第2話 新宿

 春の東京、ちょうど桜の季節の頃だった。まだ少し肌寒い夜もあるが、昼にはぽかぽかとした春の陽の差す、東京の一番過ごしやすい季節の一つともいえるだろうこの頃——もうしばらくして梅雨も始まる頃となれば耐えきれないような湿気と温度になるこの新宿も——まだ今日は過ごしやすい。

 とても良い気候の春の一日だった。しかしそんな季節でも平日のビジネス街の午後とも言えば、ここらに勤めるサラリーマン達は風も入らぬ、窓の開かない高層ビルの中にでも閉じこもる。まったくもってもったいのない昼下がりだった。ビルの中にはあふれる程の人がいるのに、その間の通りにはほとんど人がいない。

 今この日差しの下をちょっとだけ仕事をさぼってゆっくりと木陰でも歩いたのならどんなに気持ちがよい事か。しかしこの通りの見通しに、今いるのは、眠った孫をベビーカーにのせてベンチに座る年配の女性と、一刻も早く会社に戻ろうと早足で歩く中年の会社員の姿だけと言う——この都心にしてさみしいくらいの風景であった。

 この狂躁の「日本」で、これほどの静寂がその中心地の一つとでも言うべきこのビル街の中にあろうとは。

 それは一見不思議な光景と見える。ここが世界中を巻き込んだ経済の暴走を吐き出しているその起源なのに、これほどまでの静寂がここにあることが。

 公園のベンチでさぼっている会社員の一人もいないのは妙な感じであるが、さぼる者もなくビジネスに誰もがいそしむ、その中心地であるからこその静けさである——台風の目のように——この静寂こそがこの「日本」を覆い尽くす暴風の発生源。そう思えばこの静寂も納得がいくのではないだろうか。

 もうすぐ夕方の通勤時間帯にでもなればたちまち人々のあふれるこの場所。しかし今は静かな、西新宿。

 そびえ立つ高層ビルの果てしない連続。光を背にしてシルエットとなるそれは、水墨画のような幽玄をたたえ、風水の述べる地脈のような勢いをこの街に与えながら見る物の視界を覆いつくす。

 自然。人工物の極みのようなこの風景を見て何故か思わず口に出る言葉。それも無理は無い。ここはまるで新しい自然のようだった。大地が地球の果てしないエネルギーを受けて盛り上がり、風に、雨に削られて景観を作り出すように、人間の果てしない欲望のエネルギーの作り出した奇観。

 その間を、風が抜ける。

 光が反射する。

 ビルの窓の照り返しに、目が眩み、瞑った瞼の裏に幻の山脈が浮かぶ。

 光の山脈。

 その間を抜けるように飛ぶヘリコプターは、ある高層ビルの屋上のヘリポートに降り、その中から出て来たサングラスの男は、タラップを降りると、眼下の東京を見下ろすと、少し馬鹿にしたような表情で不敵な笑みを浮かべる。

 彼は目の前に連なる高層ビル群を眺めながら、何か小さな声でつぶやく。

 それはひどく皮肉な口調であったが風に吹かれ瞬く間にその中に吸い込まれ誰もその言葉を知るものはいない。

 しかし——太陽が輝いた。男の企みは天が見るとでも言うように。そしてビルの間を抜ける風が、男の言葉に怒ったかのように突風となって吹き込んでくるのであった。

 しかしそんな世界の脅しもまるで気にする様子もない、男はますます不敵に笑い、また何事か呟くのであるが、

「危ないわよ。飛んで行ってしまいそうよ」

 声をかけたのは女だった。

 同じようにサングラスをかけて顔の詳細は分からないが、残りの見える部分からだけでもかなりの美人である事が分かる、細身で長身の女だった。

 彼女は、一見性を感じさせない、上品なスーツの下、なまめかしい曲線を隠すが、その身体のひとひねりであっという間にそれは顕われる。秘密は隠された事によりよりその魅力を増すと言う事が全て分かっての、一部の隙もない動作をする女——全て知り尽くし、計算された、そんな行動をする女——危険な女だった。

 自らの型がないために、空虚故に、何物も吸い込み取り込んでしまう。理解しようにも、次々に中身を変え、どうしても定型にはまらない女、それが彼女であった。聖にして性、静にして勢。何物にもなれる女。見る者を蠱惑する深淵を、そこに聖者と魔物の双方を持てる女であった。

 それを知らず、この女に迂闊に近づくとやけどくらいではすまないのだが、

 ——しかし、先に降りた、この男も、女に負けず劣らずのあやしい人物のようだ。

 少々メタボ気味の大男は一見、世間で軽薄と呼ばれるカタカナ業界の人間か、チンピラにでも見えるが、よく見れば、そういう連中にはない、得体の知れない一段深い大きな暗闇を隠し持っているように見える。

