第4話 変態魔法
金曜夜23時。騒がしい
俺は部屋のドアに『土曜まで出かけてくる』と書いたブギーボードを貼り付け、下着を持って気付かれないようこっそりと脱衣所へ来た。
コンビニの袋に下着を入れ、洗濯機の裏に隠しておく。
こうすることで、下着を勝手にどこかへ持っていかれることなくこの世界に戻ってくることができる。
いくら自宅でも真っ裸で部屋に戻るのはきついからな。
準備は万端。あとは向こうの世界に行くだけだ。
風呂場のドアを開け、顔だけを突っ込ませる。
すると我がメイドたちが呑気にカードで遊んでいる姿が確認できた。
「あっ、勇者様!」
1人が俺に気付き、声を出す。
そうすると皆一斉にこちらを向いた。
「勇者様! 勇者様!」
「いらっしゃいませ勇者様!」
メイドたちはかけより、俺に挨拶してきた。
それはいいんだが、何か違和感がある。
そうだ、俺の顔を見ずに挨拶しているんだ。
みんなの目線は少し下。なんで顔を見ていないのかを考えると、頭を下げているから……だけではないだろう。首の角度が不自然だ。
「あの、ひょっとして見えてます?」
「はい!」
!!!!!!!!!!!!
そうだ、思い出した!
俺が最初ここに来た時、振り返ったら洗濯機とか見えていたじゃないか。つまり出入り口を通過しなくてもこちらの世界を覗くことができる。
慌てて体を枠外に隠し、そっと向こうの様子を伺う。
メイド達は皆残念そうというか、物足りなさそうな顔でこちらを見ている。もうやだよこいつら。
「そういえば俺の服、できてるの?」
「はい。もう既に用意してあります」
思ったよりも早かった。
基本的に服の形は一緒で、あとはでかくするだけだからそんなに大変じゃなかったのだろう。
「それはよかった。じゃあ持ってきてくれないかな」
「あの、えっと、それがその……」
何か言いづらそうにメイドたちはもじもじしている。
「どうしたの?」
「あの、ちとえり様が、自分の部屋に置いておくから取りに来てもらうようにと……」
あンのエロリババア!
俺は年上の女性が好きだ。だがそれは『基本的に』だ。
あんな好色おピンクエロリババアが好きだというわけではない。
見た目が年相応ならアリだが、ガキみたいなのは勘弁だ。
「どうにかならないかな、そこは」
「えーっと……あっ! 勇者様、先日のシーツがございますよ!」
「ナイスだ! 早速用意してくれ」
俺は再びローマ人のように纏う。
さあ風呂を作りに、もとい服を取りにいくぞ。
メイドに案内されちとえりの部屋に着いたが、何か嫌な予感がする。
罠か? ドアを開けた途端、何か不思議な力で操られたロープが俺を縛るようになっているとかあるかもしれない。用心しておかなくてはな。
ドンドン
「おーいちとえり、俺だ」
「勇者殿かね。鍵はかかってないから入るといいね」
なにか嫌な予感がした俺はメイドを促し、ドアを開けさせた。
「きゃあぁぁっ」
ドアからはブロブのようなゲル状のものが飛び出し、メイドを取り込んだ。
捕縛されるところだった。危なかった。
「ちっ」
部屋の中にはベッドに座り、あきらかに不機嫌そうな顔をしたちとえりが、うざいものを見る目で囚われたメイドを見ている。ちょっと酷くないか?
