伏線について

「今回は小説に関する話題だね」


「やっぱりここはカクヨムですしおすし」


「伏線ってさぁ…やっぱり書く方としては沢山仕込むものなの?」


「色々仕込むの楽しいんだよね。ただ上手く隠せているのかバレバレなのかは気になるな」


「作者と読者の知恵比べだしね」


「私はあまり頭の出来が良くないからミステリとかは無理なんだけど伏線考えるのは好きだな」


「どうせバレバレ伏線なんじゃないの~?」


「そうかも…でもバレバレの伏線は逆にお約束って事で許されると思う」


「伏線がうまいかどうかはやっぱり読者の反応を見るしかない部分はあるね」


「作者は全て知っているから客観的に見られないんだよね」


「馬鹿猫はうまい事風呂敷包めてるの?」


「自分ではそう出来ていると思っているよ」


「伏線もうまく回収してる?」


「不思議なんだけどさ。特にハッキリ決めていない伏線が書いている内に不思議とうまく回収出来たりするんだよ。その場の発想でね」


「そう言うのって小説書きあるあるなのかな?」


「どうだろう?聞いて回った事ないから分からないけど結構いるのかも」


「そう言えばギッチギチに設定を詰めてプロット書いて書く人と何も考えずに書く人とどっちの人もいるもんね。どうせ馬鹿猫は何も考えないで書く方だろ?」


「失礼な。今はある程度は考えて書くようになったよ。昔はぶっつけ本番で思いつくまま書いていたけど」


「考えて書くようになったから短編が書けなくなったんじゃない?」


「そうそう、短編はみんなぶっつけ本番で書いてる。あ、そう言えばなろうに投稿した「猫がきゅうりに驚く理由」全部ぶっつけだよ。長編だけど」


「ここに投稿していない作品の話題は申し訳ないけどNG」


「夢の続きの物語が完結したら投稿始めるからノーカンで」


「そう言うなら今からでも投稿始めればいいのに…」


「(無視して)行き当たりばったりで書いていて伏線が回収された時の感動はたまらないものがあるよ」


「そう言う事が起こったりするから創作って面白いね」


 はい、今回のテーマは伏線です。大抵の物語には伏線がありますよね。良い物語は読者の期待を裏切ってなおかつ感動させたり考えさせたりします。

 作者の皆さんは伏線についてどう取り組んでいらっしゃるのでしょう。多分作者によって千差万別なんだろうと思います。綿密に設定する人。取り敢えず物語に隙を作っておいて後でそれを埋める人。物語を結末から考える人は前者で一話から順番に考える人が後者が多いのかな?


 私はあんまり頭が良くありません。綿密な設定を元に読者に謎かけ勝負をするようなミステリとかは到底書けないです。難しい話は飛ばして読んでしまうほどオツムは空っぽです。そんな私も伏線を考えるのは好きなんです。この展開は前の話のこの振りが生きているから…みたいなのをどんどん入れたいと思っています。成功しているかどうかは分かりませんが。


 会話文にも書いたんですけど伏線がうまく行ったかどうか作者は分からないんですよね。だって作者はみんな知っているんですもん。良き読者に評価してもらって伏線の精度を上げていかないといけないと思います。ここはもっと匂わせた方がいいとかここで謎を一気にバラして物語をもっと盛り上げようとか。いいアドバイスは作者の力量を上げますよね。


 私は細かいところは考えずに行き当たりばったりで書くスタイルです。でも不思議と書いていると謎にしていた伏線がまるであぶりだしのように回収されていくんですよ。そう言う時は書いている自分が驚くんです。おお!そうだったのか!って。

 作品を書いていてキャラが自分の意志を持つように話し始めるって現象は有名ですけど、詳しく詰めていない伏線の回収もまたそう言う感覚があります。作中で答えを教えてくれるって言うか。面白いですね。だから創作はやめられません。

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