第62話 選考! 閃く妖精の光が少女の闇を照らす! (Dパート)

 轟音が鳴り響く。

「――!」

 しかし、カナミの身体はまったくの無事であった。

 何故なら、ヘヴルとカナミの間にヨロズが割って入ってきたからだ。

「ヨロ、ズ……?」

 ヨロズが自分の代わりにヘヴルの剛腕を受け止めてくれたからだ。

 助けてもらった。

 でも、なんでヨロズが助けてくれたのか。

 敵であるはずのヨロズがそんな行動をとったのか、理解できずに声が出ない。

「うぐッ!」

 次の瞬間、ヨロズが苦痛の声を上げ、全身から血を吹き出す。

「あぁ!」

 カナミは声を上げる。

 心配なのか、驚きなのかわからない。

 ただ、あれだけ強くて頑丈なヨロズが、たった一撃受け止めただけで身体がボロボロになってしまった。

(私を、かばって……?)

 本当にそうなのか、わからないけど少なくともヨロズのおかげでカナミは今無事だ。

「ヨロズ?」

 カナミは呼びかけてみる。

「どうした?」

 ヨロズは苦悶の声など無かったかのように、抑揚のない口調で答える。

「どうして、私を……」

「知らんな」

 かばったの? って訊こうとした時、先にヨロズが答えた。

「助けたつもりはない。ただお前が他のものに倒されるところを見たくなかっただけだ」

「は、はあ?」

 カナミはなんて勝手な理由で助けられたんだと思った。

「ぬぉぉぉぉぉぉぉッ!!」

 ヨロズは気合の雄たけびを上げて、ヘヴルを退ける。

「ほお、やるな」

 ヘヴルは驚嘆する。

「うぐッ!」

 しかし、ヨロズは無理をしたためか、膝をつく。

「ヨロズ!」

「……オプス」

 ヨロズの呼びかけに応じて、オプスがやってくる。

「リュミィ?」

 それと一緒にリュミィもカナミのもとへやってくる。

「心配してくれてるの?」

 その瞳からそんな風に見てくれているように感じた。

 リュミィは頷いて肯定する。

「ありがとう」

 お礼を言うと、リュミィは嬉しそうにカナミの周りを飛び回る。

「オプス、力を」

 そんなやり取りの最中、ヨロズはオプスへ呼びかける。

 オプスはそれに応じて、黒い球体となってヨロズを包み込む。

(あの時の力……!?)

 リュミィとオプスが生まれた時、ヨロズはモモミと戦った。

 その時にオプスはヨロズへ力を与え、モモミをあっさりと倒した。

 その力が妖精から授けられた魔法であった。

 ヨロズは黒い羽を生やし、全身を覆う魔力が桁外れに増した。

 これならヨロズにさえ勝てるかもしれない。

 カナミはわずかながらに期待してしまった。

「――お前も」

 ヨロズが背後のカナミへ言う。

 そこで、カナミは我に返る。

「お前もその力を使え」

「その力……?」

 言うまでもなくリュミィのことだろう。

 リュミィとオプスは同じ時、同じ場所から生まれた妖精だから同じ事ができるのかもしれない。

 しかし、リュミィはそんな魔法を使った事が無い。使えるともカナミは思ったことが無い。

「リュミィ?」

 問いかけるようにリュミィの名前を呼ぶ。


キラン!


 リュミィはカナミの呼びかけに応えて、宙を一回転する。

「オプスみたいなこと、できるの?」


キラン!


 リュミィはまた一回転する。

「できるの?」

 もう一度訊くと、ウンと頷く。

「……え?」

 そんなにあっさりと肯定されるとは思わず、むしろできないものだとばかり思っていたのでキョトンとする。

『あんた、出来るならもっと早く言いなさいよ!』

 ミアならきっとこう言っただろうと想像してしまった。

 まあ、仕方が無い。喋れないのだから。

「力を貸してくれる?」

 今度は力強く頷く。

 途端に、リュミィは光になってカナミを包み込む。

 これは魔法少女の変身の時の光に似ていた。優しくて温かくて力が湧いてくる。

 背中に羽が生えたかのように身体が軽くなる。


バサッ!


 本当に背中から妖精の羽が生える。

「フェアリーフェザー!! って、なにこれ!?」

 カナミは背中を見てみる。

『私の羽だよ!』

 頭の方から声が響く。

「え、これって? リュミィ?」

『そうだよ!』

 とても元気な発声がリュミィの姿と重なる。

「あなた、喋れたの!?」

『ようやくカナミに伝わってるだけだよ』

「え、あぁ……」

 カナミは思い出してみる。

 頷いたり、一回転したり、キラキラ羽をはためかせたり、あれはリュミィなりに喋っているつもりだったのだろうか。

「ごめんね、気づかなかったわ」

『ううん、いいの! それより!』

「ええ!」

 カナミは敵を見つめる。


ドスン!!


