第五話 真実の冬


 部屋は暖めたし、何枚も毛布をかけた。なのに、冷たくなっていく。薄く閉じた目蓋は、開かない。ベッドに横たえたトムの痩躯が、縮んでいくように見えた。


「おじいちゃん、おじいちゃんっ」


 エミリーが必死に体を揺さぶっても、僅かな反応も無い。

 ズボンの裾が、強く引っ張られる。


「おねがい、とーか」


 僕を見上げる蒼い瞳は、すがるように震えていた。


「おじいちゃんを、たすけて」


 こぶしを硬く握りしめる。


「僕には無理だ」


 エミリーは、悲壮に眼を見開くと、廻へ視線を向ける。きつく喰いしばられた廻の唇に、じわりと血がにじんだ。眼を伏せて、彼女は力なく、首を横に振る。


「そん、な」


 力を失った少女は崩れ落ち、老人の胸元に頭を落とす。

 あと一歩だというのに。暗く沈んだ感傷に、僕はまぶたを閉じた。


「すまな、かった」


 金色の髪に、枯れ木の枝が触れる。それは、手の形をしていた。老人の目蓋が、僅かに開いている。死の淵から戻って来れたのか。そんな安堵は、すぐに掻き消えた。

 落ち窪み、黒ずんだ眼窩。灰色の肌に、光のない瞳。最期の時が近いことは、誰の眼にも明らかで。頭に乗せられた細い手を、少女は胸に掻き抱く。


「やだ、いやだっ」


 流れ落ちた涙は、老人の手に跳ねた。

 ぼんやりと、焦点の定まらない瞳で、トムはエミリーを見つめる。


「すまなかった」


 老夫はただ、謝り続けた。

 何度も、何度も、吐き出すように繰り返される謝罪が、徐々に小さくなっていく。


「だめ、いかないで、おじいちゃんっ」


 必死につなぎ止めようとする少女の声も、届いてはいなかっただろう。

 何か、出来ることはないか。焦燥と共に、僕はトムの言葉を思い出した。


「エミリー、笑うんだ」


 老人と酒を呑んだ、あの夜のこと。


「トム、言ってたんだ。もう一度、君の笑顔が見たいって」


 余りに酷な願いに、小さな少女は下唇を噛み、肩を震わせた。彼女は僅かに頷くと、トムの顔を覗き込む。

 そして、まばたきをひとつ終えたとき。部屋からは、ひとつの灯が消えていた。

 人の終わり。初めて触れたそれは、呆気なく、味気ない。胸の中が空っぽになって、現実のことじゃないみたいだった。


「灯火、出よう」


 うつむいた廻が、僕の上着の裾を握っている。

 声もなく亡骸の上に伏せるエミリーを背に、扉に手をかけて。


 灼熱に触れるような痛みと共に、取っ手をつかんだ指先が凍りついた。咄嗟に足を上げようとすると、凍って床に張り付いてしまっている。


 鋭い悲鳴が上がった。見ると、廻の脚を徐々に、氷が這い上がっている。

 何が起こったのか。廻だけは助けようともがいても、腕も脚も微動だにしない。

 もげてしまっても構わない、力任せに腕を引く。みしりと軋む音が鳴り、扉と共に僕は吹き飛ばされた。うつ伏せに倒れたまま、首だけを動かして入口を見上げる。

 純白のロングコートを着た人影、冬の番人が立っていた。彼が僕へと歩み寄ってくるのを、見ていることしかできない。体のほとんどが凍りついている。


 そして、番人のスラリと伸びた指先が、僕の額に触れて。


 ◇◆◇


「刹那のうちに僕は、ホワイトハウスの前に立っていた」


 舞い落ちる粉雪の中、人形は、硬い声で語る。


「でもそこは、僕の知るワシントンじゃあなかったんだ」


 わけが分からず、首をかしげる。続けて、灯火は語る。


「そこには見覚えのない、見上げるほどに巨大な白い塔があった。街を行き交う人々の姿があった。街を覆う水の壁が無くて、真っ白に曇った空があった」


 そして、あって当たり前のはずの、夜が無かった。

 それは、常夜に至る、少しだけ前。


「滅びる前のワシントンD.C.に、僕は立っていた」


 ◇◆◇


 色とりどりの鉄の箱が、大通りを騒がしく行き交う。それを何と言ったか。そう、自動車だ。空を見上げれば、暗い白に染まった空が、夜に慣れた瞳を灼いた。

 頬にひんやりと、雪が舞い落ちる。桜の並び立つ岸辺へ、僕は歩き出した。


 ◆


 塔があった。僕を縦に十人並べたくらいの、白亜の塔。先は槍のように尖っている。

 そのふもとで足を止めた。吐き出す白い吐息の向こう、人影が三つ、並んで歩いてくる。

 くすんだ金髪の少女を挟んで、老夫と、若い女性。三者三様の微笑みを浮かべて、楽しそうに話していた。


「あとどれくらいで、さくの?」


 少女の問いに、赤毛の長髪をなびかせる女性は、人差し指で眼鏡を上げる。


「そうですね、二ヶ月くらいでしょうか」

「もう少しばかり、辛抱だ」


 白衣に身を包んだ老人が、枯れ木のような腕で少女を撫でた。彼女の胸元で、銀のペンダントが揺れる。


「また、三人で見にくるとするか」


 老人の言葉に、少女はぱあっと笑みを咲かせて、大げさにうなずく。そうして三人は僕に気づくことなく、真横を通り過ぎて行った。

 一歩も動けなかった。少女の、エミリーの浮かべた満面の笑みが、焼き付いて離れない。


『ヨく、見てオけ』


 気づけば。冬を司る幻想、冬の番人が隣に立っていた。


「ここは、海に沈む前のワシントンD.C.なのか」

『ソの、断片。残さレた、記憶ノかけら』


 目深にかぶられた冬の番人のフードが、僅かに揺れる。


「これも君の、冬の幻想の力なのか?」

『違ウ、これハ』


 番人は言い淀んだ。構わず、僕は次々と問を投げかける。


「どうして君は、街を冬で覆ったんだ。どうして、エミリーの夢を邪魔する」


 フードの奥の暗がりを、じっと見つめる。番人の瞳が、ちらりと覗いた。


『見レば、分かル事だ。着いてコい』


 歩き出す番人の背を追う。道ゆく人々は、僕と番人なんていないかのように、通りすぎていった。向こうには僕らが見えなくて、僕らもまた、向こうに触れることはできない。

 白く染まっていた空は、だんだんと黒くなって。いつもの、見慣れた夜がやってきた。


 番人はひとつの建物の前で止まると、ドアを引く。老人と少女が暮らしていた、あの家だった。けれど、僕が知るその場所よりも小綺麗で、玄関には電灯が灯っていた。

 番人について中に入ると、たくさんの人で賑わっている。食堂、だろうか。店員たちが、慌ただしく机の間を行き交っていた。

 喧騒の中を、番人はためらい無く奥へと歩いていく。階段を上がっていくと、徐々に静かになっていった。途中、前を歩く番人の脚が止まる。


「だから、そこをなんとかなりませんかっ」


 上の階から、荒い声が漏れてきた。幼い少女の横を歩いていた、赤毛の女性の声だ。エミリーが、自分には姉がいると話したことを思い出す。


「あの人は、エミリーのお姉さんなのかい」

『実ノ、姉でハない、がな』


 実の姉ではないけれど、姉ではある。少し、難解だ。

 番人は、再び階段を登り始めた。次第に、言い争う声が明瞭になっていく。


「ほんの数月、待ったところで支障は大きくありません!」

「状況は逼迫しておる。聞き分けろ、アルマ」


 アルマ、それが彼女の名前らしい。番人は部屋の前で足を止めると、扉を開けた。

 椅子に座って眼をつむるトムに、赤髪の女性が詰め寄って、激しく抗議している。


「この実験なくして、人類に未来は無い。もう、これしかないのだ」

「中止しろなんて言ってません! ただ、少し待つだけで」

「ならん。何をいまさら、及び腰になっておるのだ」


 彼らが話していることが、僕にはさっぱりだった。けれど、番人が僕にそれを見せるということは、意味のあることなんだろう。

 諦め悪くすがるアルマを、トムは一蹴する。


「翌朝早朝、決行する」


 ばたりと、番人は音を立てて扉を閉じた。


 ◆


 夜が白み始めていた。そこは不思議と、時間の流れが速いんだ。

 ひと気のない大通り、薄く積もった雪に、さくり、さくりと足跡を刻む。


『人の手で、幻想を創る。それが、彼らの言う実験だ』


 番人の声音が、少し流暢になった。しかし彼の言うことは、よく分からない。


「僕は、廻の手から生まれた幻想だけど」

『意味合いが違う。彼らのそれは、工業だ。思いもへったくれも在りはしない』


 冬の幻想は、何かを押し殺すように、静かに語る。


「幻想を、道具として利用しようとしたってことかい」


 ひとつの幻想として、あまり良い気分にはなれない話だ。


『滅びに瀕した人類には、すがるものがそれしか無かった』


 番人が立ち止まる。いつしか僕らの目の前には、白い宮殿がそびえ立っていた。


『そして、冬を司る幻想が生まれた』

「それは君のことかい」


 番人はじっと、ホワイトハウスへ顔を向けていた。一陣の風が、積もった雪を散らす。


『ここは、かつての官邸。そして今は、彼らの研究所だ』


 空を見上げれば、ふたたび、雪が降り始めていた。


『この場所で、それは生み出された』


 彼が話すたび、徐々に風が強くなっていく。

 あたりが不自然に、冷え込んできた。知らず、全身に鳥肌が浮かぶ。それはかつて、龍と対峙したときの感覚に似ていた。けれどもっと、遥かに大きい。僕の力じゃ、到底及ばない領域。まるで、季節そのものだ。


「これは、いったい」

『始まった』


 硬く冷たい両手に、肩を掴まれた。フードの奥の番人の瞳が、僕を見つめる。


『覚悟は、いいか』


 彼が僕に何を見せようとしているのか、分からなかった。けれどそれが絶景に、エミリーの夢につながるのであれば。


「ああ、いいよ」


 頷いた僕と番人の間を、ひときわ強い風が駆け抜ける。

 番人のフードが、剥がれた。


「なら、見てくるといいです」


 声音が変わる。まくれたフードから、赤毛の長髪がこぼれ落ち、風になびく。素顔があらわになったとき、僕の思考は空白で満ちた。

 白いロングコートを羽織った彼は、いや、彼女は。鼻に掛けた赤い眼鏡を、人差し指ですり上げる。顔の所々が、白い氷に侵食されていた。けれど、見間違えはしない。


「君は、アルマ?」


 紛れもなく彼女は、いなくなったはずの、エミリーの姉だった。


「君が、造られた幻想?」

「いいえ。この日、ここで生まれた幻想は、私ではありません」


 生み出されたのは、冬の番人じゃない。別に、終わらない冬を司る幻想が居る。


「そいつをどうにかすれば、冬は終わるのかい」

「ええ」

「桜も、咲くのかい」

「おそらくは」

「そいつは、何者なんだ」


 アルマはそっと、目を逸らす。それが倒せないほど強大な幻想なのか、それとも。

 気づけば足が動いていた。ホワイトハウスへ駆け抜け、いくつもの扉を蹴破り、長い廊下を走る。大いなる気配の源泉へ、まっすぐに。

 耳をつんざく警報が鳴り響いている。白衣をまとった人間たちが、怒号をあげて動き回っていた。間を縫って走る。逸る胸を押さえつけて、ひとつの扉の前で立ち止まった。扉の向こうに、気配があった。


 吸い寄せられるように、金属の扉を引き開けて。

 そして、僕は見た。


 在りし日のトムが、複雑な機械を懸命に操作していた。呆然と立ち尽くす過去のアルマは、部屋の奥を凝視している。そこには透明な壁があって、そのさらに向こう。子供一人がすっぽり入ってしまう半透明の卵のなかで、幻想は眠っている。


 いや、眠っていた。


 卵に霜が走り、亀裂が生まれて。甲高い音と共に、粉々に砕け散った。

 飛び散った殻に、小さく、雪のような足が降り立つ。白くくすんでしまった金髪が、すらりと流れる。さらけ出された幼女の肢体が、ゆらりと揺れて、一歩前へと足を進める。

 そしてそれは、ゆっくりとまぶたを開けた。


 指の先さえ、動かすことができなかった。そこに立つ、圧倒的な力を持った、冬の幻想。それは確かに、よく見知った少女の。


 エミリーの、姿形をしていた。


 僕は悟った。彼らは、桜を見たいと願った少女を、よりにもよって。

 冬を司る幻想へと、作り変えたんだ。


 白い少女が、手を高く挙げた。誰一人として、彼女を止めることは許されない。

 冬の女王。誰かがそう、呟く。

 そして、女王の手が振り下ろされたとき。視界の全てを、冬の嵐が吹き飛ばした。

 世界が凍りつく。命あるものも、ないものも、関係ない。冬は平等に、全てのものを氷の塊へと変えていった。逃げ惑う人々も皆凍りつき、最後は粉々になって、雪と化す。女王は無慈悲だった。後には何も残らない。

