ハロウィン仕様~レイフィード&ユーディス&夏葉編~
※過去に、WEB拍手で公開していたものです。
ウォルヴァンシア国王レイフィードと、その兄、ユーディス、
そして、幸希の母である夏葉達の、ハロウィン準備現場です。
ユーディス
「ふぅ……、夏葉、こっちの盛り付けは終わったよ」
夏葉
「ふふ、ご苦労様ユーディス。レイちゃん、そっちはどう~?」
レイフィード
「こっちもバッチリだよ~!! テーブルも椅子も用意完了!! パーティーが始まるのが待ち遠しいね」
レイル
「凄いな……、完璧に準備が終わっている」
幸希
「うわ~、お母さんお手製のお料理がいっぱい!! 美味しそう……、って、駄目駄目!! パーティーが始まるまでは我慢我慢!!」
三つ子
「「「うぅ~、おなかすいたのぉ~……」」」
夏葉
「ふふ、皆いらっしゃい。あら、幸希ったら、可愛らしい小悪魔ちゃんになってまぁ」
ユーディス
「幸希……そのスカートの丈は、少々短い気がするのだけど、まぁ、今月はハロウィン月間だから仕方ないか……」
レイフィード
「うんうん、良く似合ってるよ、ユキちゃん!! こんな小悪魔さんになら、魂をあげてもいいかな~」
レイル
「何を言っているんですか、まったく……。ところで、父上の仮装は……医者、ですか? 白衣を纏っているようですが」
レイフィード
「正解!! 本当は血糊も付けなきゃいけないんだけどね。マッドサイエンティストって奴なんだけど、生憎とまだ準備があるからね。パーティーが始まってから付ける予定なんだ。ふふ、にしても……、レイル君は天使様か~。清廉潔白なところが良く似合っているよ!!」
レイル
「褒めすぎですよ、父上。あ、伯父上は……俺と同じ天使の仮装なんですね!! なんというか……、後光が差すかのように威厳のある大天使のようです!!」
ユーディス
「有難う、レイル。同じ仮装というのも面白いものだね。あぁ、翼が曲がっているよ、直してあげよう」
レイル
「はい!! 有難うございます!!」
レイフィード
「パパは……僕なんだけどねぇ。ちょ~っと……寂しいなぁ。だけど、兄上にあんなに懐いてしまうのは、僕の遺伝かなぁ」
夏葉
「ふふ、間違いなくそうだと思うわよ。レイちゃんのユーディスを慕う心は、果てがないもの」
レイフィード
「あはは、そうだねぇ。昔奥さんにも……、ナーちゃんと同じような事を言われたなぁ」
幸希
「レイフィード叔父さん……(なんか凄く切ない表情をしているような……)あ、お、お母さん!! お母さんの方は、もしかして、妖精さんの仮装?」
夏葉
「そうよ~。透明な羽根と、それらしい衣装が入っていたんだけど、幸希みたいなミニスカじゃなくて、本当に良かったわ~」
ユーディス
「けれど夏葉、……スリットの入ったロングドレスというのは、他の男達に隙を見せているようで、私は気に入らないのだけどね?」
夏葉
「ふふ、大丈夫よ~。私もいい歳だし、誰も気にしないわよ」
ユーディス
「君の魅力は、歳を重ねるごとに増しているのだと、自覚してほしいものだけどね」
幸希
(相変わらず、お父さんはお母さんの事が大好きだなぁ)
レイル
「伯父上、何か手伝えることがあれば、俺達にも是非」
ユーディス
「おや、有難う、レイル。じゃあ、このお皿を運んで貰おうかな」
三つ子
「「「ぼくたちもやる~!!」」」
レイル
「はいはい、君達の気持ちは有難いけれど、まだちょっと早いかな。代わりにこのキャンディーでも舐めててくれるかな?」
三つ子
「「「きゃんでぃ~!!」」」
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