人は誰しも過去にとらわれて生きることかとは思う。それは日常で普遍的なものではあるが、この話はそんな『過去』の理想と現実とのギャップが時間という調味料によって悲しくも交錯し、人間らしさが表現されている作品だと感じた。
全文読みましたが、文章力に圧倒されました。栄吉と八尋、二人が二人、両名ともどうしてこうも嘘をつくのでしょうか。それも虚栄心を満たすためなのか、馬鹿にされたくないからか。果たして、自分たちではちゃんと分かっているのでしょうか。 時間が二人を割いてしまったのが、悪いのか、それとも……。 理由はきっと他にあるのでしょうね。
見栄を張るって言うのは人前だったりするのが普通ですがその逆って言うのが面白いです!お互いが気がついてないにせよ現実では全く取り繕わず、メールでは見えの張り合いって言うのが滑稽で読んでいて面白かったです!!!
カクヨムのIDを作ってとりあえず1個目に読んだ作品です。素直に面白かったです。まだ序章なので何とも言えませんが今後二人が現実で会いながらメールをしたりと想像すると楽しみでしょうがないです。指先を饒舌と表現したのは個人的にぐっときました。また来ます。
つかみはバッチリなこのお話が、これからどう転がっていくのか……。挫折感ありありな二人の未来が楽しみです!