「そんなことより俺の服どこだよ」
「ここね」
ちとえりは座っているベッドを指差す。
「出せよ」
「おっと勇者殿。ただでとはまいらないのね」
ちとえりはいやらしい笑いを浮かべ、俺を見る。
「ほぅ?」
「シャツとズボンとパンツに靴。1つにつき1舐めね」
「……別の勇者を見つけてくれ」
「ごめん! ごめんってばぁ!」
去ろうとした俺にちとえりはしがみついてきた。止ってやるとしぶしぶ服を出す。最初から出していればこんな面倒なことにならなかったのに。
俺は受け取った服をシーツに包まったまま器用に着替える。
着替え終わったところで、ちとえりは部屋から大量の荷物を持ち出してきた。
「準備できたことだし、早速行くかね」
「ん、いやまあいいんだけどさ、こんな夜更けに?」
「勇者殿は週末にしか来れないと言っていたのね。時間はなるべく有効に使いたいね」
確かに俺の都合で時間が限られているんだ。少しでも急ぎたいのはわかる。
「それじゃ行くか」
ちとえりについて行き城の外へ出ると、もう既に馬車が用意されている。少し豪華な馬車なんだが、やはりサイズが小さい。
せまっこい馬車に乗り込むと、そこにちとえりとメイドが2人乗り込んだ。
「なんでお前も来るんだ? それにメイドまで連れて来て」
「私らが旅のお供をするって言っているのね」
別にそんなものはいらない、と思ったが俺はこの世界に疎い。ナビゲートしてくれるのならば嬉しい限りだ。
もう既に動き出している馬車から降りてもらうのも酷い話だし、ここは喜んで受け入れておこう。
「そりゃありがたい」
「今更だけど紹介しておくのね。この子がごくまろで、こっちがとくしま」
……酷い名前だ。
ちとえりもそうだが、この国では何か意味でもあるのだろうか。
「もしもしちとえりさんや」
「なにかね勇者殿」
「みんな変わった名前をしておるのぅ」
「あれ、私は名前を教えた覚えはないのね」
きょとんとした顔でちとえりは俺を見ている。
「え? だってお前、ちとえりだろ?」
「ああ、これは通り名なのね」
名前じゃなかったのか。
というか通り名って普通もっとかっこよいものだったりしないか? 『深淵より来る者』とか『緋炎の使い手』みたいな。
「一体どういった経緯でそんな通り名になったんだ……」
「この国の魔導師は通り名を使うしきたりがあって、その通り名は名の前に位を付けるのね。例えばとくしまとごくまろなんだけど、『とく』と『ごく』が位なのね」
「へぇ。具体的には?」
「魔導師として一番下が『なみ』で、次が『うえ』。そして『とく』になって、『ごく』になるのね」
なんか寿司かうな重みたいだな。
「じゃあお前はなんだ?」
俺が聞くと突然ちとえりは立ち上がり、足を肩幅に開き腰に手を当てた。走っている馬車の中だというのに危ないな。
「よくぞ聞いてくれたのね! 私の位は『ちと』! 世界で1人、最強の魔導師だけしか名乗ることを許されない位なのね!」
ちとってなんだよ。チートか? いろんな意味でうさんくさい。
「じゃあお前の名前はえりなのか」
「ううん」
ちとえりは首を振った。
「話が違うじゃないか。名の前に位が付くのなら、後は名だろ」
「ごくまろはマローン。とくしまはシーマだね」
なるほど、名前を略称するのか。
「そういうことか。理解したよ」
「そしてこの私が! エーリカ・マックストーフなのね!」
ちとえりは腰に手を当てたままの格好で、無い胸を張り出すように体を反らせた。
うん、うん。なんかかっこいいようで微妙だ。
一通り言ったところで満足したのか、ちとえりはにこにこしながら席に座った。
「で、ちとえりは最強の魔導師様っていうんだからやっぱりすごいのか?」
「当たり前なのね!」
ひょっとしたらバカにしているのか? と言わんばかりにちとえりは叫んだ。
「んじゃ1人で魔王を倒せたりするんじゃないのか?」
「倒せるね」
なんだと? 俺いらないじゃないか。
だけど誰かに頼らないといけない理由がどこかにあるはずだ。
「なんでやらないんだ?」
「私が倒すのをみんな止めるのね」
「なんでだよ。倒せりゃいいんじゃないのか?」
「多分私の最強魔法じゃないと倒せないからなのね」
「最強魔法だったら倒せるのかよ」
「一撃だね」
「いちっ……」
魔王と呼ばれる相手を一撃で倒せる呪文。止める理由はわからないが、俺がやばい時にでも使ってもらえればより安全な勇者娯楽を満喫できそうだ。
「じゃあいざとなったら使えよな」
「えっ……、いいの? ほんとにいいのね!?」
ちとえりは俺をとても嬉しそうな顔で見、目を輝かせている。
「だ、駄目です! ちとえり様! あれだけは絶対に駄目ですから!」
ごくまろが必死な形相でちとえりにしがみつき懇願する。
察するにかなり危険な魔法なのだろう。
「そんなにヤバイ呪文なのか?」
「ヤバイなんてものじゃないです! メギドストライクだけは絶対に駄目なんです!」
名前だけはかっこいいが……名前負けしていないほどの威力もあるのか。
「どんなものか見てみたかったけど、見れそうもないか。残念だ」
そう言ってみたらごくまろは少し考え、
「少し止めてくださいな」
