七話 幼馴染はとても可愛いようです


「セラフィム〜お客さんが来てるわよ〜」

俺は母さんに呼ばれてとことこと玄関へ向かう

「はーい」

誰なのかは分かってたいるんだが…

ドアを開けるとそこには

俺好み、どストライクな美少女が立っていた。

「おはよう〜セラフィ!」

幼馴染の セルリアス ルミリアは笑顔で言う。

「おはようルミリア」


ルミリアと知り合ったのは

5歳になって外で一緒に遊び始めたのが

きっかけで今になっては大の仲良しだ。

毎日と言っていいほど遊んでいる

そして今日も朝から一緒に遊ぶ約束を

していたのだ。

「ねぇねぇ今日何する?」

俺よりも少し背が低いので若干上目遣いになる

はぁ〜癒されるぅ〜幼馴染って最高

神様ありがとう!いやメア様か?

どっちでもいいけどありがとう!

こんなにも可愛い幼馴染と遊べるだけで

幸せですサイコー。

「もぉ〜話きいてる?」

ダメだ機嫌を損ねる!

「聞いてるってば !何して遊ぶ?」

慌てて答える。

「じゃあ今日は海に行こうよ!」

よかった機嫌は良さそうだ。

というのも遊び始めて間もない頃

俺はルミリアの機嫌を損ねてしまい

4日間、口をきいてくれなかった事が

あったからであるあれは相当堪えた

本当にあれは辛かった。無視されるって辛い。

それから俺はルミリアの機嫌を損ねないように

立ち回っている、嫌われたくないし。


そんなこんなで海に着きました。

村から1Kmないくらいで魔物もいないので

子供だけで出かけても大丈夫。

にしてもこんな近くに海があるなんて

思ってなかったからな

最初に海に行こうよと言われた時は思わず

「はぁ?」

と口に出してしまったくらいだ

「おーいセラフィもおいでよ〜

気持ちいいよ〜!」

「お、おう!」

最初は海に行ってもどうせ

肌は竜の鱗とかなんだろうなとか

思ってたけど…

よくよく考えたら自分の体も

親も村のみんなもほぼ人間

まぁ竜人族だけあって戦闘をする時には

身を守るために鱗がでてくるんだが…

もちろん裸じゃありませんよ?

もちろん水着なんてものもありません

そのままです

はい、服着たまんまです。


ぼーっとしていると

「うわっ!ぷっ!」

ルミリアが水をかけてきた。

「やったな!」

俺も水をかけかえす

「きゃ!」

かわいいな〜

普通にしてても100人中100人が

「やべっ!君激マブじゃん!」

とか言うに違いない

しかも今は服が透けていることによって

何倍にもかわいく…

おっとさっきいやらしい目で見ないって

決めたばかりだったな、失敬失敬


そして

俺とルミリアは疲れるまで海ではしゃぎ続けた

「もうそろそろ帰ろうか」

「そうだね」

ルミリアはぐったりしている

少しはしゃぎすぎたかな。

「はいっ」

俺はルミリアの前で腰を下げる

「えっ?どうしたの」

ルミリアは不思議そうに俺を見てくる

「いいから!俺に寄りかかって!」

「んっ」

ルミリアは俺に寄りかかってくる

俺はルミリアを抱えて腰をあげる

いわゆるおんぶだ、

ルミリアのいい匂いを堪能しながら

俺は村までルミリアを抱えていった


「それじゃまた明日!今日はありがとね!」

ちょっと顔が赤い、なんかあったのだろうか?

「おう!また明日!」

そう言って俺は家に帰った

「今日も楽しかったな」

明日は何をしよう

俺は明日がたまらなく楽しみになった。

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