『Fate/strange Fake 四巻』 感想(ネタバレ)

 相変わらず『成田 良悟』氏の頭がおかしい(褒め言葉)と判明した第四巻。

 本来ならば、この辺りから物語が収束し始めるはずなのに、更に風呂敷が広がるという混沌の展開。


 うん、やっぱり頭がおかしいです(褒め言葉)

 簡単に言うなら『Fate/stay night』の三ルートを一つにまとめたような展開。

『Fate/Apocrypha』をバトルロイヤルとしての聖杯戦争に直したようなお話。


 普通ならば『主人公サイド』を中心に、『敵サイド』を語るのですが、キャラクターがどんどん『主人公化』していくため、最初に退場する陣営すら分からなくなってきた始末。恐るべし。


 ある程度展開を予測できた『Fate/Zero』とは逆の物語になってきていますね。キャラクター同士の因縁もどんどん増えていくため、更に展開を予測するのが困難となっています。


 まあ、そのせいで更に進行速度が低下し、やっと中盤に入ったというところでしょうか。戦闘シーンも少なめです。


ですが、その僅かな戦闘シーンが凄まじいのが『Fate』という作品の特徴でしょう。どの陣営がいつ退場してもおかしくない、という緊張感は常にあります。


 どんな想いがあったとしても、それに辿り着くことなく退場していく。

 それも『Fate』という作品に相応しい結末なのです。

 

 さて、あまり話が進まなかった四巻ですが、それでも状況は変化し、有利不利という差が出始めましたね。たぶん『五巻』では爆発するような展開が待っていると予測できます。実際、ガス爆発でもするんじゃないでしょうかね(笑)

 

 小生が本気で続きを楽しみにしている作品の一つ。  

 それが『Fate/strange Fake』でございます。

 

 ……完結するのは何年後やねん(汗)


<約一年後に続く> 

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