14 G

 メチレンブルーの呈する青色は美しいがそれが赤ん坊の体内から出てきたらぞっとする。

 青い血が流れていたら赤ん坊ではなくて青ん坊だが二番目に殺した子供はそんな感じだ。

 今度もやはり公園のトイレで産み落とすが一人で遊んでいて急にお腹が痛くなってトイレに駆け込むまで自分の腹の中に化け物がいるとは気づいていない。

 小学校五年生の頃だ。

 あのときの子供は蛇に似ていて父親はもしかしたらクラスメイトのGかもしれなかったがGは当時まだ精通していなかったから違うかもしれない。

 Gとお医者さんごっこをしたのはもっとずっと子供のときのことで後にGに聞いても憶えていないといったからわたしの記憶違いかもしれない。

 Gは皆が関わりになりたくないと近づいてこないわたしに近づいてきた数少ない子供の一人でわたしの性器が見たいと子供心に懇願するので了承して見せる。

 子供の汚い手をそれに触らせたら黴菌が繁殖して不味いことになるのは知っていたので単に性器を見せただけでGにそれを触らせたりはしない。

 Gもわたしの綺麗な性器を見たらとりあえず満足したようでわたしに強要する真似はしない。

 Gとのお医者さんごっこは幼い子供のときのことだったが小学校五年生のときには紛いもののセックスもする。

 精通していないから当然Gは逝けなかったがそれでも気持ちは良かったらしい。

 わたしの股間は血だらけにはならなかったからそのとき処女を失ったのではないかもしれない。

 Gのそれは滾り狂っていても細かったのでわたしの中に入ってきても特に痛いという感覚はない。

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