FGO『徳川廻天迷宮 大奥』 感想(ネタバレ)

 貴方の全てを愛しましょう。

 貴方の全てを許しましょう。


 神が人に与える無限の『慈悲』

 全てを受け入れる無償の『愛』


 ああ、確かにそれは『甘美』だろう。

 ああ、それは確かに『幸福』だろう。


 だがしかし。

 それは人が受け入れるべき『愛』ではない。


 神の愛は人を『堕落』させる。

 人だったものを『人形』へと変えてしまう。


『神よ神よ』と叫ぶならそれもよかろうさ。

 巨大なる存在に意思を委ねるならば『堕落』も悪くない。


 だが、人として前へ前へと進む『意思』があるならば。

『神の愛』を否定して、『人の愛』を求めなければならない。

 

 ああ、それは確かに『綺麗』じゃない。

 ああ、確かにそれは『完璧』じゃない。


 醜く、未熟で、見苦しい。

 厳しく、優しく、不安定。


 きっと神は笑うだろう。

 それが『愛』かと嘲笑う。


 だが、忘れてはならない。

 人の本質が『成長』であるならば。


『今のままでいい』と肯定する優しさを否定し、

『人らしくあれ』と否定する厳しさを肯定しなければならない。


 逃げれぬ重さに耐えれるように。

 人は人を愛し、育てることができるのだから。


 それがまだ見ぬ先へと繋がっていくことを信じて。

 人は人を愛するのだろう。


――――


 うーむ、思ったより悪くない文章な気がするけど。

 どうだろね(笑)


 まあ、『神の愛』と『人の愛』は別物というお話。

 基本的に『神の愛』というのは上から目線です。


 全てを許す。

 全てを愛す。


 というのは結局のところは『無関心』なわけです。

 何をしていても変わらないというのは『恐ろしい』ことです。


『スカサハ=スカディ』の場合はそこに『殺す』という選択肢があるので、ちょっと話は変わりますが、人間に優しいというか『人間と同じ視点を持つ神』というのはほとんどいません。


 人とは違う生命体だからこそ『神』なのです。

 もっとも違う生命体の間に『愛』が生まれないとは言い切れません。


 その辺りは『型月のメインテーマ』なので割愛します。

 まあ、今までプレイしてきた方々なら実感していることでしょう。


 お互いに影響を与え合うというのは『人の愛の形(の一つ)』でしょうかね。

 それが良い意味でも、悪い意味でも。


 愛ゆえに厳しく教育しても、その逆の成果がでることはよくあります。

 本当に『愛』があるならば、その人にあったやり方を模索すべきでしょう。


 人は一人一人違うということを認めるのも『愛』だと思います。

 ……自分で言っていて頭がおかしくなりそうですけど(汗)


 小生はあまり『愛』がある方じゃないので、文章で語るにしても一苦労です。

 平気で愛を語れるのは『イタリア人』だったっけ?


 文化の違いですね。

 日本だと語りすぎると『薄っぺら』な印象になり易いですから。


 あまり語らないのが『日本人』なのですが、語らなすぎて『熟年離婚』されるのもよくある話。隠しすぎてもいけないというお話。


 それはさておき。

 今回のイベントはいろいろと問題がありました。


『ロード』とか。

 新しいことをやろうとして失敗するのが『FGOあるある』です。


 まさか有名なくそげーの『大奥記』のオマージュだったら笑いますけど。

 たぶん違うでしょうな。意味分からんし。


 まあ、『ロード』に関しては小生もあまり文句は言うまい。


『プレイできるだけまし』というのが『FGO』プレイヤーの心構えです。

『初期のハロウィン』なんて軽く見ても『地獄』でしたぞ。


 開発力がねーのに新しいことをやろうとする末路。

 くそげーが生まれる理由の一つが垣間見えます。


 それもさておき。

 小生としてはロードよりも深刻な問題がこのイベントにあったわけです。


『迷宮探索がくそつまらない』


 これは『Ruina 廃都の物語』をプレイすれば分かるかと。

 同じ系統なのに面白さがぜんぜん違います。


 ちょっとした文章があって、戦闘が起きて、だからなに?

 きちんとした文章があるパートは面白かったですが、それ以外はつまらない。


 でも、小生がちょっと怒ってるのはそこではありません。

 このつまらなさは『わりと簡単に改善できる』ことです。


 同行しているキャラクターの『感想』や『会話』を入れるだけで解決できます。

 それだけで面白さがぜんぜん違っていたでしょう。


 はっきり言って『手抜き』です。せっかく『春日局』という面白いキャラクターを構築したのだから、それをもっと活用すれば良かったのに。『柳生但馬守宗矩』とかもっと掘り下げられたでしょうに。


 まあ、二週目に離脱するキャラクターがいるのでちょっと適合性が取れなくなる部分もありますが、そもそも閑話みたいのを二週目に見たらどっちにしろ適合性が取れてないのだから、細かいことを気にしても仕方がありません。


 それよりも『面白さ』を優先すべきです。『型月』さんのそういうとこは信頼していたのですが、これを面白いと思って採用したとしたらちょっと疑います。


 ほんとにキャラクターが一言喋るだけでも、面白さが段違いなのに。

 もったいねー。


 まあ、技術的にそれができないとか、スケジュール的にそれが無理とか言うかもしれませんが、それぐらいなら『迷宮探索』という要素そのものを排除しても良かったかもしれません。


 別に『CCCイベント』に近い形式だって問題なかったはずですから。

 あれだって一応は探索しているイベントですし。


 もちろん『迷宮探索』自体がまったく無駄というわけではありません。

 いちおうは探索してるという感覚はありました。

 

 ただ『つまらなかった』だけで。

『早く終わりたいな』と思いながらプレイしてましたし。


 もう一度言いますけど『文章(会話)があるパート』は面白かったです。

 ただ『迷宮探索』の文章がつまらなかっただけで。


 小生、『型月』さんは好きですけど、つまらないものはつまらないと言います。

 面白いと思った人にはすんまそん。『個人的感想』とはそういうものです。


 ただやはり『春日局』というキャラクターを作ったのはさすがですね。

 ガチャに来たら回しちゃう(笑)


 そういう素晴らしい感覚があるのに、凡ミスみたいなことをしてしまうのが残念に感じただけのお話です。今回のイベントはもっと面白くなったでしょう。


 あんまり文句を言ってると炎上するので、この辺で撤退します。

 もし同じようなイベントをやるんだったら、次は改善されてるといいですな。


『Ruina 廃都の物語』は面白いので興味がある方はプレイしましょう。

 終わり。


<文章がなげーな(笑)>

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