『Fate/EXTRA Last Encore』 7話 考察(超ネタバレ)

<空に輪っか>


 シンジが一階層に留まった時期と同じ時間帯。

 以前から微妙なズレを感じる。あるいは。

 

<体がぶれる(消滅の危機)>


 フロアマスターに選ばれたため?

 あるいはセラフが停止したためリソースが不足したから?


<上はもう駄目だ>


 上の階の情報を入手しているということ。

 五階層で一体何があったのか?


<ありすが歩いた後>


 すでにリソースの吸収が始まっているように見える。

 フロアマスター権限?


<下層に避難しようとしている>


 何らかの理由で上が安全ではないということ。

 マスターたちの多くはこの時点で聖杯戦争を諦めている。


<別の場所を見ている二人>


 リンとミサオ。

 もしかすると会話している人物は別の人?


 あるいは『ありす』が見えていないという表現。


<私はここにいたいの>


 約束のため。


<私が見えるの>


 怪物となった『ありす』は視認できるようになっている。

 すでに『サイバーゴースト』とは言えない存在。

 

 ちなみに先に攻撃したのはマスターたちの方。

 彼らがサーヴァントと契約していたのかは不明。 


<怪物と尼里ミサオ>


 ここで遭遇している。

 生存しているかは不明。


 生存しているならば下層に逃げた可能性が高い。

 あるいはマスターを倒して上にいった可能性もあり。

(ムーンラダーが封印された理由か?)


 リンの姿は見えない。

 この時点で下層に移動していたのか?


<待ってるの>

 

 待つためにマスターをリソース化。

 他者を吸収していくため更に本人の意識は失われていく。


<フロアマスターのサーヴァント>


 この時点ではリンの記憶は忘れられたままである。


<演目のやり直し>


 Last Encore。

 この物語で重要な部分。


<同じものではない>


 例え同じキャストを揃えたとしても、それは別の物語。

 同じ結末になるとは限らないという意味でもある。


<デッドフェイスはゾンビに近い>


 サイバーゴーストよりも囚われている存在らしい。


<噂よ>


 知っていて観察しているようである。

 リンの目的は相変わらず不明。


<生者のまま死人>


『シンジ』のことであると推測。

 生きているだけの存在。


 彼もある意味では『デッドフェイス』だったと言える。

 

<死者なのに動き回って>


 主人公というよりは『ダン』のことであると推測。

 未来も過去も意味が無く、ただ今のために動くゾンビ。


<同じ場所、同じ時間>


『ありす』の映像が流れるので、彼女も『デッドフェイス』と同じと推測。つまり、フロアマスターというのは広い意味での『デッドフェイス』状態となっている。


<悲しいことがあれば戻ればいい>


 終わらない物語。

 永遠に悲しみが訪れる状態。


<上にあがる理由>


 口パク。短い言葉に見える。

 その感想が『素敵ね』ということ。

 

 ここでその理由を述べたというのが事実だろう。


<戦いを放棄した者は>


 おそらく『死ぬ』という言葉が続いたと推測。

 どちらにせよ普通は死ぬということだろう。

 

 リンはそれを知らなかったようである。


<リン死亡>


 リンは簡単に殺される存在らしい。

 サーヴァントではない?


<令呪使用(二画目)>


 速度上昇による攻撃。

 その結果としての強制リトライ。

 リン復活。


<白と黒のありす>


 黒いありす=サーヴァント。ナーサリー・ライム。

 白のありす=サーヴァントが作り出したありす。本物と同じ?

 ベッドのありす=本物のありす。セラフの中でも動けない。


<ありすは死んでいる>


 本当に死んでいるという意味ではないと推測。

 現実でも仮想でも彼女の願いは叶わない。

 生命としてはすでに死んでいるという意味と解釈。


<今はあなたがそうね>


 ナーサリー・ライムとありすが一緒にいるシーンが無いので、どちらか片方しか出現できないと推測。おそらく『ナーサリー・ライム』がありすの友達になれなかったということ。


 そのため『ありす』にとっては主人公が友達であり、最後の明かりとなった。

 

<奥の手だから使いたくない>


 使うことにリスクがある。

 あるいは使えることを隠したいという意味。


<過去しかない場所と過去がない男>


 ゆえに主人公はこの場所に来る必要があったのである。

 過去を知るために。


<今がない>


 生命として目的が無い。

 そして、望むべき未来も無い。


<主人公の自分語り>


 リンに命を救われたから。

 彼なりの誠意である。


<昔話をしよう>


 昔の話。死なないために戦ったマスターの物語

 リンの表情がちょっと怪しい。その人物を知っているのか?


