自分自身が拠り所であるアニメ ムリョウ、カレイド·······

 上京していなかったら、アニヲタにならなかった可能性が高い。高校時代の後半というのは、いちばんアニメから関心が遠ざかっていた時期であり、大学受験に失敗し深夜アニメがめったに放映されない地元に残っていたら、そのままアニメからフェードアウトしていたに違いない。

 実はわたし、もともと、アニメよりも漫画への関心が強かった。デジモンアドベンチャー、学園戦記ムリョウ、カレイドスターといった、ほとんど何もないところから物語を作り上げたアニメは、観ていた。とくに学園戦記ムリョウやカレイドスターは、それまで観てきたアニメと違って、本当に何もないところから全てを作り上げていたアニメだった。学園戦記ムリョウは佐藤竜雄さとうたつお、カレイドスターは佐藤順一さとうじゅんいちが、アニメだ。わたしはあまりという言葉を使いたくない。なぜならオリジナルアニメという言葉がされており、されているような気がするからだ。

 最終的などころが、漫画や小説やオモチャやゲームや過去のアニメではないアニメ作品、ひとはそれをと呼びたくなるだろうが、ぼくはそういう形容を嫌う。

 、中学時代に観ていたそのようなアニメ作品は、学園戦記ムリョウとカレイドスターだけ、というのはいささかウソが混じっていて、を棚上げにすることはできなさそうかも知れない、とはいっても、無人惑星サヴァイヴは初回放映期間が高校一年のときにかぶっており、やはり学園戦記ムリョウとカレイドスターしか、中学時代にほんとうの意味で観たアニメは存在しないのかもしれない。

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