 ——果てしない暗闇。

 ——どこまでも空虚を満たす暗い闇。

 男が東京の街を見下ろしながら見せる表情は、怪しげな女の瞳に睨まれてもあくまでも余裕。サングラスを取りながら、

「ああ、ありがとう」と言う男はいつの間にか目の前に立つ数人をつまらなそうな表情で眺める。

 このバブルに珍しい、お固い、昔ながらのスーツ姿のその数人の男達の先頭にいた男は強風に足をがくがくさせながらも深く礼をして、

「社長お待ちしておりました」と。

「ああ」

「新入社員たちももうそろっておりますので」

「新入社員? 君たちは会社が乗っ取られたこの年にもそんなのを取っていたのか」

 礼をしていた男は顔を伏せたまま、明らかに悔しそうに顔を歪めるが、

「……もう決まっておりましたので」と言葉は平静を保ったままに言う。

「へえ、そうなの……まあいいけど」男は、サングラスを持つのとは別の手で、風に吹かれて飛んで行ってしまいそうになっていた派手な柄のスカーフをもう一度襟の中にいれ、

「君らも融通がきかないね」と。

「私らにはこれしかできないもので……」

「それで乗っ取られては世話が無いね」

 顔を上げた男には苦悶の表情が浮かぶ。くやしさに足を踏み鳴らし、横の者にすぐにたしなめられた者がいた。

 この「日本」のバブルにうまく乗れずにはいたが、堅実一筋の経営をして来た自分たちの会社が、こうも簡単にこんな若造に乗っ取られた事が悔しくてたまらないようであった。

 そして沈黙。

 強風の屋上で、無言のまま少し時間が過ぎ、誰もがもう沈黙の限界だと思って、思わず悪態がでてしまいそうになる瞬間、

「じゃあそろそろ中に案内してもらおうか」と男。

 自分がぎりぎり一線を越えそうになってしまう、そのぎりぎりを狙って言われた言葉に、張りつめた緊張がとけ、むしろ破滅的な言葉を放つ前にそれを止めた男に感謝と畏敬の年さえ抱きながら、一同はヘリポートからビルの中に入ってゆく。

 その後をゆっくりとついて歩きながら、

「アキラ、あんまり彼らいじめてもしょうがないんじゃないの」と女。

「それは違うなトウコ」と男。

 二人の言葉は、高層ビルの屋上の強い風の音にかき消され、前を行く集団には聞こえ無い。

 いや、二人は、別に聞こえていても気にしないと言った風の表情で、大声で話しているのではあるが、今日は風が強く、その声は彼ら二人の他に届く事はない。

 なので、二人は、もう少し秘密の度合いの高い話を続ける。

「もちろんちょっとくらいはいいさ。しかしな、あの連中あの真面目そうな見かけによらず、今回はずいぶんエグイ手を使ってきやがったし……少し怖がらせておいた方が良い」

「あの大臣使って圧力かけてきた事のこと? 彼らだって必死なんだからそれくらいするでしょ」

「保身に大臣を使うくらい何でも無いが……そこで少しヤバい所まで踏み入ってしまったんだ」

「何か知られたの?」

「こんな平和ぼけした国にも、ピンと来る奴はいるみたいで……動き出した連中がいる」

「へえ」

「だから、こいつらからはこれ以上情報が漏れないようにしないといけない——と言うわけだ」

「それじゃ全員首にしちゃったら」

「それで新しい連中がまた疑問に思い出したらどうする」

「どうする? 困るわね、それは……」

「なので……この程よく目先が利いて恐がりな連中をせいぜいビビらせておくのさ。空白をつくっちゃいけない。空白を作れば組織はきっとその代わりに動く者が現れる。空白の代わりに無能を入れておけば組織は程よく機能不全になってくれると言うわけだ」

「なるほどね……でも別にそこまで気にしなくても良いとおもうけど……どうせもうすぐ終わる事なんだし」

「いや、こいつらの事なんて心配していないさ、しかし……他に動き出した連中の方はやっかいだ」

「へえ……それは…………あなたが気をつけないといけない程の人達なのかしら」

 アキラは肯定の意でゆっくりと頷く。

 すると、

「それは大したものね」と本気で感心した風な表情になりながらトウコ。「いったい何処の人達なのかしら」

「ああ……それは……」

 アキラは、その名前だけは前を行く連中に絶対に聞かれたくは無いのか、トウコの耳元に口を近づけて小声で呟く。

 すると、

「あら! すごい!」と、

 びっくりした表情で嬉しそうなトウコ。

 対照的に、苦虫をかみつぶしたような顔で、面白くなさそうに頷くアキラ。

 それを見てますます面白そうな表情になったトウコは、 

「それじゃ、こんな会社にかまってる場合じゃないわね!」と言い、

 サングラスを取ると、おどけた表情に反した、冷たい目をきらりと光らせながら、笑う。

 そのとおりといったような表情で、アキラは肩をすくめながら、無言で頷く。

 そしてヘリポートからビルの中に入って行く二人。

 輝く太陽。

 強く吹く風。

 この時、この「日本」の中心に、二人の野心を呑込んだ不穏な風が、太陽に照らされて輝きながら遠くまで飛んで行く光景がそこにあった。

 それは、まさしく、彼らの野望がこの世界に向かって牙を見せた、その瞬間であったのだった。

 

 アキラとトウコは、案内する重役達に引き連れられて、エレベーターに乗り、次の四月入社予定の社員が待つと言うホールに向かう。そこは、この会社の五十階建て自社ビルの三十階にある、一フロアまるまるつかった社員用の多目的スペースだった。

 とは言え、そこは重役が社員に訓示を垂れる意外にあまり使われていなかったため、アキラによって、取り壊してオフィスにすることが命じられているのだが……その前にまずはアキラはここで新入社員相手に訓示を垂れる事となる。

 エレベーターが止まり、ドアが開き、一団が外に出ると、拍手鳴り止まぬ、出迎えがある。

 取り囲む人々にアキラは仏頂面のまま手を降りながら歩き、今日の目的地のホールに入る。

 中には、全部で千人くらいはいただろうか。フロアに並べられた椅子に整然と座る、この頃はやりの、様々なパステルカラーで染められただぶだぶのスーツ姿の男達や身体にぴったりとしたスーツの女達。

 君らの日本の二十一世紀の入社説明会とはだいぶ違った様子である。

 単に格好が派手と言うのでなく、その奥に秘める物が違う。それが着る服になって現れて来ている。そんな風に見えた。

 この「日本」、それは君らの日本とは別世界であった。それは表面上のその姿だけでなく、果てしなく続いた経済の膨張が、世界を、人の心までも別世界としていた。

 そしてその心はまずは服装に現れて見えるのだった。

 ギラギラとした欲望に満ちた心を、隠す事なく表に出すのが尊ばれる、この世界では、その外見を見れば、心のありようさえあっさりと分かってしまうのだった。それは、その心の表面にある野心や欲望だけでなく、その奥に透けて見える、恐怖、虚無への怖れまでもがありありと見て取れる。

 この「日本」の、バブルの求人過多の売り手市場とは言え、こんな一流証券会社に入る連中だ。緊張した表情の中にも、不敵な面構えを崩さない者が大多数なのだが、その虚勢は——あっさりと崩れ去る。

 拍手の中、ステージにアキラと取締役達が着いたとたん、

「起立!」

 一年目社員代表と名乗った男女二人の司会のかける号令に、世界に冠たるジャパーニーズビジネスマンの卵達は、整然と立ち上がるとステージのアキラ達に向かって、一糸と乱れない礼をする。

 その瞬間、自分たちの顔に一様に安堵の表情が浮かんだのに気づいた者は、その中にいるだろうか。自分を取り囲む欲望から、命令され動いているこの一瞬、解放された事にほっとした事を。

 いや、だれもそんな事には気づかないからこそ、その事は彼らの深層心理に刻まれて、その救済を無意識に求めるがごとく自らを縛る事を望むかのように——この会は進む。

 順番に行われる来賓の挨拶。

 次々に挨拶を続ける会社の幹部やら、今日のゲストで呼ばれた経済評論家、タレント、スポーツ選手。

 次々と続く中身の無い話。

 苦労話のような自慢話。

 人生訓のような説教話。

 内容は何でもよかった。この場こそが重要だった。

 日本中と、世界中とつながる映像、その地からも繰り返されるメッセージ。

 内容が無いのならばその方がよい。

 その方が隙間が出来る。

 そこにありったけ詰め込むが良い。

 欲望を。

 増殖する狂乱を。

「乾杯!」

 来賓の良くテレビに出るタレント大学教授の挨拶で乾杯が行われ、酒が入れば、会はさらに中身が無く、そこにますます多くの欲望が詰まって行く。

 椅子が片付けられ、会場の奥から晩餐の食事が運ばれて、式は二部の宴会に入れば、会の趣旨からは少し露出過剰なコンパニオンが学生たちに飲物を配りながら歩いている。

 びっしりと髪を固めた高級な仕立ての制服姿のウェイター達は会場の後ろの方で料理の配膳を行っている。

 この会の為に呼ばれた銀座の有名すし職人の握る寿司に行列をつくる新入社員達。

 その横ではニューヨークからよばれた三つ星シェフが自ら料理を造り、配る。

 この二人は今日料理対決をすると司会に紹介され、会場からは歓声があがる。

 ——そして酒。

「君たちが生まれた年のワインを用意してますので」と懇親会で変わった有名芸人の司会の言葉にまた歓声があがる。「思う存分、飲んでくださいね」

 次々に開けられるヴィンテージワイン、その横ではこの日のために蔵本に依頼して仕込まれていた日本酒の樽が社員代表により割られ、ステージでは思いっきり振られたシャンパンが抜かれ「無礼講です」と叫ぶ司会の芸人によって取締役達にかけられ、さらに盛り上がり……

