17 性愛
わたしは残念ながらレズビアンではなかったのでその対象は男だ。
略してビアンだった大学の友人があんたはあんたの道を行けばいいのよと強くわたしを後押してくれた記憶がある。
例えばネクロフィリアだったら愛する相手は死体だろう。
ナルシズムならばそれは自分でいわゆるフェティシズムならばそれはモノで家電製品愛ならば家電でコスプレならば服装でペドフィリアならば小児でロリコンならば少女でショタコンならは少年でエフェボフィリアならば児童でジェロントフィリアならば老人で偶像嗜愛ならば架空のキャラクターや人形で近親性愛ならば母か父か姉妹か兄弟で動物性愛ならば動物で畸形愛好ならばフリークスだ。
また性目標で分けると強制猥褻ならば痴漢/痴女/強姦などの性犯罪行為で疼痛性愛ならばSM及び快楽殺人でカニバリズムならば人肉食や丸呑みフェチで排泄物淫乱症ならば糞尿で虐待行為ならば性的虐待や動物虐待で露出症及び窃視症ならば窃視行為や盗撮で他にも強姦強迫観念やズーサディズム(動物を痛めて快感を得る)やテレフォン・スカトロジア(猥褻電話をかけて快感を得る)やウェット&メッシー(濡れ及び汚れフェチ)などとなる。
他にも、わたしの知るだけで、エメトフィリア(嘔吐嗜好)、アガルマトフィリア(人形フェチ)、エキシビジョニズム(露出狂)、フォミコフィリア(昆虫性愛)、ラクタフィリア(母乳嗜好)、メノフィリア(生理血嗜好)、ボレアフィリア(食うか食われるかの殺戮フェチ)、シンフォフィリア(大規模自然災害フェチ)、オートネピフィリア(赤ちゃんなりきり嗜好)などが挙げられる。
時代が進めばそれに伴ってまだまだ新しい性の嗜好が現れるだろう。
わたしはそれを待ってはいないが。
インプロメン/ブロムペリドール(細粒1%1g有り、1mg錠、3mg錠、6mg錠)はブチロフェノン系の精神安定剤だ。
この薬も場合によっては肥満を誘発するようだ。
もっとも元から食の細い患者の場合は関係ないが。
最初にわたしが愛した男はGだったのだろうか。
当時そんな自覚はなかったが紛いものといえどもセックスまでしたのだからGのことは好きだったはずだ。
Gはすごく綺麗な子供だ。
周りの大人たちからは可笑しな子供だと思われていたがそれはGの頭が良かったからだ。
逆にいえば周りにいた大人たちは皆頭が悪くてGが理解できなかったわけだ。
Gとは二回擬似セックスをする。
三回目の約束もあったがそれが叶う前に遠い都会へと引っ越して行く。
Gとは大学生になってから偶然校内で再開することになるが少なくともG本人とはそれ以上のドラマは生まれない。
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