第4話 会議
「会議」
全世界共通、どこでも行われている社会を形成する基礎だ。
錬金術は無から有は作り出せないが会議は無から秩序を作り出せる便利な代物だ。
だから錬金術師も国家に忠実なのか。
議題は違えど、「会議」は数多くの秩序を作り出してきた。
しかし、いつも「会議」が正しいとはいえない。
そのひとつに多数決制度だ。
ひとつの議論を多数決で決めることによって可決が正しいことになってしまう。
そして少数派は反社会的に位置付けられるのだ。
本当は少数派の意見が正しいかもしれないのに、悲しい制度だな。
おそらく、多数決制度にしておけば、対立したときに自分自身の保守になるからだ。
「だってみんなで決めたから」
もうひとつに議論の当事者がいないということだ。
おそらく、当事者がどうすべきかを一番分かっているのに
その意見が取り込まれず、議論に関係ない人間が会議を行うから別方向に
話が決まるのはなんともむずがゆい。
なんといっても「会議」をしているのは人間だ。欲が絡まないことはない。
必ずしも「会議」の当事者の欲があるのだ。
だから、秩序ができたあとも、対立は起こる。
この問題は未来永劫、解決はしないだろう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます