伏線を回収したら物語が終わってしまう
「えっ?何これ」
「文字通りのテーマだよチミィ…」
「おっしゃっている意味がよく分かりませんが…」
「つまりだね。物語を創作するにあたって幾つかの伏線を用意する訳だ。その物語を面白くする為にね。で、その伏線を全て回収し終わった!この時点で物語は終わってしまうんだよ、私の場合」
「うーん、でもそれって普通じゃないの?」
「かも知れない、かも知れないけど…秘密を全部バラした途端終了って何か寂しくないかえ?」
「まぁ…その後も多少は続いて欲しいかなって気もしないでもないかな」
「伏線回収終了後すぐに終わるとその物語が伏線を紹介したかっただけみたいになるじゃんか」
「うーん。テーマ的なものがあるならまだ続けられるんじゃない?それかまた新しい風呂敷を広げるか」
「新しい風呂敷って難しいよね。どうしても後付けっぽくなるし」
「伏線回収した後でどーでもいい話が続くとか?でも敵を倒す物語とかだと敵を倒したら終わりなのは仕方ないよ」
「伏線回収後に長く続く必要はないけどせめて1話くらいまるまる後日談っぽくしたいな」
「書けばいいじゃん」
「伏線を全て回収するってゲームで言えばエンディングなんだよね。エンディングのためにゲームしているところがあるじゃん。全部謎が解けたらやっぱ終わるしかない。続けようがないんだ」
「そうかなぁ?書きようだとは思うけど。あ、外伝みたいなの書けばいいじゃん」
「それはそれでそこでもまた伏線回収で終わる気が」
「あーもう、じゃあ伏線回収で終わればいいんだよ、もうそれで!」
「伏線回収出来ずに投げっぱなしよりはいいか」
えー、そんな訳で今回のテーマは物語の終わらせ方についてでした。今回自分の技量の未熟さを晒しただけやね。
自作に限って言えば本当に伏線回収したらそこでストンと物語が終わってしまうんですよ。自分で設定した謎を語らせるまではどうやっても物語を終わらせられないのに全部語ったかな?って思ったらそこで終わっちゃ感じ。これどうにか出来んかな。
あ、そうそう、私物語を書く時に基本的にテーマとかは決めません。最初に頭に物語のワンシーンが浮かんでそこから肉付けしていく感じです。頭の中で途中から話が始まっているのでそこに繋げられるようにつじつまを合わせていくんです。そうやって必然的に伏線が生まれてくるんですよね。最初に見せたいシーンありきなんです。
最近は少し成長して最後まで語られない設定もあっていいか。と、全部説明し尽くすのではなくて語らない設定みたいなのも盛り込むようになりました。こうする事で世界に奥行きが出てくるかなぁ、何て。基本使った設定は作中で出来るだけ説明したいと思っています。
今、いくつかの作品を並列して書いているんですけどこの中のひとつでも伏線回収した後も物語を続けられるような展開が出来ればなとそう思っています。
実際、そこまで深い設定はまだまだ書けないですけどね。いつもいきあたりばったりですよ。ちゃんと作ればもっと完成度も人気も上がるのでしょうねきっと。
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