『Fate/EXTRA Last Encore』 7話 感想(ネタバレ)

 少女の願いは叶わない。

 無垢な命は地に落ちる。


 ハッピーエンドは訪れない。


 それでも少女の望みは果たされる。

 希望は託され、彼は空へと上っていく。


 送る言葉は未来への祝福。

 少女が望んだ結末の証。

 

 彼に幸あれと。

 それは少女にとって悲しいことではないのだから。


―――


 今までの中でもっとも絶望的な物語です。

 ですが、その終わりは希望で溢れているという矛盾。


 主人公がこの場所で得たものは『過去』に過ぎません。

 ですが、その『過去』が『今』の彼を大きく変化させました。


 今まで『目的』しかなかった主人公の中に『願い』が生まれたわけです。つまり、『Fate/EXTRA Last Encore』という物語の大きなターニングポイントになります。その分全体的に難解ではありますけど(汗)


 怪物を倒せた理由とか『ゲイボルク』の特性を理解してないと分からんだろこれ。

『ナーサリー・ライム』の方も説明が少ないので新規だと理解できないかなーと思います。


 まあ、でも、『物語の本質』的には単純だったりしますけど。

 

 かつて出会いがあり別れがあった。

 でも、少女はきちんと見送ることができなかった。


 それから長い時をかけてようやく少女は見送ることができた。

 心からの祝福と共に。


 こんな感じです。

 その辺りを理解できるならば問題ないかなーと思います。

 

 それにしても最後の歌はきついです。

 何度見直しても心に突き刺さります(死)


 心臓がぐさり。

 

<考察に続く> 

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