吸血鬼すぐ死ぬ
「おっ?これは?」
「今チャンピオンで連載しているギャグ漫画」
「ついに新しい作品の紹介をするようになったか」
「面白いんだよ、この漫画」
「知らない人も多いだろうから簡単に説明してよ」
「すぐ死ぬ吸血鬼ドラルクと吸血鬼ハンターロナルドのお話。基本吸血鬼を退治する話だよ」
「ドラルクとロナルドは敵同士なんだよね?」
「仲良く暮らしてる」
「は?」
「だから仲良く暮らしてるのよ。ロナルドがドラルクの城を壊しちゃってね。それで同居してるの」
「ああ、そう言えばこれギャグ漫画だった。ギャグだからありなのか」
「ありあり。このドラルクが虚弱体質ですぐ死ぬのよ。挨拶代わりに死ぬくらい簡単に死ぬ」
「死がゲシュタルト崩壊するね。死ぬっていうのは具体的にはどんな感じになるの?」
「死ぬと灰になるんだよ。スナァって効果音と共に灰にね」
「スナァwww」
「面白そうでしょ」
「ギャグって事は登場人物も面白いのが多いんだろうね」
「この作品に出てくる吸血鬼は何でもありなんだよ。何でも吸血鬼化するんだ。クリオネやアメーバ、更には捨てられた野菜までもが吸血鬼にw」
「そこはギャグ漫画だもんね」
「普通の吸血鬼も出るけどみんな一癖も二癖もあるキャラばかり」
「じゃあハンター側も?」
「変なキャラが多いよ。定番のオカマさんとか野球選手のユニフォーム着たのとか武闘派のシスターとか」
「登場人物はハンターと吸血鬼だけ?」
「他にもドラルクの使い魔のアルマジロのジョンとかロナルドが自伝を書いている関係でそこの出版社の社員とか。特にこの出版社の社員が強い強いw後、ハンター以外にも吸血鬼を退治する警察の組織があってその職員も出てくるね」
「使い魔がアルマジロって面白いね」
「実は作中で一番人気のキャラなんだよ、ジョン」
「最近ちょっと面白さが停滞している感じなんだけど、また前みたいに面白くなって欲しいなぁ」
そんな訳で今回紹介するのは吸血鬼すぐ死ぬでした。
ほぼキャラ紹介だけで会話文終わっちゃったけどこの漫画、面白いですよ。
打ち切り基準がよく分からないチャンピオンだけど、今のところ人気は持続しているみたいですし。分からないですけど。
この漫画、タイトルがストレートな事でも分かると思うけど主人公の吸血鬼ドラルクがすぐに死にます。次のコマで復活しますけどwすぐ死ぬのを利用したギャグも多いです。肉体的ショックでも精神的ショックでもすぐにスナァと死にます。
後は吸血鬼の種類が多いwまともなのからヘンタイなのから果ては腐った野菜までもが吸血鬼になります。もう吸血鬼のバーゲンセールです。
対する吸血鬼ハンターや警察の吸血鬼対策課の職員も変なのばかり。
ギャグ漫画だからまともなのはツッコミキャラくらいでいいんですよね。そのまともなキャラって言うのが役割上もう一人の主人公、ハンターのロナルドになります。こいつがドラルクの城を破壊に追いやったのですけど(正確には一緒に城に侵入していたガキ……お子様の悪行が主な原因)。
話は基本的にロナルドの家に厄介な問題が起こって、それをロナルドとドラルクが解決するって流れです。
ロナルドは自伝を書いているんですけど、そこの編集部の人に振り回されたりもします。
ここの出版社、オータム書店と行ってネーミング自体はチャンピオンを発行している秋田書店のオマージュなんですけど、中身は全然別物でかなりの武闘派出版社で主人公達が呼ばれた時はいつも酷い目に遭わされます。
ギャグ漫画なので倒すべきボスとか大きな目的とかありません。ロナルドとドラルクと彼の使い魔のジョンのほのぼのとした退魔物語をのほほんと楽しむ漫画です。
この紹介を読んで少しでも興味をもつ人が現れたなら幸いに思います。
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