小説は読めば読むほど良い

「今回は小説を読みましょうって話かね」


「私は小説を読む習慣がなくて、語彙も少ないし小説らしい言葉遣いとか知らなくてね」


「ああ、それは小説をどんどん読んだ方がいいわ」


「で、読むようになりました」


「で、どう?効果はあった感じ?」


「…が……になったかな」


「お、おう……。あれ?そう言えば馬鹿猫の小説って小説のお約束のひとつの文章の最初に一文字空けるって言うのやってないじゃない。どうして?」


「あれって紙に書く場合のルールのような気がしてね。ネット上だと、例えばカクヨムもそうなんだけど文章が中央に表示されていて十分左右に余白があるよね。だからそんな必要な文法とは思えなくてさ。それに短文が続くと全部一文字空けた形になって意味がないかなと」


「その割にエッセイとか近況ノートじゃ一文字空けてるじゃん」


「うん、それはそれらが物語じゃなくて文章だからかなぁ。そう言う線引してる」


「何だか分かったようなわからないような……変な線引だなそれ」


「気にしたら負けだよ?で、やっぱ小説を沢山読むと知らない言葉を覚えるっていうのが良いね。言葉の使い方も参考になるし」


「小説書く場合も影響受けてる?」


「勿論!覚えた言葉は使える場面ではどんどん使っていこうと思ってるよ。まだまだ試行錯誤中だけどね」


「話を変えて、小説読まないって言ってたけどいつから読むように?」


「つい最近、カクヨムが正式オープンしてからかな?」


「あれ?確か馬鹿猫ってなろうにも小説を投稿してたんじゃ……」


「その頃は投稿しっぱなして他の人の投稿作はほぼ読んでなかったんだ」


「それがまた何でカクヨムになって読むように?」


「カクヨムのフォントが読みやすいから」


「お、おう……。まぁ、読みやすいっちゃ読みやすいけど、なろうが読みにくいって言う事はない気も……」


「カクヨムってオープンしたてで何か色々新鮮に感じたんだよ。それで例えばランキングとか見たら面白そうって言うのがいっぱいあって、試しに読んでみるかって気になって……その延長線上に今があるって感じかな」


「確かにカクヨムTOPページって色々言われたりしてるけど、初心者がいきなり色んな作品を読もうと思ったら結構とっつきやすいのかも」


「最近全然作品読んでないけど、また時間を作って読まなきゃなって思ってる」


「どんどん読んでレベル上げていこうぜ!」


「でもあんまり影響受け過ぎてパクリだって言われないようにはしなくちゃなぁ」


 と、言う訳で今回は読書のススメでです。

 私は今まで読書が趣味じゃありませんでした。小説を読む習慣がないのに小説を書いていたんです。実は今でも小説を読むのは苦手で、構えないと読めません。

 読み始めると夢中になって読めるんですけどね。


 そんな私が物語を書くようになったのは、当時のネット友達がいきなりメールで童話を送って来たからです。その作品が面白くて自分も書いてみようと思って書いたのが「ミキオ君の大冒険」でした。


 実は読書が好きじゃないと言いつつ、好きなジャンルの本はよく読んでいました。

 それは所謂ムー的なスピリチュアルな書籍類です。主に古神道、日月神示関連の本を好んで買って読んでいました。その流れでスピチュアルノベルとしてスピリリチュアルが題材の小説唯一集めて読んでいたんです。「数霊」シリーズって言うんですけど御存知の方はいらっしゃるかしら?


 「数霊」シリーズは本当に面白いんですよ。正しい霊的知識をベースにした神霊物語で……今回はこの本の紹介記事ではないのでこれ以上は書きませんが。


 と、言う訳で小説に全然接していない訳ではなかったんですけどね。上記の作品以外にもスレイヤーズの一番最初の話も単行本を買って読みましたし。ドグラ・マグラも買うだけ買って読む前になくしちゃたし←


 で、やっぱり良質な小説を読むと自分の文章の稚拙さがよく分かりますね。カクヨムに参加して、そう言う小説を沢山目にして目から鱗が落ちまくりですよ。

 小説の書き方指南のエッセイを読むより人気の小説を読む方が参考になる気さえします。

 人気の小説を書いている人の書き方指南ならきっとすごく参考になると思うんですが←


 そんな訳で、今更感がありますけど、これからもどんどん小説を読んでいこうと思います。読めば読むほど語彙も増えるし、言葉使いのセンスも磨かれていくような、そんな気がします。


 学生時代に先生が本を読めって言っていたのはこう言う事だったのかなぁ。

 しかしまぁ、気付くのが遅過ぎましたね。

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