 世界の終わりのような音を上げて、白亜の巨塔が崩れ落ちた。そうして景色は徐々に、見慣れた街に近づいていって。


 気づけば空を、水壁が覆っていた。揺らめく夜空の下で、何も言えずに立ち尽くす。


「これが、私達の真実です」


 風が吹き抜け、雪が舞い散った。それは、命だったものの遺灰だ。多くの命が奪われた。冬の、エミリーの手によって。

 それをさせたのは、トムと、アルマたちだ。

 腹の底が熱い。溢れそうになる言葉を短く選んで、震える唇を動かす。


「さくらを咲かせたら、エミリーはどうなる」


 番人は瞑目し、空を仰いだ。


「冬に桜は咲きません。咲いたとすればそれは、彼女の中の冬が消えるということ」


 幻想は想いそのものだ。冬という想いが否定されたとき、女王は姿形を保っていられない。だから、春を想うエミリーの願いは、冬の女王に抗えていた。

 それがあまりに「都合のいい」願いだと気づく。

 愕然と、眼前の女を見つめた。彼女は卑屈に、笑った。


「それが、私たちの造り出した、最後の安全措置です」


 握りしめた拳を、女性の顔へと突き出す。唸りを上げて彼女の頬を掠めた一撃は、長い赤髪をなびかせ、かけられた眼鏡のレンズを粉々に砕いた。

 つうっと、彼女の頬をつたった真っ赤な雫が凍りついて、大地に転がる。


「君は、君たちはっ」


 歯を食い縛って、射殺すようにアルマを睨みつける。自分がどうして怒りを抱いているのか、分からなかった。なのに、ああ、なんでだろうね。どうしようもなく、腹が立ったんだ。苦汁を飲み下す思いで、口を開く。


「ならどうして、桜を咲かせる僕らの邪魔をした。安全措置なら、使ってしまえば良い。桜が咲いて、冬の女王は消える。エミリーは人間に戻る。それで解決だ」


 あるいは、そうでは無いのか。


「あの子は、幻想に蝕まれています。もう、生きているとは言えない」


 それは、トムにもアルマにも、誰にも予測することが出来なかった事態。彼らは幻想を、甘く見すぎた。


「まだ死んでいないのは、冬の女王が共生しているから。だから、冬の女王を始末すれば、桜を咲かせようとすれば」


 そして番人は、街で最も冷たく、無慈悲な秘密を明かした。


「エミリーは、わずかに残った命すら、失います」


 何も、言葉が出てこなかった。

 夢を叶えたら死ぬだなんて、そんなことがあってもいいのだろうか。


「ずっと、エミリーを生かす道を探してきました。お陰でこんな、幻想に成ってしまって」


 アルマの顔は、半分が氷に覆われていた。人に戻ることは、もう出来ないだろう。


「けれど、そんな方法どこにもありませんでした。冬の女王は今、目を覚ましつつあります。このままだと、エミリーは女王に飲み込まれて、消えてしまうでしょう」

「まさか」


 何が目覚めの契機だったのか。思い当たる節は、ひとつしか無い。


「僕たちが、桜を咲かせてしまったから」

「恐らく、きっかけはそれでしょう」


 足元に、底なしの穴が空いたような感覚だった。


「僕はエミリーを、死へ追いやっていたのか」


 だからトムは、桜を咲かせることを禁じていたんだ。少女を、死なせないために。

 でも、だったら。


「どうして、もっと強く僕らを止めなかった」


 トムなら、アルマなら止めることが出来たはずなのに。


「どうしてもっと早くに、僕らに真実を教えなかったんだっ」


 番人の胸ぐらを掴み上げる。


「ごめんなさい。けれど、あなた達と居るエミリーが、とても幸せそうだったから。問題の先延ばしは、もうやめようと思ったんです」


 粉々になった眼鏡の奥で、アルマはそっと瞳を閉じた。


「ごめんなさい。あなたたちを巻き込んでしか、私は覚悟を決められなかった」

「覚悟って、何の!」

「あの子に、真実を打ち明ける覚悟です」


 彼女は懐から、ひとつのガラス玉を取り出す。氷のように透き通る球体に、一枚の花弁が浮かんでいた。ちょうど、ペンダントにでも嵌まりそうな大きさだ。

 桜の花びら。それが「鍵」なのだと分かった。


「あなたたちの方法で桜を咲かせるのは、ここが限界。これ以上は、冬の女王を消し去るしかありません。唯一それを成せる可能性が、これに込められたあの子の想いです」

「咲かせたところで、女王が消えればエミリーは死ぬんだろっ」


 歯を食いしばって、深く息を吐く。


「僕が冬の女王を、もう一度封じる。そうすれば、エミリーは生きていられるはずだ」

「そうですね。もしあの子がそれを望んだら、その時はどうか、力を貸してください」

「望むに決まってるじゃないか。咲かせたら、死ぬんだぞっ」


 アルマは答えずに、ただ小さく微笑んだ。


「トムが死んだ以上、私ももう長くはありません。あの子に真実を話します。あなたは、どうしますか?」


 いろいろなことが一度に起こって、頭が破裂してしまいそうだった。


「少しだけ、時間が欲しい。明日、月が昇るまでで、いいから」

「はい、分かりました。あの子を、頼みます」


 言うや否や、番人の体が幻のように掻き消える。


 夢から醒めるときのように、世界が歪んだ。

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