 ヨロズの拳とヘヴルの拳がぶつかる。

「ぐッ!」

 ヨロズがやや分が悪いのか、よろめいてカナミの方まで退く。

「手にしたか」

『お前等トロかったからな!!』

 テンションの高い少年の声がする。

「この声がオプス?」

「やかましいがな」

 ヨロズは肯定する。

『お前が喋らなさすぎるんだよ!』

『言葉が伝わると楽しいのにね!』

 リュミィとオプスがこんなに喋るのが大好きだとは思わなかった。

「魔法少女カナミ」

 ヨロズに呼びかけられただけで気が引き締まる。

「お前も力を手に入れたのなら、今すぐその力を使え」

 そう言われて、カナミはヘヴルを見据える。

「……あいつを倒すために」

「そうだ」

 ヨロズは肯定する。

 力を合わせて戦う。二人はあえて口にこそしなかったけど、そういうことだ。

 いくら妖精の力を手にしたとしても、それでもヘヴルに勝てるほどじゃないのはわかる。

(こいつと力を合わせることになるなんて……!)

 全く予想だにしなかったことだけど、不思議と嫌悪感が無い。

 今まで戦いで苦しめられた強敵だというのに。敵だったから途中で裏切るかもしれないのに。

 でも、不思議と。


――二人なら勝てる気がしてくる。


 同じ妖精の力。

 それも双子ともいえるリュミィとオプスの力を手にしたおかげで、テレパシーのように気持ちが通じ合っているようにさえ感じる。

「いくわよ!」

「おう」

 カナミが呼びかけると、ヘヴルは応える。

 まるで戦友のように。しかし、決して背中を預けられない緊張感はあった。

 カナミは地を蹴ると、身体は浮かび上がり、宙を舞った。

 そして、その身体は地をつかず、上がり続ける。

 比喩ではなく、本当に羽が生えたのだと自覚する。

「飛べる!」

『もっと高くいけるよ!!』

「ええ!」

 リュミィの声に応じると、さらに羽ばたきを強く、高く速く飛べた。

「凄い!」

 飛べる。

 その感覚は、どんなことでもできるような万能感が陥る。

 実際、凄まじい魔力がみなぎってくる。

「神殺砲!」

 空っぽになっていたはずなのに、大砲を撃てるだけの魔力が蘇る。

「ボーナスキャノン!!」

 大砲を撃つ。

 ヘヴルは片手で受け止める。

「イノ! シカ! チョウ!!」

 さらに三連発放つ。

 充填に時間がかかるはずの三連発を瞬時に撃てる。

 羽の高揚とともに沸き上がる魔力がそれを可能にしてくれたのだ。

「ぐッ!?」

 三発受け切ったヘヴルの腕が軋み上げる。

「その腕、貰った!」

 ヨロズの剛腕から伸びた爪がヘヴルの腕を切り裂く。


ザシュ!!


