ハロウィン仕様~ウォルヴァンシア騎士団組&アイノス&リィーナ編~
※過去に、WEB拍手で公開していたものです。
騎士団の隊長格である、クレイス・アイディアンヌ・レオンザード、
王宮図書館司書のアイノス、メイドのリィーナのハロウィン準備現場です。
クレイス
「あ~!! 何で俺がパンプキン仮装なんだよ~!!」
アイディアンヌ
「どでかいカボチャの着ぐるみね~。アンタ、クジ運良いのか悪いのか、良くわかんないのが当たったわね」
レオンザード
「二人共、お菓子の入った箱はこっちで良いだろうか?」
アイディアンヌ
「あぁ、それね。ラッピングに破れがなければ、そこでいいわ」
リィーナ
「ふんふんふ~ん♪ アイディアンヌさん、最後の仕上げがまだですから動かないでくださいね」
アイディアンヌ
「ねぇ、そんな少女趣味な巨大リボン腰に着ける必要あるわけ?」
リィーナ
「勿論です!! アイディアンヌさんの仮装は、猫娘ですけど、可愛らしくちゃんと飾り立てないと私の気が済みませんから!!」
アイノス
「観念した方が良いよ。リィーナは一度決めたら萌え欲を満たす為に熱心だからね」
アイディアンヌ
「アイノスさん……。はぁ、仕方ないわね。もう好きにして」
リィーナ
「は~い!!」
クレイス
「アイノスさんは良いなぁ……。それ、堕天使の仮装ですよね? 漆黒の両翼とか、本格仕様で格好いい……!!」
リィーナ
「ちなみに、私の手作りです!!」
クレイス
「リィーナちゃん、どんだけ器用なんだよ!! まさか、今回の衣装……全員分?」
リィーナ
「あはは、さすがに人数多すぎて、一人じゃ無理ですよ~。私が担当したのは、アイノスさんのとユキ姫様、カイン皇子と~、あ、それからルイヴェルさんのです!!」
アイディアンヌ
「ルイヴェルさん……」
クレイス
「はっ!! アイディアンヌ、しっかりしろ!! ルイヴェルさんの仮装を勝手に妄想して頬を赤らめるなぁっ!!」
アイディアンヌ
「う、うるさいわね!! も、もう……ふ、吹っ切れてるけど……、やっぱり恰好良いんだもの!! 妄想ぐらいさせなさいよ~!!」
クレイス
「俺というものがありながら、許せるわけないだろうが~!!」
アイディアンヌ
「な、なななな、何言ってんのよ!! この馬鹿~!!」
クレイス
「ぎゃあああああ!! な、なななな、なんで、爪が猫仕様!? うぅっ、痛ぁああああああああああああっ」
レオンザード
「……リィーナの仮装は、兎娘か。良く似合っている」
リィーナ
「有難うございます!! レオンザードさんの狼男スタイルも良くお似合いですよ」
アイノス
「そういえば、リィーナ。ルイヴェルの仮装って……」
リィーナ
「それは、まだ内緒です!! でも、アイノスさんのと同じように、気合と萌え入れて作りましたからね!! 物凄く美麗な仮装に、皆さん見た瞬間酔いしれますよ~!!」
アイノス
(ユキ姫様が苦労しそうな仕様になってそうな予感がするんだけどね……)
リィーナ
「カイン皇子の仮装も、念入りに作り込みましたからね~!! ふふ、あの姿で「トリックオアトリート」なんて言われたら、きっと、色気と危うさにやられちゃいますよ~!!」
アイノス
(この子、どういう趣旨と狙いで仮装の衣装作ったんだろう……)
リィーナ
「ちなみに、クジも細工済みだったので、 私の狙い通りに、皆さん仮装してくださってま~す!!」
アイノス
(末恐ろしい子だな……)
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