 世界各国の支社との中継が始まる。

 この日のために用意したと言う各地からの出し物。

 シンガポール支店からはわざわざバリに移動しての社員によるケチャの披露。業務を放り出して一ヶ月以上も練習したと言うが、その事を非難する者は誰もいない。遊びも仕事も満喫してのこの「日本」のビジネスマンだと言うのだ。その主従が反転していたってかまわない。どうせ発展して行く世界なら、声が大きい方が勝者なのだから。

 オフィスの隅で小さくなってまじめに仕事をしていたって誰も評価はしてくれない。騒ぎ、主張しろ。それが仕事に関係あったって、無くたって、どうせ発展するならば——それが成果となるのだから——言った事は全て正解となる。

 だから続く。世界各国からの素人芸能の疲労はとどまる所を知らず、羽を見せ合う孔雀達のごとく、無意味な華美を持ち敵に襲われやすいハンディキャップを持っていながらも生き残る、おのれの強靭さを見せ合う、競い合う——豊穣の中での競争……

 ——会はその狂躁の度合いを深める。

 インド支店社員のシタールの演奏が終わった後は、一度海外からの中継は止まって、売り出し中のアイドルのミニコンサート。

 もういい加減、よっぱらった新入社員が肩を組んで叫けび、挨拶でまわっていた来賓の女優が胴上げされる。

 あちらこちらでシャンパンの泡が飛び散っていた。

 リクルータで顔見知りの社員とビールのかけ合いをしている学生達までいる。

 この様子を見て顔を曇らせている会社のお偉がたもいるが、注意する者等誰もおらず、せいぜいが「何しろ学生があつまらない」と心の中でつぶやくのみ。

 だいたい、そこそもお偉がたにしたって大部分はこの馬鹿騒ぎを楽しんでいる。

 自らの若者時代、日本がまじめに物作りにいそしんで経済成長を遂げた時代を思うと、少しは不謹慎な気持ちにはなるのだが、もう大丈夫と言う気もついしてしまうのだった。

 もうこないと思ってたバブルがあっさりとまたやってきたのだから、もしかしたらこのままずっとこうして繁栄を続けられるのでは、それがこの場にいるこの者達だけでない日本国民全部の偽らざる気持ちであったろう。

 そして、好むと好まざるとに関わらず、そんなこの時代の精神の様なものの満ちるこの会場を、見渡しながら、

「まったくずいぶんと豪勢そうね」とトウコ。

「なんでも五十億かかってるって言うからな」とアキラ。

「へえ……」とつまらなそうな口調でトウコ。「確かにやたらと装飾もキンキラとしてるし、来賓で座ってる面々も金がかかってそうだけど、何処にそんなにかかってるのかは分からないわね」

「この後にもトラだかライオンだか食わすとかまだ世界中と回線つないで素人民族音楽のショーもまだ続けてやるみたいだが……」

「それでもそんなかかるものなのかしら?」

「まあ、他にもいろいろ金かけていろいろやるみたいだし、そうやって一つ一つ積み上げて行けば、いつの間にか予算どうりの金になるが……」

「……が?」

「豪勢だから金がかかるんじゃなくて、金がかかるから豪勢なんでね」

「……それが答え?」

「そう」

「……つまりぼられてるってわけね」

「半分正解だ」

「半分?」

「ただぼられているのではなく、ぼられている方だって分かってやられているんだおあいこさ」

「なるほどね」

「そうやって経済が回ってるのさ、この日本ではこんな——存在の意味が不明の会社ででもね」

「そんな存在意味が無いと思う会社を買ってあなたはどうする気なの?」

「おいおい、わかってて言ってるんだろ。別に会社は有用だから役に立つと言う事ばかりではない。適度に無能でどんかんな会社ならば、それなりに利用価値がある」

「ああつまり、無能で潰れてもらう会社の役と言う事ね。」

「ああその通り。この会社は連結外子会社として僕のグループ本体の商社の赤をかぶって潰れて貰うだったが……」

「そうねもう時間がないわね」

「そう、幸運な事に、この会社が潰れてなくなるその前に——日本がなくなってしまうのだろうからね」

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