<そなたではない>


 別人という意味。

 解釈は複数あり、ここでの解釈が物語を大きく変化させる。


<七回戦を勝ち抜いた>


 聖杯戦争の勝利者。

 本来ならば。


<トワイス・ピースマンに敗れた>


 おそらく名前が出てきたのは初めて。

 もっともこの時点でも誰のことなのか推測できる。


 七回戦を勝ち抜いた後に戦う相手。

 

<保障なんてどこにもない>


 リンの台詞。聖杯が願いを叶えるか分からないという意味。もっとも重要なのはそこではなく、リンが『トワイス』の存在に驚かなかったこと。

 

 聖杯戦争そのものを警戒していたのか。

 それとも。 


<そなたに問おう>


 赤セイバーが主人公を向き合った瞬間。

 ここでの答えによっては決裂していた可能性もあるだろう。


<三回戦は終わった>


 ありすと会っていたのは過去の記憶ということ。

 聖杯戦争が存在していた頃の記憶。


 対戦相手は不戦勝でも死ぬが、ありすは殺せないらしい。

 ありすの状態に関しては複数解釈が成り立つため不明。

 結果として『白のありす』が千年後まで存在していることだけが確定している。


<行かないで>


 変化したありすの願い。

 主人公と共に過ごすことが彼女の願いだった。


<戻ってくる>


 戻れるかは不明だが、上層から下層には移動できるので聖杯を入手した後でも戻れる可能性は十分に考えられる。過去の主人公が聖杯に何を願うのかによっても、状況は変化するだろう。


<もう一度会えれば良かったことになる>


 それが彼女にとっての救い。

 人生の意味。


<なぜ上にあがるの?>


 以前に問われたときと状況が違う。

 このシーンだけ現在の可能性がある。


 最後の希望。

 最後の幻。


<目的はない>


 希望を持って上がりたい。

 どちらの主人公が語った言葉?


 令呪の形が見えないので不明。


<ようやく思い出せた>


 リンのうっかり発動中。

 彼女はこの階層に何も無いことを知っていた。


 つまり、この階層から降りた最後のマスター?


<赤セイバビーム>


 ロビンフッドと戦ったときの奴。

 令呪を使用しなくても放てるぐらいには強くなっているようである。


<ゲイボルク>


 ゲイボルグ。

 有名過ぎる名称なので分かる人には分かってしまうやつ。


 なぜリンが使用できるのかは不明。

 これまた複数解釈が可能である。


<少女の影>


 怪物の影が少女のものになっている。

 それが本質であるという意味。

 

 もっとも結果は変わらない。

 それが聖杯戦争である。


<因果を縫い止めた>


 ゲイボルクの効果を利用した攻撃。

 説明しないと分からない部分だが、ネタバレになるので回避。


 分からない方は相手が逃げられない攻撃を放ったと解釈すればよろし。

 反則技に反則技をぶつけた概念闘争。


<嘘>


 殺せるはずの相手が殺せなかったから。

 これまたネタバレ回避。


<本>


 瞳に写った本。

 それによって少女は自分を取り戻す。


<涙>


 約束は果たされた。

 ゆえにそれは悲しみではない。


<ラダー>


 怪物によって封印されていた模様。

 上の階層に逃がさないためと推測。


<誰もいなくなった>


 ありすの本体もすでに死亡している。

 というよりセラフが停止したときに死亡したと考えるべきか。


<本が消滅>


『ナーサリー・ライム』は絵本の総称(CHARACTER)。

『アリス(黒)』の姿は失われた(WORD)


 つまり――。


<残された栞>


 記憶は残される。

 全てが失われるわけではない。


<希望を持って上がりたい>


 先ほどと同じ言葉。

 ということはあれは今の主人公の言葉か?


 それとも過去の主人公の言葉を受け継いだのか?


