小生とミステリー 番外編
さて、番外編です。
作者の皆様、『謎』という要素を上手く小説に活用しているでしょうか?
以前も言ったように、この『謎』という要素はミステリー小説だけではなく、様々なジャンルで活用されている要素なのです。
もっともミステリー小説以外の謎は、『謎を解く過程』を楽しむための謎ではなく、『疑問』と言った方がいいかもしれません。もしくは『伏線』とか。
なぜ、作品にそういう要素を配置したほうがいいかと言うと、
『読者の興味を引く(長引かせる)』ためでございます。
つまり、『謎(疑問・伏線)』を作中で提示することによって、読者はその答えが知りたくなり、物語の先を読み進めるわけです。上手くいけば(汗)
逆に読者が興味を引くような『謎』が作中に少ないと、物語が単調化し易く、読者が飽きられ易い作品となってしまうかもしれません。悪く言えば(汗)
もっとも、今流行している『WEB小説』というジャンル自体は単調化した作品から広まったブームとも言えるのですが、今回はややこしくなるのでカット。
話は戻しまして。
第一回カクヨム小説大賞を受賞した作品の多くが、この『謎』という要素をきちんと活用していた、と小生は思います。『うさぎ強盗には死んでもらう』はミステリー大賞作品なので、当たり前ですが(汗)
あ、でも、『平安時代にタイムスリップ(略)』は最後まで読んでないので、今回の話からは除外します。申し訳ありません(ぺこり)
さて、あまり語るとネタバレになるのであれですが、ネタバレにならないように例を挙げますと(あらすじ程度)、
『誰にでもできる影から助ける魔王討伐』では、『魔王討伐という重大な使命に対して、なぜこの人材が集められたのか?』という『謎』を最初に提示することによって、読者の興味を一気に引く展開となっています。
『僕の妹はバケモノです』では、『妹』の存在そのものが『謎』であり、『誰にでもできる影から助ける魔王討伐』と同じように、序盤からその『謎』を読者にぶつけてくる作品です。
序盤から『謎』を読者にぶつけるという手法は、一話切りされ易いWEB小説では有効な手段と言えるでしょう。丁寧さより、インパクト勝負だったりします。
他の作品も大なり小なり、『読者の興味』を引くための『謎』をしっかりと用意してあると思います。それはちょっとした『謎』かもしれませんが、それがあるのとないのとでは、作品の感想がかなり変わる場合もあったり、なかったりします(笑)
いや、この『謎』の使い方も難しいので、逆に無かった方がいいということもあったり、なかったりするのです。むずかちのーよ(爆死)
さて、この『謎』であり『疑問』であり『伏線』でもある、読者に興味を引かせるための一つの要素。その見せ方もちょっと工夫してみると、より自分の作品が面白くなるかもしれませんよー。もちろん『ノー保障』です。
取りあえず、『ミステリー読め』(結論)です。
上手く説明できなくなってきたので終わり。
ミステリー編はこれにて一旦終了なのですよー。
<非QED>
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