『リビルドワールド』書籍化決定

 まあ、いつか書籍化すると思いましたが遂に来たナーという感じです。

 むしろ今まで書籍化してなかった方がおかしい作品だと思われ。


 ちょうど区切りが良いところまで話が終わった後なので、誰かの計画的書籍化という感じもしますが、ともあれ好きな作品が書籍化することは嬉しい。ついでに漫画化も。


 あと問題になるのは『絵師』だよね。この辺りは電撃さんだから失敗はしないと思いますが、ただイメージと合うかは別問題。


 小生はシビアと言われる読者なので、絵師が合わないなら買わない。

 逆に今もっているイメージまで壊されるから。


 でも、誰が良いかと言われるとなかなか困りますががが(汗)

 少なくとも単体でお客様を呼べる絵師を選ぶべきでしょうね。


 この『リビルドワールド』という作品は『ブームを作れる力量がある作品』だと小生は考えています。難点もありますが、WEB版の面白さを維持できるなら十分に可能でしょう。


 ただ大きな問題が一つあります。『ポストアポカリプス』というか『メタルマックス系』の小説は売れないということです。


 今までライトノベルで挑んだ作品はそれなりにありますが、そのほとんどが一巻前後で終わりました。どちらかというとゲームの方が人気があるジャンルなのです。


『メタルマックス系』で有名な作品だと、小生の知る限りでは『コールド・ゲヘナ』ぐらいしか思いつきませんね。もっとも戦車じゃなくてロボなのでちょっと違いますけど。


『ベティ・ザ・キッド』は西部劇の雰囲気の方が強いですし。

『トライガン』はヒーロー物だから違うかな。


 あ、『ザ・サード』があった。

 正確に言えば『メタルマックス系』ではありませんけど。


 あと何かあったっけ? 

 アニメは何かあった気がするけど思い出せぬ。


 まあ、ともかく『文明が崩壊して賞金稼ぎでモンスターとどんぱちやっている作品』というのはマイナージャンルなわけです。そもそも『メタルマックス』自体がメジャー路線からわざと離れた作品なので当たり前ですががが。


 つまり、たくさん売りたければ『読者を開拓する必要があるジャンル』なのです。

 そのためには出版する側にも努力が必要になってきます。


 作者様がきちんと作品の分量を用意してから書籍化にチャレンジしたのも、そのためかなーと思います。人気が出始めた頃に書籍化しては危なかったでしょう。そういう失敗で死亡した作品がたくさんあったりします。


 小生としては売れて欲しい。

 そして、『アニメ化』まで突っ走って欲しい作品です。


 ただ心配なのは『ワールドトリガー』と同じ欠点を持っている点です。

 構成力はかなり高い。どんどん作品が面白くなっていく。


 でも、構成力が高いからこそ序盤は地味になってしまう。

『ハンターハンター』も最初の頃はそこまで評価が高くなかったんですよね。


 最近の流行では『最初から主人公が強くて物語をどんどん動かす系』が主流ですから、なかなか『一から鍛える系』の作品は厳しい一面もあります。


 小生はこういうジャンル(メタルマックス系)が好きなので読み始めれば面白かったですが、それほど好みじゃない読者がどう思うかは不明です。


 もっとも最初読んだときは『アキラ』と『アルファ』という文章が多すぎて読むのを止めたのはここだけの秘密ですよ(汗)


 字面が似ていて読み難かったんですよねー。

 慣れれば逆にこの作品の味みたいになりますけど。


 うーん、どうだろうね。

 面白いけど売るのは難しい感じですかね。


『86-エイティシックス-』みたいに一つの物語としてまとまっていると売り易いんですががが。『完結した物語を賞に送れ』というのもそういうわけです。

 

 でも、丁寧に物語を育ててきたからこそ今の面白さがある。

 そういうWEB小説の強みがある。


 あとは上手く話題性を挙げるしかないですかなかな

 売れっ子に帯を書かせるとか、いろいろ努力の方法はあります。


 ただ努力すればするほど、売れなかったときの被害が大きくなるというのはいつものお話。でも、きちんと売れば売れていただろうという作品もけっこうあるので難しい。


 さてさて、この卵はどちらに転ぶでしょうね。

 こればかりは小生にもちんぷんかんぷん。


 小生は自分の好きな作品を自分のために読むだけですから。


 でも、この作品がもっと広がって欲しいというのも本音です。

 書籍化して新しいエピソードを追加して欲しいというのも本音です。


 どちらも自分のためですが。


 まあ、『クソ読者』なのでそんなもん。

 なんにせよ更新再開を楽しみにしてます。


 今回の更新分もすげー面白かったね。

 予想を超えられました。完敗です。


<これぞカクヨム話じゃなかろーか>

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