<いってらっしゃい>


 約束が果たされたからこそ言えた言葉。

 自分が本当に望んでいたことを少女は知る。


<リンのこと>


 目的は不明。

 過去の会話から六階層に用があるようである。


 ゲイボルクを使えるが、宝具だけなのかサーヴァントの力も使えるのかは不明。

 変身しないと普通に殺される。


 三階層で『尼里ミサオ』と会話をした?

 少なくとも三階層の状況を知っていたので、しばらくはここを拠点にしていたようである。


 このとき『ラニ』がいたのかは不明。二人ともレジスタンスを名乗っているので、どこかで協力していた可能性は高いと思われる。


 怪物がいることを知っていたので、リンが二階層に降りたのは怪物が出現した後。

 この階層に誰もいないことを知っていたということは、それを見届けたということだろう。


 その後、二階層に降りてダンから逃げ延びて、一階層に降りて『シンジ』相手にレジスタンス活動をしていたという経緯と推測できる。セラフ崩壊時に彼女が何階層にいたのかは不明。


<尼里ミサオ>


 三階層到達者。

 過去の記憶が確かなら主人公とも知り合い。


 シンジを利用した人物?

 彼女がどうやって予選を勝ち抜いたのかは不明。


 セラフ崩壊後に三階層にいたようだが、上から降りてきたかは不明。崩壊後も上に行こうとする意思はあったようだが、相手が見つからなかったようである。


 怪物と出会ったときには他のマスターと一緒だったことを考えると、この時点で上に行く意思は無くなっていたのかもしれない。その後の消息は不明。一階層まで逃げ延びた説あり。


<ありす>


 三階層のフロアマスター(公式)。

 彼女が辿った経緯を推測するとこうなります。


 人体実験として扱われるが、死亡した際にサイバーゴーストとしてセラフで復活。

 しかし、セラフで再現された彼女は死に際であるため動けない状態であった。 


 それでもマスターとしての資格があったため、『ナーサリー・ライム』と契約。白ありすと黒アリスが誕生する。普段は黒アリスは活動しておらず、白ありすが主体となってセラフで過ごす。


 聖杯戦争の三回戦で主人公と対決(セラフ崩壊前)

 不戦敗により敗北するが、白ありすはその後も存続する。


 セラフが崩壊し、白ありすの体が消滅の危機。

 このときにありすの本体が死亡したと推測。


 周囲のリソースを吸収しながら過ごすが、限界が訪れる(時期不明)

 

 皮肉にも限界が訪れたことにより他のマスターにも視認できるようになり、怪物と誤解され攻撃される。反撃したのは自分を守るためと推測できるが、その結果マスターをリソースとして利用。自我が更に消滅していく。


 セラフ崩壊後の999年後までに三回層にいるマスターを全て殺している。

 フロアマスターの権限も得ているため、倒すことによってラダーが発動する状況。


<三階層>


 一階層はマスターがNPCをリソースとして使用した楽園であり、

 三階層はNPC(ゴースト)がマスターをリソースして使用した楽園である。


 二階層は狩場なのでその両方をリソースとした使用した楽園と推測。

 では、四階層は?


<セラフ崩壊時の出来事(2030年と仮定)>


 一階層:シンジが一回戦に勝ち、そこに留まりフロアマスターになる。

     のちに敗者の楽園となる。


 二階層:ダンが敗北。一度消滅するが、セラフ崩壊により復活。

     フロアマスターになる。但し生前と同じ状態ではない模様。

     のちにダンの狩場となる。


 三階層:ありすが消滅の危機。フロアマスターに選ばれた人物は不明。

     最終的には怪物となったありすがフロアマスターで確定。

     のちに殺せない怪物により誰もいなくなる。     


 主人公が四階層に上がったのはセラフ崩壊前。

 尼里ミサオは三階層まで勝ち抜いた。四階層に上がれたのかは不明。


 ダンが復活させられたのはそこにマスターがいなかったからと推測。

 二階層で倒された最近の参加者の中でもっとも優秀な人物が選ばれたのか?


 ダンに勝ったマスターの消息は不明。


<主な謎>


 アンジェリカケージでは何が起きているのか?

 主人公たちの過去に何があったのか?

 最初に出てきた女性の正体は?

 

 物語の終わりに主人公は何を願うのか?


<8話に続く>

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る