ノマドとしてのわたし

 わたしはアニメのことを四六時中考えているわけではない。わたしの頭の中が通常どうなっているかというと、脳内に始終しじゅう音楽が流れ続けている。たった今、脳内を流れ続けているのは、刀使ノ巫女とじのみこのオープニングテーマだ。刀使ノ巫女にわたしが取り組んでいるところだからである。

 徒歩30分かけてマクドナルドに来た。こういうことは、地方都市では日常茶飯事である。とくにわたしのような、自動車免許を持たず、自転車にも乗ることが出来ない人間にとっては。

 だが徒歩30分かけてマクドナルドに行くことには良い点もある。セレンディピティじゃあないが、こういった文章のテーマをことが、長時間歩いているときに頻繁に起こるからだ。徒歩という行為と執筆という行為は密接に結びついている。


 わたしは、本を読みすぎて頭でっかちになってしまっているのかも知れない。読むより書くことが必要なのだと思う。スマートフォンを新しくして、カクヨムで文章が書けるようになった。自分のアパートの部屋のノートパソコンで文章を書くと、肩や背中や腰や脚や目に多大なダメージが来る。いわゆる遊牧民ノマドのように、出先で書くほうが性に合っている。

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