 ヘヴルの四本ある腕の内、一本が床へ転げ落ちる。

 オオ……! オオ! と、どよめきが起こる。

「ヘヴル様の腕を!?」

「あれだけの攻撃を受けてもビクともしなかったのに!?」

「すげえ! なんなんだあいつら!?」

 驚愕の歓声が飛び交う。

 しかし、カナミはそれらの音を置き去りにして飛び続ける。

「カナミ、すごぉくはやぁい」

 言葉とは裏腹に、涼美の喋り方は相変わらずまったりとしたものであった。

「今までのカナミちゃんには無かったスピードね」

 千歳は感心する。

「それよりも、凄まじいのは魔力の回復速度ね。あれだけの砲弾を撃ち込んだ後でもすぐに飛び立てるなんて」

 来葉は驚嘆している。

 未来視によって、カナミがさらに魔法を撃ち続ける未来を視たから言えるのだろう。

「リュミィがカナミちゃんが力を与えているのよ」

 あるみは言う。

「あれは周囲の魔力を巻き上げて、カナミへ魔力を充填する類の妖精よ。一気に魔力を放出して消耗の激しいカナミちゃんとは相性が抜群なのよ」

「確かに今、カナミちゃんの身体に巡っている魔力は充実しているわね。って、周囲の魔力を巻き上げるって私達の魔力も!?」

 千歳が騒ぐ。

「巻き上げているぅって言ってもぉ、空気中にぃ溶け込んでいる魔力やぁ観客の怪人達ねぇ、私達の魔力は巻き上げてないみたいねぇ」

「それでも、とんでもない能力ね。空気中の魔力や他人の魔力を自分のものにできるなら実質無限っていってもいいわね」

 来葉は眼鏡に指を立てて直す。

 その凄さと危なさにいてもたってもいられないのを必死で抑えるかのように。

「ただ無限とはいえ、カナミちゃんの身体の方がもつかね。あのまま、最高速度で走り続けたらいずれバラバラになるわ」

 あるみも真剣な面持ちで飛び回るカナミを見つめ続ける。

「これは見ものだな」

 壊ゼルは心底愉快そうに笑う。

「あの娘がバラバラになるか、先にヘヴルがくたばるか」

 ククク、と、グランサーも笑う。

「視百、お前はどう見る?」

 ジェンナは問いかける。

「私の眼からみて、あの力は危険すぎる。早々に始末するべきかと」

「だろうな。お前ならそういうと思った。

――ただ、口を慎んだ方が身のためだぞ。始末などといっては黙っていられない者もいるからな」

 ジェンナは笑って、涼美へ視線を移す。

「あるみちゃぁん?」

「わかってるわ」

 涼美とあるみは言葉少なめに意志を交わす。

――もしも、カナミが限界を迎えたのなら、その時は……!


バァァァァン! バァァァァン! バァァァァン!!


 闘技場から爆音が鳴り響き、爆風が巻き起こる。

 もう何発、神殺砲を撃ち込んだのか数えられなくなってきた。

 一度の戦いでこれだけ撃ったことは無いけど、まだまだ力が湧いてくる。リュミィのおかげで間違いないけど、この力もいつまで維持できるか、限界もまだ掴めていない。


ズドォン!


 反撃の風や炎の砲弾が飛んでくる。

 これをカナミは上昇してかわす。

 神殺砲を撃ち込んだら、その分だけ砲弾を返してくる。

 ダメージは与えられているものの、決定的なものではないことを物語っている。

「全力で撃つしかないわね!」

『うんうん、思いっきりやっちゃって!』

 リュミィは大乗り気だ。


ズドォン!!


 しかし、ヘヴルからの砲弾をかわすだけで精一杯で、魔力を一点に集中させることが出来ない。

「中々やるようになったが、それが限界か!」

 ヘヴルはそう言ってきた。

 相応の距離と速度で声は届かないはずなのに、カナミに聞こえるようにわざわざ魔力で声を飛ばしてきたのだ。

「ぬぅん!」

 ヘヴルは一声上げ、跳躍する。

 それは今までにないほどの速度でカナミに迫るものであった。

(追いつかれる!?)

 それほどの速度であり、追いつかれて捕まったら一巻の終わりだ。

 しかし、ヘヴルの速度はカナミの羽よりも速かった。

『兄妹をやらせるかぁぁぁッ!!』

「お前の相手はこっちだ!」

 そこへ飛んできたヨロズが剛腕で殴りつける。

「ガアァァァァァァッ!!?」

 思いっきり頭を殴られたヘヴルは、血を噴き出して怒り狂ってヨロズを殴り返す。


ガツン! ガツン! ガツン! ガツン!


 ヘヴルとヨロズの壮絶な殴り合い。

 双方の拳が一撃当たる度に、地響きが鳴り立てる。

「………………」

 カナミは、ヨロズに助けられたという奇妙な感覚を味わうとともに、この好機を逃さまいと魔力を充填する。

(全力で撃たないと!)

 ただこの充填には時間がかかった。


ガツン! ガツン! ガツン! ガツン!


 その間にも、ヘヴルとヨロズは殴り合いは続く。

 だけど、腕を一本失ったとはいえ三本の腕があるヘヴルの方に分があった。

「うぐあッ!」

 二本の腕から放たれる拳を受け止めた後から来た、三本目の腕をまともに受けてよろめく。

 さらに止めとささんとヘヴルは三本の剛腕を振り下ろす。

「――!」

 しかし、そこでヘヴルの攻撃が止まる。

「そうそう、好きにさせないわよ!」

 ヘヴルの拳にミアのヨーヨーの糸が巻き付いた。

 さらに畳みかけるように、スイカとシオリが腕へ目掛けて渾身の一撃を見舞う。

「ノーブルスティンガー!」

「サヨナラホームラン!!」

 レイピアの一突きとバットの一振りがヘヴルへ炸裂する。

「ぐわあぁぁぁぁぁッ!?」

「その腕はカナミの全力の神殺砲を受けてボロボロだったものね」

 ミアの見立て通り、ヘヴルの腕は二人の一撃で千切れ飛んだ。

「魔法少女達に助けられるとはな」

 ヨロズはそう言いながら、ヘヴルの腹へ打ち込む。

「ぐッ! 貴様!?」

 今度はヘヴルがよろめく。

「今よ、カナミ!」

 ミアが呼びかける。

「ええ!」

 魔力の充填を行っていたカナミはステッキをヨロズへ向ける。

(ヨロズ……ミアちゃん、スイカさん、シオリちゃんが手を貸してくれた! だから、これは外せない!!)

