漢字変換について

「今回のテーマって小説のネタ?」


「WEB小説の漢字の変換についての事だよ」


「それって読めない漢字をガンガン使われているって事?」


「それもあるけど逆に簡単な漢字が変換されていないって事ね」


「えっそうなの?」


「例えば「事」この漢字の変換されなさ率ね」


「事なんて誰でも知ってる漢字じゃん。何で変換されないんだろ?」


「そりゃPCの漢字変換でまず変換されないからだよ」


「まさか…でも確かに分節を区切らないと変換されないね」


「他にもあるけど何で簡単な漢字を変換しないん?ってのは読んでいるとたまに見かけるんだ。明確な理由はあるのかなあれ」


「作者によって変換しない理由はそれぞれなんだろうけどね。一度聞いてみたい気はする。実はすごい説得力のある理由があってそうしているのかも知れないし」


「ちなみに私はしっかり「事」を変換してますよ」


「そりゃそう言う主張をしている人が変換してなかったらギャグだよ」


「難しい漢字を変換してるのは同じ理由でね。PCが変換しちゃったからって言うのは多いんじゃないかと思うんだ」


「まぁ小説は難しい漢字を使っていると高尚に思われるって部分もあるからね」


「例えばだけど凭れかかるって書かれて読める?」


「え?こんな漢字あるの…?初めて見た」


「これ、もたれかかるって読むんだよ…学校で習うのかな?私は学がないから頭のいい学校なら習うのかも知れないけど」


「もたれかかるで変換したら靠れかかるって漢字もあるみたいだね。どっちも初見だとまず読めないね」


「それでルビが振ってあったらまだ分かるけどさ…その小説ではノールビだったからね。そりゃ読み方ググッて調べるよね」


「WEB小説だと変換のさじ加減は作者に委ねられるから難しいね」


「この凭れかかるを漢字表記していた小説でも逆に小学校で習う漢字を平仮名で表記していたからね。意味が分からないよ」


「確かカクヨムで投稿されていた小説の書き方講座に漢字変換のバランスについて書いてるのがあったよ。やたら変換しない方がいいってその記事には書いてた」


「その記事読んだよ。読んでからは読む時の印象で変換を考えている人も多いんだろうなって思うようにはなった。私も詩を書く時は印象を考えて変換しているし」


「でも難し過ぎる漢字は変換して簡単な漢字は変換しないのは読んでいてやっぱり違和感を感じるなぁ。要はバランスだね」


「読めない漢字はルビ欲しいね。何が読めないかの基準も難しいところだけど」


 はい、そんな訳で今回のテーマは文章の漢字変換率についてですよ。

 私は普段小説を読まないので読むとしたらWEB小説が多くなるのですが、つまりそれはプロじゃない人の小説と言う事になります。プロじゃない以上はその文章の質にかなりの幅があると言う事になりますね。それ故に生じる違和感のひとつがコレなんですよ。


 会話文に例の一つを上げましたが「事」これが変換されていない率が結構高いです。後は「出来る」も変換されない事が多い。これってそうせざるを得ない明確な理由があるんでしょうか?無学な私はその理由を知らないのですが。


 ひとつ可能性を上げれば変換で一発変換出来ない。これ、あるんじゃないかと思うんです。一発変換で「事」や「出来る」が変換されていればまた違った結果になるんじゃないかと。じゃあなんで変換でそれらが一発変換出来ないんでしょう…分かりません。謎は深まるばかりです。


 逆にやたら難しい漢字を使いたがる人もいます。会話文に例を上げた「凭れかかる」なんて普通に読める人がどれくらいいるんでしょう?ただ、カクヨムで小説を読む人なら普通に読める人も多いのかも知れませんが…(汗)。私はこの漢字自体を知りませんでした。無学ですはい。


 漢字の変換はこれくらい読めるだろうって個人の感覚でやってしまいますからね。読者によっては読めない分からないは平気で発生する問題だと思います。やはり小説も読んでもらってナンボなのですから自己満足に陥らずにしっかりバランスを取って書きたいところです。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る