第12話 帰ってきたら入れるだけ! 即売会イベント販促物の収納

 さて、即売会から帰ってきたら?

 当然、運んできたものが玄関に転がることになりますし、搬出したダンボールは後日玄関先に届けられると思います。

 この、大きなイベント後の片付け。


 超おっくう……


 少なくとも私おっくうです。めんどくさい。あんなに大変な思いをしてイベントこなして、片付ける気になんてとてもなれない……すごくよくわかります。


 とはいえ、玄関先にこれがずっと置かれていては、そもそも生活動線のスタート地点を妨害することになってしまいます。お気持ちは痛いほど分かりますが、自分のペースで決心がついたら、玄関に向かいましょう。さあ、最後の片付けです。


 ところで。

 このイベント関係の収納についても、私は何度か試して確信を得たことがあります。それは、イベントが終わった時、少ない労力で片付けられたら楽なんじゃない? ということです。

 今回はそれをお伝えしたいと思います。


 とはいえ───話が前後しますが、実はイベントに搬出する前から、その準備は始まっています。

 それは、在庫の管理。

 それは、各種イベントに使う道具関係の収納です。


 まずは在庫の管理から。在庫ですが、まだそんなに刷ってない方ならともかくとして、割と刷って在庫をかなりの冊数確保しているサークルさんは、在庫管理をしないと後々困ることになると思います。ここでも、整理整頓が活かされるわけですね。


 部屋ひとつが在庫のダンボールを置ける倉庫空間になっている方はいるかもしれませんが、そういう方は大きなダンボールで既に管理ができていると思いますので。ひとまずは、200〜500冊くらいの、誰でもチャレンジ可能な小さなスペースからの在庫整理を試みます。

 それは、押入れです。


 まずは空間的に空いていると思われる押入れの角に、上でも下でも構いませんので(オススメは上)、3段or2段のカラーボックスを奥に入れ込みます。この時、ボックスの背面が壁に向くように設置してください。すると押入れの中に、壁側へ棚ができる形になると思います。


 そうしたら、おそらくサイズは同人誌ならB5かA5だと思いますが、そのサイズに合ったダンボールを予めAmazonで多めに買っておいて、例えば30冊ずつ、20冊ずつと、自分にとって扱いやすい冊数に纏めてダンボールに詰めていきます。この時、出来れば角を痛めぬよう、周りに梱包材を敷いておくと効果的です。


 それらを作品ごとに分けてカテゴライズして、場所を区切り、積み上げていきます。積み上げも、あまりに多く重いと下の箱を潰してしまうので、程々に。箱の横に「何の作品」を「何冊」入れた箱なのか、油性ペンで記載することも忘れずに。


 そうして、作品の名前と、在庫数を書き上げていくと…

 作品と在庫数が、パッと見て分かりやすいと思いませんか?


 いったん1つのダンボールの中の在庫を何冊か外して崩したら、そこの数字にチェックマークなり、印を入れると、より分かりやすくなります。もし在庫冊数の確認をしたければ、作品名&箱横の数字を数え上げて、最後に崩したダンボールの中身を一冊ずつ数えればOKです。


 そんな風に小分けなんてできないよ! すぐにカラーボックス(棚)いっぱいになっちゃったけど、まだまだ在庫があるよ! という方は、(スペースがあれば)押入れのすぐ下に在庫分の大きなダンボールを、ドコドコと入れていってください。これでまだ入り切らなければ、そこで初めて、部屋の中にダンボールが積み上げられるのだと思います。(経験したことが無いので、想像で書いていますが…)

 もちろん、大きなダンボールにも在庫数を横なりに書いておきましょう。


 そして棚の中のダンボールが尽きたら、大きなダンボールから在庫を取り出して、押入れの中のカラーボックスに詰めていけば良いのです。これは、本来のお店の在庫の管理方法と似ているんじゃ無いかなと思います。


 この方法の良い点は、イベントの際はこの小ダンボールごといくつか持って行けますし、終わったらそのまま搬出ダンボールで運んで、玄関先に届いたらカラーボックスに(もちろん在庫確認など清算作業をした後に)そのまま戻せば良いのです。


 他にも、いざ様々な店舗への委託となった際に、数量に寄りますが、30〜50冊程度であればその詰めておいた小ダンボールごと発送すれば完了です。(だから、予め中を梱包しておくと良いと書いたのですね)


 さて、次はイベントに使った布や什器、棚など、様々なものについてです。しかしこれについても簡単。もちろん場所によりますが、もしスペースがあるならば、押入れ(同人在庫と近いとより良い)、一年に2度程度なら天袋に入れてしまいましょう。


 搬出して帰ってきたダンボールの中から同人誌などの頒布品在庫を取り除いて、そのままイン。使う時はそのまま取り出せばいいのでかなり楽です。

 ただし、このダンボールをそのまま入れるには場所が狭い……という方は、無理をせず別の収納ケース(そのスペースに入るくらいのダンボール)に小分けに入れて対処しましょう。この時も、カテゴライズは分けておくと後が楽です。


 コミケカートなどは、その荷物か、または在庫近くに畳んで差し込んでしまえば……必要な時はこの一角だけにアクセスして、取り出していけばOKなのです。


 帰ってきたら、あんまりもう動きたくないですよね。今回の記事は、まさに私のぐうたら精神が一念発起して思いついたことだったりします。

 とはいえ、これについては環境にかなり左右されますので、ご自分なりのやり方を追求していくと良いかもしれません。


 楽しい同人ライフを!


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