アニメ観賞『ポプテピピック』 考察 おまけ(超ネタバレ)
せっかくなのでもうちょっとだけ追加。
かーるくん。
<先に大人になったらどうする(意訳)>
『ピピ美』が『ポプ子』に対してした質問。
『もし二人で一緒に過ごせなくなったらどうするの』という問い掛け。
『ポプ子』はこの問いに答えを見出せません。彼女にとって『ピピ美』と別れることは考えられず、これは十二話で彼女が時を駆ける理由と同じです。『ピピ美』を救える未来が訪れるまで、『ポプ子』は何度でも世界をリメイクしていきます。
<再放送時に声優が変わる理由>
世界の変化を大きくするためですが、『蒼井翔太』が介入した結果と考えることもできます。あるいは自然と声優が変化してしまうぐらい世界を繰り返したのか。
実際のところ、『ポプ子たち』が十二話から再放送に辿り着くまでに、どれだけ繰り返したから不明です。すんなり一回で成功したのか、それとも気が遠くなるぐらい繰り返したのか。『蒼井翔太』のみぞ知るといったところでしょう。
<パラレルワールド>
『ポプテピピック』のパラレルワールドは主に二種類あります。
一つは『ポプ子』たちが主役となるもの。
もう一つは『ポプ子』たちが脇役になるもの。
後者は『イモ☆ヨバ』や『奇跡とダンスを』であり、本来は『ポプ子』たちが存在しなくとも成立する世界だと考えらます。自分たちのパラレルワールドではなく、他作品の世界に介入した結果であると推測します。
本来ならばそこに別のキャストが存在していたと思われ。『奇跡とダンスを』で『ポプ子』たちが無視しているのに物語が成立するのはそのせいです。
『イモ☆ヨバ』に関してはハッピーエンドがバットエンドに変化しているようにも見えますが、もともとその物語では、彼女たちの子供が両親のように育ってしまうというバットエンド的展開だったとも考えられます。
<ポプ子死す>
ポプ子が途中で殺される話がありますが、パラレルワールドなのでセーフ。
十二話の伏線にもなっています。
<ポプ子捕まる>
『ポプ子』が『マクベスの箱庭』に捕らえられたのはパラレルワールドではないからです。本来の世界で二人は無敵の存在ではありません。これも十二話の伏線です。
<ゲームオーバー>
未来を変えてはいけない。
タイムパラドックスが発生する。
だが、二人の物語にはタイムパラドックスが存在しないのでセーフ。
<呪館>
皆大好き逆再生。
幽霊見たり枯れ尾花。
<星色ガールドロップ 十二話>
ツイッターにイラストが公開され、少しだけ内容が推測できます。
興味がある方はどうぞ。
<ピピ美死す>
十二話で『ピピ美』が燃え尽きてしまいます
ですが、ここでとある疑問が浮かび上がります。
『ポプ子』は生き返ったのに、『ピピ美』はなぜ復活しないのでしょうか?
その理由は十二話の世界がパラレルワールドではないからです。
パラレルワールドならば、どんな結末を迎えても、物語が終われば元に戻ります。
エンディングで仲良く芋を食うわけです。
ですが、二人が生きている世界ではその現象が発生しません。そのため『ピピ美』が復活することなく、『ポプ子』は『ピピ美』のために時を駆けます。
いつか二人でずっと一緒にいるために。
『ポプテピピック』という物語は本来『ポプ子』と『ピピ美』が別れるというバットエンドでした。それを理解して一週目を見返すと、また違った感想を得ることができるでしょう。
終わりに向かって突き進む二人の友情。
けっして変えることのできない破滅の未来。
ですが、本来起きるはずのない奇跡が起きて、二人の夢の舞台が続くわけです。
もしかすると、その奇跡を望んだのは二人と共に旅をしてきた視聴者なのかもしれません。観測者効果というやつですよ。あるいはおそらく。
<クソアニメ>
マジニナッテドウスルノ。
マジデ。
<笑劇>
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