ハロウィン仕様~セレスフィーナ&フィルク&ロゼリア編~

※過去に、WEB拍手で公開していたものです。


ウォルヴァンシア王宮医師セレスフィーナと、王宮に居候中の記憶喪失青年フィルク。そして、ウォルヴァンシア騎士団副団長補佐官であるロゼリアの、ハロウィン準備現場です。



幸希

「皆さん、こんにちは~」


三つ子

「「「こんにちはなの~!!」」」


レイル

「失礼する」


セレスフィーナ

「あら、ユキ姫様にレイル殿下、それに三つ子の王子様方も。いらっしゃいませ。ハロウィンの飾りつけも終わりましたし、どうぞこちらのテーブルにどうぞ」


フィルク

「皆さん、こんにちは。素敵な仮装ですね」


幸希

「ありがとうございます。フィルクさんは……、海賊さんの仮装なんですね?」


フィルク

「はい。クジを引いたらこの一式が当たっちゃいました。右手が義手仕様なので、少々動かしづらいですけどね」


幸希

「ふふ、でも良く似合ってますよ。あ、ロゼリアさん、こんにちは」


ロゼリア

「いらっしゃいませ、ユキ姫様。十月中のWEB拍手では、仮装をしなければならないと命じられたのですが、……何と言うか、中途半端な仮装になった気がいたします」


レイル

「ロゼリアのそれは……、狼の仮装なのか? 頭に狼の耳と、後ろに尻尾が……」


三つ子

「「「ろぜちゃん、もふもふ~!!」」」


セレスフィーナ

「ふふ、本人は恥ずかしいみたいなのですが、服装の方は露出性のある物ではないので、良いと思うのですけどね」


ロゼリア

「セレスフィーナ殿、確かにその面では助かっていますが、狼王族の私がこの仮想をしても、あまり面白くはないのではないでしょうか」


幸希

「そんな事ありませんよ!! ロゼリアさんの感情に合わせて動く仕様みたいですし、すっごく可愛いですよ^^」


ロゼリア

「か、可愛い……ですか? あ、有難うございます……ユキ姫様」


レイル

「(……本当に、ロゼリアの感情に反応して、耳や尻尾が動いてるな)そういえば、セレスフィーナのその仮装は……」


幸希

「見た目的には……お姫様っぽいですよね。凄く綺麗なドレス……にしては、ちょっと古代的なデザインと、……星型のアイテムが付いた……杖?」


セレスフィーナ

「女神……なんだそうです。私には分不相応過ぎて、着るのに戸惑ってしまいましたけれど」


幸希&レイル&ロゼリア

(((十分に女神様ポジションにハマり役です(だ)!!)))


幸希

「あ、そういえば、いつも双子揃ってが基本のルイヴェルさんは?」


セレスフィーナ

「……ユキ姫様には大変申し上げにくいのですが、IFルートの準備に行ってしまいました」


幸希

「……ど、どんな様子……でした、でしょうか?」


セレスフィーナ

「それが……、今までに見た事もないほどに、テンションが……あ、見た目的には違いがないのですけど、双子の私にはわかってしまうというか、やけに活き活きとしながら向かいました」


幸希

「……ソウデスカ」


フィルク

「ユキさん、……どうか、気を確かに持ってください」


レイル

「駄目だな。完全に今からIFルートで犠牲になる自分を想像しているようだ」


ロゼリア

「いっそユキ姫様の仮装をさせた副団長を送り込むというのはいかがでしょうか?」


セレスフィーナ

「ロゼリア、それはちょっと……」


レイル

「間違いなく、再起不能になるだろうな……、ルイヴェルが」


フィルク

「それ以前に、WEB拍手を押してくださった方々が、字面的にも想像の絵的にも辛い思いをされると思うんですが……」

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