小生とカクヨム

小生とミステリー 第五夜

　今回は『小生のお薦めミステリー小説編』でございます。

　大賞予想のミステリー後書き、参照。

　以上。

　と、これで終わるのも味気ないので（笑）

　もう少しだけ紹介する作品を思い出してみます。

　その前に『後書き』で紹介した作品は、

『エジプト十字架の謎』

『雨の日も神様と相撲を』

『七回死んだ男』

『ぼくのメジャースプーン』

　です。

　全体的に読み易く、面白い作品ですのでお薦めでございます。

　では、今回お薦めする『ミステリー小説』は、なるべくミステリー初心者の方が読んでも楽しめる（と思う）作品を考えてみましょう。

　最初にお薦めするのは

『桜庭一樹』氏の『GOSICK ゴシック（シリーズ）』

『米澤穂信』氏の『古典部シリーズ』

　もともと『ライトノベル』として発売されたこの二作品を挙げときます。

　両作品とも有名な作者様が書いた今も続いているシリーズなので、読んでおいて損は無いかと。

　でも、これは牽制球みたいなものなので、内容に関しては語りません。

　ってか、読んだのが昔なので、内容を忘れました（爆）

『古典部シリーズ』の最新作買おうとしたら売り切れたし。

　文庫になってからにしようかなー。

　さて、次からがいちおう本番です。

　では、てけとー。

『麦酒の家の冒険』（長編）

『西澤 保彦』氏のディスカッション形式のミステリー小説。

『匠千暁シリーズ』の三作目ですが、これから読んでも問題はないと思います。

　主人公たちが迷い込んだ山荘には、一台のベッドと大量のビール。

　少し不可解な状況に疑問を懐き、そこから始まる彼らの妄想に近い推論の数々。酒の席の余興のように『答え』を推理していくという物語です。

　この作品自体、もの凄く評判が良いというわけではありません。

　ミステリー作品としての『謎』が物足りないという意見もあります。

　ですが、『不可解な状況を推理する』というミステリー小説の基本が楽しめる作品だと、小生は思います。

　全体的にお気楽な雰囲気である、というのも今の時代に合っているかもしれません。真実が分からなくとも、主人公たちは困らないわけですから。

　ただちょっと疑問に思ったので、考えてみる。

　それだけの簡単なミステリー小説でございます。

『風少女』（長編）

『樋口 有介』氏の青春ミステリー小説。

　謎や推理という要素よりも、取り戻せない青春（過去）という要素が強い作品。

　事件を通して同級生たちの現在と過去を知ることによって、今まで見えていなかった事実を知ることになる、という青春ミステリーの定番ですね。

　あまり有名な作品ではないかもしれないが、『樋口 有介』氏の作品は小生好きな作品が多く、その中でも上位に入る作品がこの『風少女』ですね。

『ミステリなふたり（シリーズ）』（連作短編）

『太田 忠司』氏の連作短編ミステリー。

　刑事の妻が家に事件を持ち帰り、旦那さんが解決するという物語。

　謎解き自体が凄い作品というわけではありません、幾つもの小さな謎があり、ちょっと変わった夫婦が解決するという安定した面白さがあります。

　長編本格ミステリーよりも気軽に楽しめるのではないか、と思います。

　一日一話ずつとか。

『ＧＯＴＨ　リストカット事件』（連作短編）

『乙一』氏の暗黒系ミステリー小説。

　自分で書いて何だが、よく分からん説明である（汗）

　人間の暗黒面に興味を持つ主人公たちが、猟奇的な事件と関わっていくという連作短編小説。登場人物の特異性ばかりに目が行ってしまうかもしれないが、ミステリー小説としても良く出来ている作品 。

　と言っても、暗黒系ミステリー小説なので読む人は選ぶ。

　だが、今読んでも古いとは感じない作品ではないか、とも思う。

　ここまで。

　うん、無理（笑）

　他の方の評価なども参考にしながら紹介しているわけですが、ミステリー小説は良いという読者と悪いという読者がきちんと存在するため、なかなかこれだという作品が思いつきませんでした（爆死）

『ミステリー小説は読者が納得するか』が重要と言いましたが、今回紹介した作品はその最終的な納得は別として、その過程を楽しめるような作品を紹介したつもりです。つもりなだけで、確実ではありませんが（汗）

　なるべくミステリーぷらすアルファというような作品を選びました。

　ミステリー部分が気に入らなくとも、登場人物の会話などは楽しめるかもしれません。キャラクター小説としての要素が強めの作品を選んだと思います。

　大賞予想で紹介した作品と合わせて、興味がありましたらどうぞ。

　面白くなくとも、小生は責任を取りませんので、いつも通りの自己責任ですよー。

　ライト文芸作品では、最近ヒットしているミステリー小説も多いので、そちらの方を読んでみるのもいいかもしれません。小生、あまり読んでいないので、今回のお薦めからは省きました。何か死体とか医者の作品がヒットしているらしいですね。

　ストレートに『シャーロックホームズ』の有名な作品から読むのもいいかもしれません。小生は『赤毛組合』がお薦めですねー。

　さて、本当ならこれで終わりなのですが、もしかするともう少し書くかもしれません。決定はしないので、断言はしませんよー。

　よてみて。

＜終われ？＞