FGO『亜種特異点Ⅰ』 感想

『カクヨム』さんではいろいろ進行しているのに、『FGO』の感想を書く小生は自分でもどうかと思うですが、細かいことを考えるとやる気を失うので、細かいことは考えないようにしました。

『小生とカクヨム』に正確性を求めてはいけないのです(笑)


 という感じで始まりました今回の駄文。

 正確には『亜種特異点Ⅰ 悪性隔絶魔境 新宿 新宿幻霊事件』の感想です。

 

 ぼかしても書くにも限界があるので、今回はプレイ後を推奨。

 今回は特にネタバレし易いので危険なのですよー。

 しかも今回から『真名システム』が導入されたので、危険性は倍々です。


 でも、まあ、細かいことは気にしないことにしたので、その通りあまり気にしないで書きましょう。

 じゅわっち。




――――


 長い物語は終わり迎え、そこから新たな物語が始まる。

 だが、一度閉じられた物語の幕を開けることは、とても難しい。

 

 七つの特異点を巡り、プレイヤーが築き上げた物語という名の世界。

 その世界を跡形も無く燃やし尽くすような勢いで語られた、最後の一幕。

 

 その果て、鮮やかな二人の姿と共に、『Fate/Grand Order』という物語は、確かに終わりを迎えたのである。付き添ったプレイヤーの心と共に。


 そこで終われば綺麗な結末。

 苦難の末に掴んだ未来への扉。


 だが、物語には語られるべき続きがあった。

 ならば、プレイヤーはその先を求めてしまうものである。

 もっと良い物語を、と。


 しかし、七つの特異点を巡り、その果てを見たプレイヤーを満足させることは、とても困難であると言えるだろう。少なくとも同じ規模の物語を語るならば、以前と同じように、再び世界を構築していかなければならない。


 続編を作るならば、前作を超えなければならない。

 それはどこからともなく囁かれる無言の圧力。

 

 素晴らしい物語の続きだからこそ、より難しいのだ。

『あそこで終わっていれば良かった』という言葉は常に呪いのように付き纏う。多くの作品がその呪いに打ち勝つことができず、悲しみの中にかつての残骸が残される結末を迎えた。


 だからこそ、小生は心の準備を整えて挑んだ。

 ハードルはちょっと避けて、多少つまらなくても、『続編だから仕方が無いよ』という魔法の言葉も準備した。予防線をしっかりと張ったのである。


 それは『語り終えた物語』と『自信の思い出』を守るための防壁だった。


 だが、小生の思惑は清々しいほどに外れ、見事に『ぶっ刺された』

 ああ、これはまさに『新宿幻霊事件』だと感心してしまった。

 今までの『Fate/Grand Order』とは違う、別の形を見せ付けられたのである。


 題材の扱い方や流れなど、賛否両論も多かろうが、それでも小生はとても面白かった。『Fate/Grand Order』がまたまだ可能性に満ちた物語であることを、世界を燃やし尽くしてなお、まだ語られていない物語があるということに気付かされた。


 例えば『二人のオルタ』

 イベントなどではネタになっていたが、あくまでもネタであり、あまり掘り下げるということもなかった。


 だが、今回はそのネタをメインシナリオに練りこみ、一つの要素として昇華することに成功している。このような要素が『FGO』にはまだまだたくさんあり、シナリオライターの腕次第では幾らでも書きようがあるのだ。


 これはもともと『Fate』という作品自体が二次創作の流れであり、『あの英雄とあの英雄を戦わせたらどうなるの』というのを大真面目に書ける数少ない作品だからである。


 普通ならば作者(読者)の妄想で終わる物語を、こうして具現化しているのが『Fate』の凄いところだろう。物語中毒者であればあるほど、こういうギミックには引っかかってしまうものなのだ。


 おそらく今回の『新宿幻霊事件』も一部のプレイヤーには強烈に突き刺さる物語ではないかと思う。その分拒絶するプレイヤーもいると思うが、まあ、最近の流行としては『あり』だろう。


 終わりを迎えてなお、新しい何かを感じさせる始まりの断章。

 おそらく次も一筋縄ではいかない物語が待ち受けていることだろう。


 新しい旅の始まりに不安はもう無い。

 今から次の旅が待ち遠しい小生なのであった、まる。



――――



 思ったより長い感想でござるよ(笑)

 最初の予定と違う文章が混じってるよ。


 おっかしいなー。

 一体どこから出てくるんでしょうね(謎)


 それはさておき。

 今回の物語は間違いなく賛否両論あるでしょう。

 扱っている題材が『あれ』ですから、思い入れの強いプレイヤーも多いかと。受け入れられるか、受け入れられないかはその人次第ということで。


 まあ、でも、いろんな方が好き勝手に『新しいあれ』を作ってるわけですから、今回だってその一つというお話ということで(笑)


 ガチャを廻したい気持ちはありますが、今回は我慢。

 小生は何れ来る『あっち』の方が本命ですね。もう一人も参戦しないかな。


 あと今回も『CM』が良いですねー。

 小生はバイクのシーンが好きです。


 ただ曲が変わってしまったのが残念。

 まあ、新しい物語なので仕方がありません。

 この辺りは第二部のお楽しみという感じでしょうか。


 でも、雰囲気に合っているのでこちらも良い曲だと思います。

 たぶん断章ごとに違う雰囲気に合わせた曲を使うのかナーと。 

 

 次回のFGO断章は『アガルタの女』ですが、その前にそろそろ新規のイベントがありそうですね。それともイベントをやらないで、断章を終えて、第二部が始まるまで復刻イベントのみとかもありそうですな。


 まあ、バレンタインイベントは新しい部分の量を考えると、新規イベントと言ってもいいかもしれませんね。


 では、またそのうちFGOの感想で会いましょう。

 

<カクヨムはどうした?>

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