 その想いとともにステッキが大砲へと変化させる。

「ボーナスキャノン! アディション・F!!」

 魔力の砲弾を発射する。

 砲弾は寸分の狂いなく、ヘヴルへ向かっていく。

「ぬぅぅぅぅぅぅッ!!」

 ヘヴルは残った二本の腕で受け止める。


バァァァァァァン!!


 ヘヴルと砲弾が激しくせめぎ合う。

 二本の腕では防御が間に合わないのか、一歩ずつ後退していく。

「この程度で負けるものかッ!」

 それでも意地で気合の雄たけびを上げる。

「――いや、負けなさいよ」

 一発の弾丸がヘヴルの腕を撃ち抜く。

 それで、ヘヴルの防御が崩れた。

「ぐ、ぐわぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

 一度防御が崩れると、そこから一気に砲弾へ飲み込まれる。

『カナミ、一気に決めて』

「アディションFはここから! もう一発!」

 カナミはもう一歩踏み込んで、もう一発砲弾を撃ち込む。


バァァァァァァァァァァァン!!


 砲弾は完全にヘヴルを飲み込んで、大爆発を巻き起こす。

 後には瓦礫しか残らなかった。

「か、勝った……」

 魔力を限界を超えて使い果たした。

 カナミは肩で息をして、瓦礫を見つめる。




「完全に沈黙したわね」

「ありゃ、完全にやられたな」

 壊ゼルは仲間がやられたというのに愉快そうに言う。

「はあ~」

 千歳は長く息を吐く。

「さすがぁカナミねぇ~」

 うっとり顔で涼美は言う。

「あるみはかなみがやれるってずっと信じてたのね」

「まあね」

 来葉は感心する。

「これで三次試験も終わりですか。思ったよりも生き残りましたな」

 視百は判真へ物申す形で言う。

「それもまた良し」

 判真はただそれだけ言って、立ち上がる。

「これにて、最高役員十二席選抜第三次試験を終了する。生き残った者だけが合格者とする」


オオォォォォォォッ!


 判真がそう告げると、歓声が上がる。

 ただ闘技場にいた怪人達にはもう歓声を上げる程の気力は残っていなかった。

 生命からがら生き残った。そういう感想しか抱けなかった。

「魔法少女達の活躍は目を見張るものがあったけど、うちの怪人達はちょっと情けなさすぎやしないかい?」

 ジェンナはぼやく。

「そうだね。どいつもこいつも軟弱すぎて狩りがいがない。せいぜいカリウスんとこのヨロズとかいうやつぐらいか」

 グランサーもそれに同意する。

「奴なら鍛えがいがあるな。叩けば光る原石ってやつだ」

「それはあの魔法少女達にもいえるな。いずれ、足元がすくわれる日がくるかもしれない」

 ジェンナは警告のように告げたが、同時にそれを望んでいるようにも聞いてとれた。




 カナミの元に魔法少女は集まった。

「やったわね、カナミさん」

「凄い一撃でした」

「スイカさんたちのおかげです……」

 カナミはステッキを文字通り杖にして身体を支えて、かろうじて立っている状態であった。

「そうよ、感謝しなさい」

 モモミが恩着せがましく言う。

「ちょっと、それはあたしの台詞よ!」

「ありがとう、ミアちゃん、モモミも……」

「こいつはおいしいところだけとっただけじゃないの」

 ミアは文句を言う。

「そう……てをかしてくれた、といえば……ヨロズ……」

「俺を呼んだか?」

 カナミがその名前を口にした途端、目の前にヨロズは立っていた。

「こんかいは、たすけられた……」

「俺は助けたつもりはない。それに奴を仕留めたのはお前だ」

 ヨロズらしい物言いであった。

「この次があったら、俺が勝つ」

 それだけ告げて、ヨロズは背を向けて去っていく。

『またなー!』

 ヨロズの肩に乗るオプスは、彼とは対照的に陽気に手を振る。それは、妖精の力を使ったカナミにしか聞こえない声だったけど、誰もその事を気にしなかった。

「あいつ、あんたにライバル心剥き出しね」

「ハハ、めいわくなはなしなんだけど、ね……」

 言い終えた途端、糸の切れた人形のようにカナミはバタリと倒れた。

『カナミ!!』

「「カナミさん!!」」

「「カナミ!!」」

 みんなが呼びかける。しかし、カナミの意識は深い闇の底に沈んでしまい、応じる事が出来なかった。

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