを描く作品も多いのですが、今回に関してはまさに『物語の始まり』を描いた内容となってます。
ここで生まれた『因縁』や『想い』が本編でどこに辿り着くのか。
本当に期待値が500パーセントになるような内容でした。
『水星の魔女』というタイトルも最初は『何か微妙なタイトルだなー』と思ってましたが、『PROLOGUE』を視た後だと『ああ、確かにタイトルはこれでぴったりだな』と分かるような作りになってました。
今作は『呪いを操る魔女の物語』なんでしょうね。
だからこそ今回の主人公は『少女』なわけです。
『なあなあ』とか『何となく』とか『ポリコレ』ではなく『必然性』がある。きちんと考えられて作られた作品であることが理解できた『PROLOGUE』でした。
素晴らしいですねー。
後はこの『クオリティ』が本編終了まで続けばいいのですががが(汗)
『鉄血のオルフェンズ』も素晴らしい作品でしたが、その『クオリティ』を最後まで維持できず『書きたいテーマ』を表現できなかったんですよねー。
『ガンダムSEED DESTINY』もいろいろごちゃまぜになって表現したいことが上手く視聴者に伝わらなかった作品です。前作主人公を活躍させたいという部分だけはよく伝わったのですががが(大汗)
小生が『Gのレコンギスタ』を好きなのは、この作品がきちんと『テーマを表現していた』からです。最初から最後まで一貫して一つのテーマを描いているわけです。
まあ、分かり易いかと言えば分かり易くはないのですが、それでも最後まで内容を理解しながら視れば、この作品が何を描きたかったのか理解できるようになってる作品なのです。
『富野監督』は作品で何かを表現することが物凄い上手いんですよねー。
だからこそ人々の記憶に残る作品を作り続けられるわけですよー。
まあ、本人は『Gのレコンギスタ』は失敗したって言ってますけど(爆死)
なので今劇場版をやってるわけです。
やっぱり色んな事情があって最後までやりきるのが大変なんですよ。だいたいは『なあなあ』でやったり『個人的な感情を優先』したりして失敗するわけです。
もっとも『富野監督』とか『庵野 秀明』氏とかのように『周囲をぶっちぎってでも自分のやりたいことを表現できる能力』があれば話は別なのですが、たいていは自分のやりたいことを優先すると『作品の適合性』が取れなくなって崩壊します。
失敗した作品の話を聞くと『一人の人間が暴走して失敗しました』という事例がけっこうあるんですよねー。それを止められる人間がいねーという悲劇。
なので、本編が面白いかはやはりまだ未知数です。『PROLOGUE』の件がなかったようにただの学園ものになるかもしれませんし(汗)
個人的には『コードギアス』みたいな話になるのかなーと予想してます。
小説の『ランブルフィッシュ』みたいな話になる可能性もありますけど。
まあ、内容的には真っ向から戦争を描くという感じにならなそうですね。
技術を盗むスパイ活動を含めた『企業戦争』みたいな感じになるかもしれません。
今の段階では本編の予測は難しいですが、描かれる要素の一つは『新技術』でしょうね。新しい技術が生まれたことによって生かされる命と新しい技術が生まれたことによって失われる命。
おそらくはそういう要素をいれてくるのではないかと予想してます。
つまりは『ヅダ』ですね(違)
ではオチがついたところで終わりまーす。
今から本編の放送が楽しみです。
<ガンプラ寄越せ>
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