読書感想文『ストーンサークルの殺人』(ネタバレなし)

 ゴールド・ダガー賞を受賞したらしい海外ミステリー作品。

 まあ、相変わらず『ゴールド・ダガー賞って何?』という感じですが(汗)


 国内の賞ですらあんまり知らんのに、海外の賞を知ってるわけない説。

 ノーベル文学賞なら知ってますよ。読まんけど(爆死)


 小生が読むような作品はノーベル文学賞を取らないわけです。

 つまり、『自主規制』氏も小生が好きだから取れないという説。


 ぎゃふん。

 

 というわけで今回は『ストーンサークルの殺人』という海外ミステリーの感想です。作者は『M・W・クレイヴン』氏です。どっかで同じタイトルの作品がありそうなので念のために。『なんとかの殺人』ってタイトル多いですからねー。


 肝心の中身はというと『面白かった』です。ミステリーとしての『謎』をきちんと提示しつつ、要点をしっかりと考えれば読者でも『犯人』に辿り着くことができるため、ミステリーが好きならば楽しめるかナーと。


 それよりも素晴らしいのがこの作品の『テーマ性』ですね。この物語の結末まで読み終えたとき、この作品に込められた様々なメッセージに気付くことでしょう。


 この辺りの海外小説のレベルの高さには脱帽ですね。

 逆に言えば気楽に読めない作品が多いということでもありますが(汗)


 まあ、猟奇殺人の話なので最初から気楽に読める内容ではありせんけど。こういう猟奇殺人も日本のミステリー小説より海外のミステリー小説の方が雰囲気が合ってるんですよねー。何でだろ?


 あとネタバレせずに書けそうなことはキャラクターの話ですね。

 分析官の『ティリー』が良いキャラクターです。


 天才だけど社会に馴染めないタイプのキャラクターなのですが、周囲の人間が彼女の発言や行動に振り回されるシーンはコミカルさが強調されて面白いです。

 

 うーむ、ネタバレしないで書くとこの辺かな。

 途中だれる場面もありましたが、最終的には良い作品でした。


 続編が翻訳されたら買う予定です。

 では、次はネタバレありの感想です。


 なるべくぼかして書きますが、まあ、それでも読んでない方は読まない方がいいのではないでしょうか。やはりミステリーの感想は難しいですね。


 ある意味では『面白い』という言葉すらネタバレと言えますし(汗)

 まあ、『良い作品なのでお薦めです』とだけ言っておきましょうか。

 

<続く>  

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