突然小窓を開け、御者にそう伝えた。
馬車が止まるとごくまろととくしまは俺を引っ張って外に出た。ちとえりは眠いから適当にやっといてと言い、馬車に残る。
とくしまは馬車の前に立ち、俺とごくまろはランタンを持って馬車から少し離れた。
「それではコホン」
軽く咳払いをし、ごくまろが両手を前にかざした。
その手の先にはありがちな魔法陣が出現。二重丸の内側の丸に六芒星、その周囲には謎文字が書かれているあれだ。
「フォーカス!」
ごくまろがそう言うと、六芒星の部分がキュッと縮まる。
「チーズ!」
そして縮まった六芒星から、火の玉が出現した。
怪談とかでありがちな人魂みたいな、手の平サイズのやつだ。
「えっと、メギドストライクは確かこんな感じの火の玉らしいです」
「なんかめちゃくちゃ弱そうだぞ」
とてもしょぼい。俺の考えていた魔法と全然違う。こんなのに負ける魔王ってどれだけしょっぱいんだよ。
「これは物理の火なんですが、メギドストライクはアストラル界の火なんです」
早速通じないワードが飛び出した。
「どう違うんだ?」
「アストラル界の火は物体に影響することができるのですが……実は物体であればなんでも燃料にできるという特徴もありまして……」
「なんでも?」
「はい。土と木どころか、岩や水までも燃料として燃やすことができるんです」
「えっ……それって……」
「メギドストライクの火はどんどん燃え移り、最終的にはこの星全てを燃やし尽くします」
お…………おっかねぇ。
本来消化に使う砂や水でさえも燃料としたら、そりゃ確かに星を丸々燃やすことになる。
「それって消せないのか?」
「はい。1000年の間燃えっぱなしらしいです。宇宙に小さな太陽が1つ生まれた、という感じでしょうか」
おっかないなんてレベルではなかった。太陽が生まれる代わりに世界が滅ぶのか。
「1000年っていうのは大げさに言っているんだろうけど、水でもなんでも燃やせるっていうのは何故知っているんだ? 実際に誰かやったことあるのか?」
「はい。以前使った者がいたそうですよ」
おいおいおい、なんでこの世界は存在しているんだ。
「水すら燃やすのに今世界が残っているってことは、消せたってことじゃないか。それはどうなんだ?」
「物理ではなく、アストラル界の水を3日かけてやっと鎮火できたそうです」
なんだ、ちゃんと対処する方法があるんじゃないか。
そりゃそうだよな。そうでなければとっくに滅んでいる。
「さっき消せない風に聞こえたが、それをやればいいってことじゃないのか?」
とくしまは目を伏せ、ふるふると顔を振った。
「いえ、その魔法ポセイ・ドーンを使える魔法使いは現存しないんです」
なんか急にだっさい名前になってしまった。
だけど魔法か……。魔法だよな、やっぱりファンタジー世界といえば。
剣でモンスターを倒すのもいいが、それもある意味現実的だ。しかし魔法だけは現実とかけ離れている。これだよ、俺が求めていたのは。
だけどこういうのってパターン的に、他の世界から来た人間は使えなかったりするんだろうか。
「魔法って俺にも使えるのかな」
「簡単ですよ」
簡単なのか。それはありがたいことだ。
「ちょっとやってみたいんだけど」
「いいですよ。ではとくしま」
「はいっ」
ごくまろがとくしまを呼ぶと、とくしまはてててと小走りでこちらに来た。
位からすると下のとくしまにやらせるのは、自分が出るまでもないからなのか。
「ではまず両手を前に突き出してみてください」
「こうか?……おおっ」
さっきのごくまろのように手を出したら、いきなり魔法陣が現れた。
特に呪文を唱えたりしていないのに、一体なんだというんだ。
「これが魔法陣さんです」
「魔法陣……さん?」
なんか親しみやすそうな、というよりも誰かみたいな言い方をする。
「そうです。私たちが手を出すと魔法陣さんたちが『何するの? 何かするの?』と興味を持ってやってくるんです。それに魔力がこもった力を加えると魔法に変換してくれるんです」
なんだその愛らしい生き物。
いや、生き物かは知らないが、きっと妖精とかの類なんだろう。
「呪文の詠唱とかあるのか?」
「ありますよ。魔法初心者には重要なんです」
「へぇ。唱えてみてよ」
「わかりました。──我ら生命の母、水よ。いでよいでたりて我が手に止りて……」
とくしまの詠唱が始まった。
覚えるのが大変なくらい長い言葉。しかも内容はかなり中二くさい。
30秒ほど経つと魔法陣の色が青になり、発動準備のような感じになる。
「……その姿、現したまえ! ゲイズ!」
唱え終わったとくしまの前にある魔法陣から、水が噴出した。その水は10mほど飛び地面へ落ちた。
「けっこう詠唱長いんだな」
やってみようと思ったが、あれを覚えるのは正直きつい。簡単だと言っていた割にはハードルが高い。
「そうですね。でも短くする方法はいくらでもあるんですよ」
「ほう?」
さっきごくまろが唱えていたのもたった二言だったし、何か秘訣があるのだろう。
「特に私たちが使う詠唱、通称ちとえり論による詠唱は魔導師の常識を覆す詠唱速度ですし」
ちとえり論?
「あいつが考えたのか?」
俺は馬車に目を向けた。
「そうですよ。何百年もかけて少しずつ短くなった詠唱が、ちとえり様によって一瞬で大幅な短縮を可能にしたんです」
ちとえりって実は凄いやつなのかもしれない。
さすがは最高位といったくらいの実力は持っているんだろう。
「さっき唱えていたのがちとえり論とやらか?」
「いえ、さっきのは通常の呪文です。ちとえり論はもっと早いです」
さっきの詠唱が普通だとしたら、実戦には全く使えない。日常生活として使うのならばそんなに不便ではないだろうが、戦いとなったら敵は待ってくれないからな。
「まず、詠唱の意味からお教えしましょう」
色々考えていた俺に、基礎を知ってもらおうと思ったのかとくしまがそう言った。
「ああ頼むよ」
「実は詠唱の言葉にあまり意味はありません。気持ちを高ぶらせ、自分の中にある魔力を練るための手段みたいなものです」
ようするにあの中二臭い台詞で自分に酔ってボルテージを上げるのか。
「なるほどな。じゃあ他の言葉で置き換えることができるってわけだ」
「そうなんです。それがちとえり論なわけなんですよ」
多分今までの人は詠唱の言葉に意味がると思い、それを削ったり似た短い言葉に置き換えたりとかしていたのだろう。それは時間がかかるし効率的ではない。いいところに目がいったなちとえりは。
「じゃあちょっと唱えてみてよ」
「え!? い、今ですか?」
とくしまは少し驚いたような反応をした。
「ああ。どれくらい早くなるのか見てみたい」
「あの……あ……わ、わかりました……」
少しうつむいたとくしまは、意を決したように前を向き、手を突き出して魔法陣を出現させた。そして────
「『ぐっへっへ。口では嫌がっていても体は正直だな』『いや! やめて領主様!』『ほぅらここはこんなに濡れているぞぉ』『そんなっ……くやしい、でも!』」
とくしまの前にある魔法陣から、すごい勢いで水が噴出し、闇夜へ消えた。
………………。
…………。
……。
……え?
な、何今の?
「も、もしもしとくしまさんや……」
とくしまは顔を真っ赤にしてうずくまってしまった。
「あら勇者様、さすが勇者と呼ばれるだけはありますね。こんな子供にあんな卑猥な言葉を言わせるだなんて」
にやにやした顔でごくまろは俺を見る。
「ど、どういうことか説明してくれ! それにとくしまは小さいだけで子供じゃないだろ!」
「とくしまは11歳ですよ」
えっ……。
ああああああもうお前らの歳わかんねぇんだよおぉぉ!
「じゃじゃじゃじゃあお前のさっき唱えていた『フォーカス』とか『チーズ』も、詠唱の類なのか?」
「そうです。自分の中の魔力を高めるための詠唱です。私はこれだけで低級魔法から高級魔法まで全て発動させることができるんですよ」
「高めるって魔力だろ! なんでとくしまのは卑猥な言葉になってるんだよ!」
「ちとえり論では、魔力を高めるのと性的な興奮は同じものとしているからです」
えーっと……。
つまりこいつは盗撮癖みたいなのがあるのかもしれない。
そしてとくしまは無理矢理されるのに興奮するのか。恐ろしい11歳だ。
「だけど口に出す必要あるのか?」
「えっと、それはごっくんしろってことですか?」
顔を赤らめ、両手の先で頬を抑えながらごくまろは聞いてきた。
へ? え? …………ああ!!
「ち、ちげーよ! 詠唱を口に出して唱える必要があるかってことだよ! 心の中で詠唱すればいいんじゃないかって話だよ!」
「ああそっちですか」
残念そうに答えるごくまろからは、さすがちとえりの弟子だという風にしか感じられなかった。
「言葉にするのは大切ですよ。そのほうが興奮……もとい魔力がより高まりますから」
露出狂的な興奮じゃないか。
変態最強。駄目だこの世界。
「そしてこのちとえり論はかなりの物議をもたらしまして、ちとえり様は一時期国外追放を受けるハメになりました」
そりゃ追い出されるわな。
だけど呼び戻されたということは、それだけちとえりが重要だという証拠でもある。
「今では私たち魔導メイド部隊のみがこのちとえり論を継承しています」
ああ、だからこいつら男の裸に興味があったのか。
恐らく俺用のメイドがそうなんだろう。
よかった、この国の人間がみんなあんな感じではないようだ。
「じゃあ俺もそのうち試してみるよ」
「そうですね。今日のところはこの辺にしておきましょう。まだ道のりは長いですから」
そして俺らは馬車に戻り、一眠りすることにした。
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